更新:98/06/15 20:00
Neko-1の組み立て
まず、パーツリストと付属部品の数をチェックしてください。
すべてボランティアの協力により仕分けしてますので、不足が有った場合は、
お許しください。RやC等に関しましては、不足が有った場合、出来ましたら、
各自で揃えて頂けたら幸いです。入手困難な部品が無い場合は、お手数ですが、
宅配便発送者リストにある住所までSASEで(自分の住所氏名を記した返信
用封筒を同封して)請求ください。
□組み立て
取り付け部品は、すべて基板上にシルクで印刷されています。極性のある部品、同じ様
な似た部品の取り付けに注意願います。
TNCを一台も作ったことのない初心者でも試作基板を動作させることが出来ています
ので製作自体は簡単だと思います。
以下、番号順に部品を取り付けると良いでしょう。
1.CPU(Z84C015)
CPUの半田付けの参考資料としまして、「ハンダヅケ.DOC」を参照ください。
万一CPUの半田付けを失敗してAKI80をのせられる場合は、付属の
「SHIPPAI.DOC」を参照ください。
2.抵 抗
種類が多く、間違えやすいので、カラーコードを良く見て最初に抵抗値別に分類して
しまいましょう。分類後テスターで確認すれば確実です。
CAT回路をリグ側に付ける方は、R60の680オームは取り付けないで下さい。
3.ダイオード
黒い大きいダイオードが電源のです。
極性が有りますから、向きを間違えないように取り付けて下さい。
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A K(帯)
CAT回路をリグ側に付ける方は、D17−18は取り付けないで下さい。
4.ICソケット
この基板は、全部切りかきが左側になっています。左側に切りかきが来るように全部の
ソケットを取り付けて下さい。フラットのRAMの回りに48ピンの穴が有りますが、
ここには何も付きません。間違えてソケットを付けないように注意して下さい。
5.ラダー抵抗
赤い細長い部品がラダー抵抗です。字の書いて有る面の一番左に縦線の入った足が
1番です。C5の隣のランドが1番になりますので、ここにラダー抵抗の縦線の有
る1番ピンを合わせてください。
6.コンデンサー
これも種類が多くて、間違えやすいので、注意して下さい。
蛇足ながら値の読み方を以下に記載しますので、参考にして下さい。
100P=101 220P=221 470P=471 1000P=102 3300P=332 0.1μ=104
7.VR(可変抵抗器)
基板上のVRの位置にはいろいろなVRにあう様に沢山の穴があいています。
裏面のパターンを良く見ればどの穴を使うかわかると思います。わからなかったら、
無理に差し込まないでも入る穴位置を探して下さい。足を曲げないと入らない位置は
違います。また、右に回し切った時に最少になる場合も有りますので、右でMAXか
左でMAXか、調整の時に確認して下さい。
8.クリスタル
3個共同じ形をしていますがそれぞれ周波数が違いますので、ご注意下さい。
上面に周波数が書いて有りますので、間違えないように取り付けて下さい。
9.D−SUB 25P
RS−232Cの抜き差しで、基板の半田付け部分にストレスがかかりますので、
必ず基板にビス(なべ頭の3×5m/m)止めして下さい。
10.三端子IC
シルクが太くなっている方に放熱部分が来るように取り付けます。入力電圧が高いと
多少発熱します。裏面に付けて、ケースに放熱させる方法も有ります。
(タ*コのTNC−22みたいに・・・(^^;))
11.LED・電池・ミニDINコネクタ・SW
ここまで来ると、後はLED・電池・ミニDINコネクタ・SW等だけですね。
SWはケースに付けるタイプの物が付属していますが直に基板に付ける事も出来ます。
この場合は、日本開閉器の B-12AV 又は、B-12JV を購入して下さい。
LEDは足は切らないで長いままにしておき、後でケースにあわせて切った方が良いで
しょう。
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長 短
最初に電源を入れると、PWR−CON−STAの3個のLEDがつきます。
「*」を入力して、オートボーレートが決定すると、PWR以外は消えます。
また、このT118にはABコマンドが無いので、ABを変更する場合は、
RESETコマンドでRAMをクリアーしてから、再度「*」を入力してあわせて
下さい。
ミニDINコネクタの出力は、3種類の中から選べますので、CATの使用、
今までの使用環境等を考慮して、貴局の一番使い易い物を選んで下さい。
12.ICの挿入
いよいよICをソケットに差します.ICの番号と向きを間違えないように注意して
下さい。また、ICの足を曲げないように注意して挿入して下さい。
特にROMやCPUは足が多いので、要注意です。
ROMは、Z84C015の近くのがT118で、80C31の近くのがRSV96
です。
13.その他
バックアップ電池の横に有る「JP5」は裏面でジャンパーされています。
ハードリセットの為にショートピンを取り付ける場合は、このジャンパーをカットして
下さい。
□AKI80使用の場合
NEKO−1に乗せる前に必ず動作チェックをお願いします。
結構S−RAMとかチップICの足が浮いている場合がありますので、AKI−ROM
等で動作を確認してください。
□コネクター類
コネクター類の詳細に関しましては、付属の「コネクター.DOC」を参照ください。
□調整
付属の RSV.DOC を参照ください。
□コマンド
付属の SYSTEM.DOC を参照ください。又、追加、変更コマンドに関しましては
118ADD.DOC を参照ください。
□参考ブレテン
7K1PDM局が@MAKEでUPした以下のブレテンを参考にされてください。
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Date: 27 Dec 93 12:45
Message-ID: <10071@JF1LGS>
From: 7K1PDM@JF1.10.JNET1.JPN.AS
To: MAKE@JPN
Subject: Neko-1作りました
Path: JG1GJH!JR1ZQI!JM1YPQ!JM1YFN!JM1PPM!JE1XNA!JF1LGS
パケット仲間のJR1PEQ/加藤さんから、Neko−1の試作基板を分けて
頂きました。なかなか奇麗な基板です。作った結果は(^_^)でした。
私のは、Aセット(100ピンCPUを自分で半田付けするタイプ)で、
組み立ては5時間余りでした。組み上がった後、1発で動作しました。現在、
数局で試作Neko−1が稼動を始めており、再現性は良好のようです。Bセット
(AKI−80使用タイプ)も動作しています。加藤さんも書いていましたが、
現在の基板は若干のパターンカットとジャンパー線が必要なため、配布に向けて
改版中だそうです。申し込まれた方は、暫くお待ち下さい・・・。
Neko−1は、オリジナルのTNC−2のROM(I/Oアドレス変更と
コマンド追加のパッチ)やG3RUHのTX−ROMデータ(どちらも使用
許諾済み)を使っています。
9600部分は1チップマイコン(80C31)とそのファームが基本構成の
RSV96を原形としています。Neko−1では、NRZ<>NRZI変換も
1200/9600共に、このマイコンの中で行っています。従って、9600
内蔵のTNCとしては、とてもシンプルだと思います。更に、CATを使った
周波数制御(PIOの1ビットをソフト制御・・・hi)等も組み込まれて
いるのですから、アマチュアの作ったTNCとして新鮮さが感じられます。
Neko−1を組み立て、使ってみて、とても楽しめました。このメッセージも
Neko−1を使用してHOME−BBSの周波数へQSYし、UPしています。
加藤さんをはじめ、開発、試作、協力各局、又、RSV96の使用を快く受諾して
下さった吉田さん、どうも有り難うございました。
DE 7K1PDM@JF1LGS
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以上。
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