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6/22作

日本介護福祉士会倫理綱領


1995年11月

〈前文〉
  私たち介護福祉士は介護福祉二−ズを有するすべての人々が、
住み慣れた地域において安心して老いることができ、そして暮らし続
けていくことのできる社会の実現を願っています。
  そのため、私たち日本介護福祉士会は、一人ひとりの心豊かな暮
らしを支える介護福祉の専門職として、ここに倫 理綱領を定め、自ら
の専門的知識・技術及び倫理的自覚を もって最善の介護福祉サー
ピスの提供に努めます。

〈利用者本位、自立支援>
 1.介護福祉士は、すべての人々の基本的人権を擁護し、 一人ひと
りの住民が心豊かな暮らしと老後が送れるよう利用者本位の立場から
自己決定を最大限尊重し、自立に向け た介護福祉サービスを提供し
ていきます

〈専門的サービスの提供〉
 2.介護福祉士は、常に専門的知識・技術の研鑽に励むと ともに、
豊かな感性と的確な判断力を培い、深い洞察力を もって専門的サー
ビスの提供に努めます。
 また、介護福祉士は、介護福祉サービスの質的向上に努め、自己の
実施した介護福祉サービスについては、常に専門職としての責任を負
います。

〈プライバシーの保護〉
 3.介護福祉士は、プライバシーを保護するため、職務上知り得た個
人の情報を守ります。

〈総合的サービスの提供と積極的な連携、協力〉
 4.介護福祉士は、利用者に最適なサービスを総合的に提供していく
ため、福祉、医療、保健その他関連する業務に従事する者と積極的な
連携を図 り、協力して行動します。

〈利用者ニーズの代弁〉
5.介護福祉士は、幕らしを 支える視点から利用者の真の 二−ズを受
けとめ、それを代 弁じていくことも重要な役割であると確認したうえで、
考え、行動します。

〈地域福祉の推進〉
6.介護福祉士は、地域において生じる介護問題を解決していくために、
専門職として常に積極的な態度で住民と接 し、介護問題に対する深い理
解が得られるよつ努めるとと もに、その介護力の強化に協 カしていきます

〈後継者の育成〉  
 7.介護福祉士は、すべての人々が将来にわたり安心して 質の高い介護を
受ける権利を享受できるよう、介護福祉士に関する教育水準の向上と後継者
の育成に力を注ぎます。


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