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18.8ナンバー登録に関する Q&A

このページでは、8ナンバー(装備、登録など)に関する具体的なQ&Aを紹介します。    
ただし、その内容は2001年9月30日まで実施されていた旧・構造要件を元にしたものです。
2001年10月1日以降の ”新・構造要件” をカバーした内容にはなっておりません ので、  
ご了解願います。なお、このサイトは個人開設のサイトです。構造要件や税金などに関しては、
お住まいの管轄の陸運支局または税務署などしかるべき機関にお問い合わせ下さい。    

 

<念のため : おことわり>
以下の内容は私が個人で調べたものです。私は8ナンバー登録業者ではありませんし、
「単なる個人」ですので、分からないことも多々ありますことを、最初におことわりしておきます。

■ 収録事例・・・4件 (03/11/15 現在)

事例4.NOx法がらみで重量UPが必要となる場合、どのような対処方法がありますか・・・?
事例3.キャンパーキットが多数発売されていますが、お勧めのキットがあれば教えて下さい。
事例2.キャンピングカー以外の8ナンバー車は、保険を取り扱わないと言われたが・・・?
事例1.ショップからローンで購入した8ナンバー車、対応が悪く別のところで車検を取りたいが・・・?

各内容はページの縦スクロールで以下に出てきます。

NOx法がらみで重量UPが必要となる場合、
どのような対処方法がありますか・・・?
<質問>
8ナンバー化により、NOx法がらみで重量UPが必要となる場合、どのような対処方法が
ありますか。また、NOx法の対象車種になるかどうかはどうやって分かるのですか?
<回答>
まずご自分のお車がNOx法の規制対象車種に該当するかどうかは、次の方法で確認できます。
  ・(中古車などの場合)車検証に記載されていることがある。
  ・各地の陸運支局に電話で問い合わせると、たいていその場で規制対象車種を教えてくれる。
一度車検証をご覧になるか、もし記載が無ければ陸運支局に直接お問い合わせ下さい。

次に、もしも規制値をクリアしていなかった場合の対処法ですが、「8ナンバーのキャンピングカーで総重量が2.5トンを越える」場合には、規制対象外となりますので、対処法としては

(1)乗車定員を増やす

法規上、定員1人あたり55kgで計算されますから、例えば定員を2人分増やせることが出来れば、重量が110kg増えた換算になります。極端な例を挙げると、普通免許で運転できる定員枠は10人なので、キャンパーの場合は乗車定員の1/3以上を就寝定員に当てる必要があることから4人分(端数切り上げ)のベッドを設置できれば、10人×55kg=550kgの重量を稼げることになります。(注、これはあくまで極端な例ですが。)
この場合、実際のシートが増えるのでシート(フレーム)本体の重量も加算されることになります。

(2)給水タンクをたくさん積む

例えば10リットル入りの給水タンクを2〜3個など、複数個積んだ状態で構造変更を受けるとか、ベッドの板を厚くするなどの手があります。

(3)床に鉄板を敷く

あまりお勧めできませんが、どうしても・・・ということであれば、床に鉄板を積むのが手っ取り早いでしょう。砂袋という手もありますが、結構かさばりますので、比重の大きな金属を積む方が現実的ですね。
 
ただし、もともと規制をクリアしていれば関係ないですし、直噴式のディーゼルエンジンを搭載した一部の車種では総重量を5トン以上にする必要があるそうですから、やはりお住まいの地域の陸運支局にお問い合わせされるのが、一番確実です・・・。
 
キャンパーキットが多数発売されていますが、
お勧めのキットがあれば教えて下さい。
<質問>
キャンパーキットが多数発売されていますが、お勧めのキットがあれば教えて下さい。
また、キットを選ぶ際の注意点などがあれば、合わせてお願いします。
<回答>
お近くにショップがない場合でも、通販でキットは購入できますので、一般的な回答から。
 
●後付けキャンパーキットの注意点
 
(1).8ナンバー対応かどうか
市販のキットの中には、フルフラット(ベッド)にはなるが機材が無かったり、機材は積んでいるが構造変更用の書類が同封されていなかったりするものもあるようです。8ナンバー取得が目的でしたら、簡易型ではなくちゃんとナンバー取得に使えるものを選ぶ必要があります。
逆に室内での就寝が目的であり、8ナンバー化が目的ではない場合は、価格からも部品点数の面からも、簡易型を選ぶべきでしょうね。
(2).収納はコンパクトかどうか
ベッドを設置した状態は、どのキットでも、そう大きくは変わらないと言えるでしょう。しかし、それを収納した状態では結構な差がでてきます。例えばベッドの床を大きな板で構成している場合と、6〜8枚の小さなで板で構成している場合では、収納時に利用できる荷室の空間には差がでてきます。
(3).キット全体の重さはどうか
カタログには載っていないことの方が多いですが、キャンパーキット全体の重さはけっこうなものになるかも知れません。そんなとき、ちょっとした重さの違いで重量税の区分が変わって(越えて)しまうことがないように、問い合わせをしておくのも手です。
 
●キャンパーキットの紹介本
 
車種別のキット紹介本としては、例えば辰巳出版から「ランドクルーザー・パーフェクト・ファイル」という本などが出版されています。もし仮に、そのような車種別の専用本が発行されていない場合でも、例えばアクセサリー&パーツカタログの総合案内本として
  ・4×4マガジン別冊 「2000年版4×4ガイドブック」 2980円
などがありますから、本屋さんでのぞいて見て下さい。取り寄せも可能なはずです。
 
●キャンパーキットの具体例
 
(1).「NEW キャンパー 1・2・8-II 」、 12万8千円〜
これは全国の「88ハウス」で発売されているキットです。雑誌では対応車種○○用と紹介されていることが多いですが、各車種別がそろっています。値段はちょっと高めかな? ベッドの床板は4枚構成ですね。
(2).myx(マイクス) オリジナルキャンパーキット、 6万2千円
「GOOD OPEN AIRS」から販売されている格安キット。ベッドの床板は8枚構成。問い合わせ先:TEL045−459−2289。値段は大変魅力的です。車種はランドクルーザー用など。
(3).トヨタ自動車・特販&特装車両部
ここからはコンプリート車が販売されています。キットだけを販売してくれるかどうかは不明ですが、おクルマがトヨタ車の場合は、問い合わせてみる価値はあるかも。住所は「名古屋市東区泉1−23−22」、電話は「0070−800−778899」です。

とりあえず、こんなところでしょうか・・・。あまりお役に立てなかったら、すみません。
 
キャンピングカー以外の8ナンバー車は、
保険を取り扱わないと言われたが・・・?
<質問>
現在加入してる自動車保険会社は、キャンピングカー以外の8ナンバーは扱っていません。
KAZさんは、どこの自動車保険に入ってるのでしょうか?
<回答>
私(KAZ)のレガシィの加入保険会社は「東京火災海上保険(株)」です。
契約のクルマの用途は「特種用途自動車」、PAP、対人=無制限、対物=500万円、搭乗者=500万円、これに車両保険を今年(3年目)は220万円を付けています。ちなみに年齢制限はありません(年齢を問わず担保)。私の場合、レガシィはスバル車なので、保険は「スバル興産」という代理店を経由しての加入です。
まずはお乗りのお車のディーラーで加入できないかどうかを打診されてはいかがでしょうか?
どうしてもだめなようでしたら、少なくとも直接「東京海上」に打診されるのが良いかと思います。
 
  ●東京海上火災保険(株)  契約に関する相談窓口 フリーダイヤル
     東京  0120−119−892
     名古屋 0120−758−892
     大阪  0120−161−892
   受付時間はAM9:15〜PM5:00となっています。

ちなみに私は東京海上の関係者ではありませんよ・・・。参考になったでしょうか?
 
ショップからローンで購入した8ナンバー車、
対応が悪く別のところで車検を取りたいが・・・?
<質問>
8ナンバーの中古車をショップからローンで購入したが、店の対応が悪くて不満です。
近々車検を迎えるのですが、購入ショップ以外でも車検は受けられますか?
<回答>
もちろん可能です。ショップに依頼しなくても、8ナンバーの継続車検を受けることは可能です。その際、名義と車検とはまったく別物ですから、ローン支払い中でお車の所有者がショップ名義であったとしても、例えばご自分でユーザー車検にトライすることも可能です。基本的には、次の3つの方法で継続車検が可能だと思います。
  (1)ディーラーに車検を依頼する。
  (2)車検代行業者に依頼する。
  (3)ご自分でユーザー車検を受ける。
 
まず(1)のディーラーに依頼する場合ですが、8ナンバーに関係する機材がそろっていることを条件にOK、とするディーラーも存在します。所有者と使用者の名義が別である件については、やはり関係無いとのことでした。ただし、検査内容が通常の定常的な車検の場合とは異なりますので、ディーラーによっては断られるか、事前に相談が必要、と回答するところもあるかも知れません。費用については、ショップに出すよりは安いでしょうが、それほど安くはならないと想像されます。ただ安心感はありますね。
 
次に(2)の代行業者です。機材がそろっていることが条件になるのは、(1)の場合と同様です。ただし、その代行業者自身が8ナンバーなどの特種用途自動車やマル(改)自動車を販売しているような場合は、車検用に一時的に機材の貸し出しを行う業者もあるかも知れません。でもそのような業者は、大阪県警での摘発事例が示すように違法行為に当たります。今後は取り締まりが厳しくなることはあっても緩くなることはありませんから、きちんとした代行業者を選ぶことが重要になってくると考えます。つまり、不幸にも中古で購入したお車に機材が付属していない場合は、やはりキットなり自作なりで機材をそろえる必要があります。
 
次は(3)のユーザー車検です。車検までの日数があるようでしたら、次の方法をお勧めします。
  ・ディーラーに行って、12ヶ月点検または24ヶ月点検のみ受ける
   (グリス漏れなど車検用の点検をしてもらい、定期点検記録簿に記入をしてもらう)
  ・8ナンバー車としての機材チェックは自分で点検する  
  ・ユーザー車検について、本屋さんの解説本やWEBのHPで把握しておく
  ・いざ、ユーザー車検にトライ
東京都(私=KAZ)の場合、継続車検に必ず必要な金額は約59000円です。重量税のみ都道府県によって異なりますので、お住まいの地域によっては、多少この値が前後します。ここから+αでかかる出費をいかに抑えるかで、コストメリットが決まってきます。
 
いずれにしても、購入ショップ以外でも継続車検は可能です・・・というのが回答になります。

 

 
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