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■ 拡散式ウォッシャーノズルの装着 ■

拡散式ウィンドウ ウォッシャーノズルを装着してみました。
ジェットシャワーの効果やいかに・・・?

 
●1999-06-26:新製、 ●2002-02-17:レイアウト変更、あとがき加筆


 【参考図】 装着後の作動状態。こんな感じになります。
装着後の全体図
 噴射状態
(注:右の画像でボンネットまで濡れているのは、雨天時に撮影したためです。  
   決して拡散ノズルによる水膜がボンネットを直撃したわけではありまん・・・。)

STEP1 ・ 拡散式ノズル・・・とは?
 

拡散式ウィンドウウォッシャーノズルとは、その名の通り、ウォッシャー液を扇形状のシャワー状態にしてウィンドウに噴射させるものです。うたい文句は、「今まで行き届かなかった部分にも、より短時間で効率よく噴霧し、ワイパーの洗浄効率をアップさせる。またメッキ処理によりドレスアップにもなる。」 というものです(商品パッケージより)。

私が購入した商品の名前は 「ジェットシャワー(R)」、製造元は日星工業(株)、部品番号はR−52型、購入価格はディスカウントストア (=ドンキホーテ) で4480円!!定価がいくらか分かりませんが、ディスカウント価格で4480円は( 左右2個セットであっても )正直言って高い!・・・と思いましたが、結局、ノーマルノズルよりも機能性がアップする( であろう )ことを期待して、思い切って購入することにしました。

【図1】 商品パッケージと構成部品(左右2個セット)の様子。
商品パッケージ
左右の構成パーツ

ノズル本体の材質は真鍮( しんちゅう )製で、表面にクロムメッキ処理が施されています。構成パーツは右上の画像にあるように、ノズル本体の他、平パッキン、テーパーパッキン、ベース( メッキ台座 )、平ワッシャ、スプリングワッシャ、ナットの7部品となります。なお、パッキンはクルマに合わせてどちらか一方または両方を使用します。
 

STEP2 ・ 拡散式ノズルの仕組み
 

【図2】 ノズルの拡大図。ボルト頭の「切れ込み」に注目。
これがノズル。切れ込みに注目。
ノズルを下から見た図

さて、それではその仕組みについて見てみましょう。ノズル本体は中空のボルトです。ここで、ボルトの頭に相当する部分に「スパッと切れ込みが入っている」のがミソです。つまりウォッシャー液は、ボルトの下から中を貫通して圧送されるのですが、開放端であるボルト頭部に達した瞬間に 「角度のついた平面( 斜面 )に衝突する」 ことにより、左右へ拡散しながらウィンドウに噴射されるのです。商品パッケージによると、「拡散噴射角度は70°」となっています。実際には上下方向にも多少拡散します。
 

STEP3 ・ 純正ノズルの取り外し
 

【図3-A】 ボンネットフード裏側の様子。ノズルはここから取り外します。
運転席側のノズルボンネット裏側のようす
助手席側のノズル

純正のノズルを取り外すのは、極めて簡単です。ボンネットの裏側から、ノズルと一体になっているクリップ部分をつまんで、外側に押し上げるだけです。外すだけなら工具も何も必要ありません。

【図3-B】 ボンネットから取り外した、純正の「2方向噴射タイプ・ノズル」。
ボンネットから取り外した純正ノズル
可愛らしい、純正の「ノズルくん」

純正のノズルは、2方向噴射タイプのノズルです。 取り外してみると、案外可愛らしい形をしています(・・・と感じるのは私だけ?)。なんか、こう、モーターボートの船外機のような形をしており、思わず「 ノズルくん 」と言ってしまいたくなるような形です(・・・と感じるのは私だけ?)。まあ何でもいいや。次の説明にいきます。
 

STEP4 ・ 拡散式ノズルの取り付け
 

拡散式ノズルは14mmのボルト相当ですから、ボンネットの裏側からナットで締め付けて固定します。その際、付属のパーツは 「本体→台座→パッキン→ボンネットフード→平ワッシャ→スプリングワッシャ→ナット」 という具合になるように、順番に使用します。その際、ナットはまず借り締め状態にしておき、ウォッシャー液全体の拡散具合を見定めて微調整した後で本締めします。

【図4-A】 仮設置した拡散式ノズル。ボンネット裏側からナットで固定します。
ノズルを取り付けた状態
ボンネット裏側からナットで固定ホースを接続して、作動状況を確認する

ということで、まずは2種類あるうちの 「平パッキン」 を使用して組み付けてみました。仮締めして、早速作動状況を確認・・・してみましたが・・・・見事に失敗!・・・。フロントウィンドウの下側1/4(よんぶんのいち)までしかウォッシャー液が届かないのです。左右方向には、確かに広がっているのですが。これはどういうことかというと、BGレガシィの場合、「平パッキン」 を使うとノズルがボンネットフードと平行になってしまうので、上下方向の噴射角度が足りなくなってしまうのです。そこで気を取り直し、付属されていたもう一方の 「テーパーパッキン」 を使ってみることにします。

【図4-B】 「テーパーパッキン」を使って、上下方向の噴射角度を調整する。
テーパーパッキン。つまり斜めになっている。

「テーパーパッキン」 とは、要するに斜面状の傾きを有するゴム部材のことです。図4-Bでは、画像の左側が肉厚が薄くなっているのに対し、右側は厚肉になっています。今回の私の場合は、厚肉の方をリヤ側に、薄肉の方をフロント側にくるよう設置すれば、ノズルがスラント角を持つので結果として( 先ほど不足していた )フロントウィンドウの上方に向かってウォッシャー液を噴射調節できることになるのです。

さて、こうしてテーパーパッキンによる上下方向の噴射角度を調整してみた結果、今度は見事 「ドンピシャ!!」。おおお〜、ウィンドウ全体にウォッシャー液が拡散しているのが分かります。これはなかなか良さそうです。 きっと、発売元でも事前に各車へのフィッティング状況をリサーチし、大まかに2種類の設置角度が必要であろうと判断してパッキンを同梱してくれたのでしょう。BGレガシィには、このテーパーパッキンがジャストフィットです。
 

5.まとめ ・ 使ってみての感想
 

「なかなか良いかも知れない」 というのが、第一印象です。うたい文句通り、左右方向にちゃんと拡散していますし、上下方向にもある程度は拡散しています。つまり、ホントにウォッシャー液がウィンドウ全体に拡散しているのです。う〜ん、これはなかなかスグレモノかも知れません。

ただ、一つだけ懸念点があります。それは、例えば高速走行中でもちゃんと使用できるのだろうか? という点です。つまり、基本的には単位時間当たりに噴射される水量は変わらないまま、2方向噴射だったものを拡散式に変更したのですから、噴射される水膜自体は「 細々とした柔らかい噴射 」となっているのです。「噴射」 と言うよりは 「噴霧」 といった感じです。こういった状態ですから、大きな風圧が加わる高速走行時においても、ウォッシャー液が問題なくウィンドウに命中するかどうかが心配なのです。この点については、後日機会を見て確認します。

あと、これは単に( 機能性に対する評価ではなく )個人的な趣味の範囲での感想になりますが、クロムメッキの色を何とか変えてみたいです。ボンネットから見えるノズルだけでなく、ノズルの「 台座 」もクロムメッキ仕様になっているため、ボディカラーによっては似合わないというか、目立つというか、他の部分との釣り合い( カラーバランス )が取れない?ように感じるのです。・・・ということで、近い将来、私は台座の部分のみ、色を「 レッドマイカ 」または「 キャンディレッド 」に変えるでしょう (そないなことすれば、余計に目立つやんけ!・・・ってなツッコミは無しね)。

現在(6/末)までの満足度=☆☆☆☆
(※5つ星でないのは、価格が高いことと、高速走行時の作動具合を確認していないため)

↓ 2002-02-17:加筆 ↓

使用し始めてから3年弱が経ったが、高速走行時を含め、作動状況には特に不具合な点はない。また、ノズル本体の 「詰まり」 などのトラブルも無く、耐久性にも問題は無いと思われる。ただし、現在では他メーカーからも類似商品がいくつか発売されているので、コスト的に安い商品を選ぶことで問題ないと思う (このページで紹介した商品を積極的に選ぶ理由は特に見あたらない)。
 

 
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