更新:98/06/18 20:00

Neko-1


93年12月〜95年08月にキットで配布しました。



すでに配布は終了してしまいましたが、Neko−1はWTKグループのNekoシリーズ第一弾のTNCです。Neko(猫)の由来はCATシステムから来ており、パソコンからTNC(Neko-1)を経由してCAT対応トランシーバの周波数変更等、各種コントロールが出来ます。

Neko−1の設計目標は、安く簡単にTNCを作ることでした。フルキットで17000円程度で1200bpsと9600bpsのモデムを搭載したTNCを作ることが可能なものです。CPU等のフラットLSIを自分で半田付けすると安価に製作できますし、腕に自信が無い人や半田付けに失敗した人はAKI80を乗せて作ることもできます。


Neko−1の特徴は、JS1RSV局が作成したワンチップマイコン(i80C31)を使用した9600bpsモデム(RSV96)が搭載されていることです。構成は、Z84C015を使用したTNC-2クローンのTNC部分に、RSV96 (9600bps)とTCM3105 (1200bps)のモデムを付けた、 9600/1200bpsモデム内蔵のTNCです。一般のTNCと大きく違っている部分は、9600bpsモデムにRSV96を使用している事と、NRZI変換をi80C31内部で行う事でICを減らしローコスト化した事です。そのため、一般のTNCの回路とは大きく異なる所があります。


Neko-1の配布ディスクの中から

Neko-1ライブラリ


Neko-1ライブラリ補足

Rev.H->Rev.J差分パッチプログラムの使い方は、カレントディレクトリに配布された118のROMデータをT118RSV.BINと言う名前の32Kバイトのバイナリファイルにして、解凍してできたPCH_RSV.COMを実行して下さい。バックアップファイルは残しませんので御注意願います。

鳴く猫の実験プログラムとは、32KBもあるモデム側のROMの中に音声データを入れて、Neko-1を鳴かせてみようというプログラムです。開発の意図は、フォーンとパケットが共存する周波数で、フォーン運用局に「周波数が使用中である」ことをマイクを握ることなく知らせるためのものです。音声データは各自で自由に作れます。


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