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とりあえず試験レンタル中。旧伝言板ルールは引き継がれます。


冬樹蛉 だからそれは、大人の世界の言葉の綾というもので…… 2002年01月08日(火)00時50分12秒

>三鷹うい 様

>わたしは「切られたことにしたい」のではありません。事実上、
>「切られた」のです。

 きついことを言うようですが、そんなことはあなた(笑)、みなさん最初っからわかっ
てますってば(;^o^)/ 仮に三鷹さんが「自分から辞めたのです」と朝日新聞のセン
ターフォールドに二面ぶち抜き広告を打ったとて、よっぽど珍しい事情でもないかぎ
り、まあ、たいていの人は、「ははあ、大方、切られたんだな」と思うでありましょう。

 ただ、デビューしたての作家見習いに対して圧倒的な強者である有名大出版社と
もなれば、「うちはアレを切った」という形にしてしまうことの重みをよくご存じ
であるはずですから、強者たる者の思いやりとしてですね、「三鷹さんが辞めた」
という形にしてくださろうとしているわけじゃあないですか(三鷹さんの言うとお
りだとすれば)。そこいらへんの呼吸をわかってさしあげなくては。

 また、商売の世界は昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵、企業の論理とし
ては、いかな取引先であろうと、極力「諸般の事情で一時的に取引を休止している」
というペンディング状態(それが半永久的に続こうとも)の形を取ってお別れする
のが賢明なやりかたというものです。事情が変われば、いったん「取引を休止した」
相手ともまたつきあわなきゃならなくなる可能性もありますしね、商売だから。個
人対個人なら、「あんな野郎、金輪際つきあうものか」でいいんですが、組織はそ
うはいかないんですよ。三鷹さんのご担当編集者だって会社員ですしね。そこんと
こ、わかってあげなさいよ。うーん、こういうことはふつうの勤め人には説明の必
要もないほど自明のことなんですが、三鷹さんはひょっとしてお勤めのご経験は浅
いですか?

 三鷹さんのご主張から、事態を簡単に要約してみるに、つまり、こういうことで
しょう――?


セールスマン「ちわー、消防署のほうから来ました。いい消火器あります」
奥さん   「あら、ちょうどいいわ。見せていただこうかしら。うちに合うよう
       なら買うわ」
セールスマン「これなんですが……どうでしょう?」
奥さん   「うーん。これはちょっとねえ……なんだか軽いわね」
セールスマン「いい消火器ですよ。ちゃんと火が消せます」
奥さん   「そりゃそうでしょうけど、もし買ってみてだめだったら主人に怒ら
       れるし……」
セールスマン「使ってみなけりゃわからないじゃないですか」
奥さん   「それは買ってみないとわからないわけでしょう?」
セールスマン「だから買ってみてくださいよ。もし悪いところがあったら直します」
奥さん   「家が焼けてから直してもらえるのかしら」
セールスマン「やだなあ、奥さん。ちゃんと消えますって」
奥さん   「それは買ってみないとわからないわけでしょう?」
セールスマン「だから買ってみてくださいよ」
奥さん   「悪いわね、そこそこの消火器だとは思うけど、うちにはちょっと合
       わないようだわ。お引き取り願える?」
セールスマン「いえ、一度売り込みに来たからには、自分から引き取るなんて無責
       任なことはできません。私が信用を失います」
奥さん   「(それはあなたの問題でしょ)仕事熱心なのはわかったけど、うち
       には合わないから。また、うちに合う消火器が入ったらでいいわ。
       お引き取りくださいな」
セールスマン「いえ、引き取りません」
奥さん   「お引き取りください」
セールスマン「いえ――」

 奥さん、バタンとドアを閉める。セールスマン、しぶしぶ帰ってゆくが、途中で
ふりかえって、大声で呼ばわる。

セールスマン「私は“引き取った”のではありませんよ! 奥さんが追い出したの
       です。そこんとこ、はっきりしといてくださいねー! 気持ち悪い
       ですからーー!!」

 セールスマン、しばし歩いて立ち止まり、どこからともなく巨大なメガホンを取
り出して近所中に大音声で呼ばわる。

セールスマン「私は断じて“引き取った”のではないっ! 私はそんな無責任な人
       間ではないっ! あそこの奥さんが追い出したんだーーっ!」

 暗転。

(S.E. 遠くでトーフ屋のラッパ)


――と、こういうことになっているわけですよね、要するに?


>柴田よしき さま

 お久しぶりです。いやあ、うらやましいなあ。あれはいまのところ、東京でしか
観られないんですよね。雰囲気としては、それこそ岩井さん主演でも悪くないと個
人的には思うんですが……。もっとも、サングラスの女が主演なのか玩具修理者が
主演なのかは意見の分かれるところだったりして(^ ^;)。

 ビデオになるといいんですけど、予定の話はなにかお聞きでないですか?>小林さん

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とくめい 細田(てすと) 2002年01月07日(月)21時21分45秒

(いんよう)
 こんにちは。角川書店で少女小説を書いていました。で、26日、クビを切られてしまいました。
 担当編集者があまりに沢山ミスをするので、このままでは仕事を続けられないと思って、「替えてくれませんか?」と言っただけなのに。(「替えられないなら、我慢してそのまま仕事する」とも言いました。)
 まさか、あの出版社は、担当編集者を替えて欲しいと言ったら最後だなんて、知らなかったです。
 でも、会議を通ってもいない企画を通っているかのように嘘をついて締め切り設定されたり(挙げ句、会議で転かした)、電話連絡すると言った日をすっかり忘れていたり(こっちから電話して気づいたが、そもそもいつも電話が通じない)、間に合わなくなってから原稿を要求されたり(いくら短い文でも2時間で書いてくれと言われると。しかも断りなく書き替えたり)すると、普通、誰だって、担当、替えてもらいたくなりますよね。しくしく。

 AC事業部書籍課長は「作家を切ったのは、生まれて初めてだ」とか言っていましたが。もしかして、あの担当編集者は、会社のエライさんの娘だったのでしょうか。逆らってはダメなの?
(いんようおわり)

 一般読者として 残念です。 

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三鷹うい 渋滞に巻き込まれていました。 2002年01月07日(月)17時17分16秒

>小林泰三 先生、

 えーと、わたしも混乱しているんですね。角川書店の態度には。
 どう考えても角川側が切っているわけなんですが、口では「角川は切っていない、あなたが辞めたのだ」と主張してくるわけです。
 「じゃあ、辞めませんから、仕事やりましょう」と言うと、「いや、やらない」と言うので、「切ったのですね」と再度確認すると、やっと初めて「作家を切ったのは初めてだ」という課長氏の台詞の登場となったわけです。
 で、翌日、「あ、原稿返してもらわなくちゃ」と思って電話したら、「角川が切ったのじゃありませんから」と今度は別の人が言ってくる(課長氏は病気休暇)。
 ほとほと困って、ご相談することになったわけです。
 あの態度には、頭が痛くて。
 気持ちが悪いなら、小林先生、いったいどういうつもりなのか、訊いておいてくれませんか? わけわからなくて困るんです。


>(とおりすがり)古銭 さま、

 ご忠告、ありがとうございます。
 リニューアル直後だったので、相手方の売り上げがそこまで悪いのだということに気がつかなくて、ちょっと狐につままれた気分だったのですが。よく考えればリニューアルするということは、売れていないということではありますね。
 できれば、何ヶ月もかけて何作も書かされる前に、養えなければ養えないと言ってもらいたかったと思います。出せないなら出せないで何の文句もないのだから(こっちだってもうけさせられないなら、本がでなくて当たり前だと知っていますから)。
 状態が少し見えてきて、すっきりしました。ありがとうございました。


>冬樹蛉 さま、

 わたしは「切られたことにしたい」のではありません。事実上、「切られた」のです。
 事実は事実、それが良いことであれ、悪いことであれ、身に覚えのないことを言われるすじあいはないだけです。


>U-me さま、

 ご安心下さい。以前のデビューを隠して欲しいとは、角川書店側から申し入れられていません。
 きっと、彼らから見れば、前の作品なんて、ないも同然のものだったのでしょうね。ジャンルも違いますし。

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ホ・モディーズ 2002年01月07日(月)12時59分18秒

糸田田さんも連れて行ってあげてください。
のけ者にすると布団を菊汁で濡らしまくるから洗濯が大変です。
糸田田さんて実は寂しがり屋です。

すいません。パソコンの中に住んでいる妖精が暴走しました。シンクロ率400パーで。

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柴田よしき 鑑賞して来ました>小林泰三さま 2002年01月07日(月)01時28分54秒

岩井しまこ姫さまとK川書店の編集Gと共に、「玩具修理者」を観てまいりました(^^)>小林さん

良かったです(^^)

すみません、メールしようとしたんですが、実家にいるものでメアドがわからず、こんなところで失礼いたします。
ここに書き込みするのってどのくらいぶりだろう(^^;;;

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冬樹蛉 いつも連想は時をかける 2002年01月05日(土)23時58分53秒

>♪きむらかずし さま

>医者はどこだ!?

>このフレーズが突然飛び出した理由が、2001 年の 間歇日記【11月17日(土)】を読んでやっとわか
>りました。 すさまじい時間差連想。

 いやあ、ラベンダーの香りをかぐと、ときどきこういうことが……。

 それはそうと、安倍なつみバージョンはアレンジがすっきりしててなかな
かよかったすね。ラストシーンはちょっとくどかったかも。まあ、カゴちゃん
が可愛かったから許そう。

#筒井御大は、一面のラベンダー畑に向かって、「おまえらだれのおかげで
#有名になったと思ってんだあー」と叫んだことがあるとか。

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U-me 2002年01月05日(土)14時01分47秒

三鷹ういさん、お返事ありがとうございます。
なんとなく事情は伝わりましたが、ものすごく気になることが。

二度デビューしていること、つまり一度めのデビューについては公の場で言っては
いけないのでは?

>前の出版社での仕事を辞めるときに、デビューしていないということで話をまとめました。

というのは「三鷹さんも最初のデビューについては公にしないし、その前の出版社
も問い合わされても答えない」ということですよね。
こんな公の場所で「二度デビューしている」と言ってしまったら「デビューしていない
ということで話をまとめ」た意味がないですよね。

また、賞の応募条件が「商業デビューしていない新人」のみである角川書店の方も
一度めのデビューを公にされるのは困ったことなのではないでしょうか。

言葉は悪いですが、三鷹さんは経歴を偽って応募したんですよね。
一度めのデビューについて書いていたらそもそも一次審査も通りませんよね。
後でちゃんと角川書店に打ち明けた点はご立派だと思いますが、そうして受賞を
認めてくれた角川書店のためにも公の場所では「二度デビューしている」のような
形で一度めのデビューに、ルール破りに触れてはいけないのでは。

なぜ言ってはいけないだろう「二度デビューしてる」という事実をこんなところで
三鷹さんが公にしたかはよくわかりませんが、ともかく、これ以上は三鷹さんのお話
を聞いてもしょうがないので角川書店の方に問い合わせてみたいと思います。

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♪きむらかずし Re: 医者はどこだ!? 2002年01月05日(土)13時26分10秒

このフレーズが突然飛び出した理由が、2001 年の 間歇日記【11月17日(土)】を読んでやっとわかりました。 すさまじい時間差連想。

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 Re: シマウマの縞もよう 2002年01月05日(土)04時07分16秒

スティーブン=ジェイ=グールド氏の著作に触れるのは反則でしょうか?

1.シマウマは存在するか?
→馬属の中ではシマウマの方がノーマルな状態であり、家畜馬などの一部の種が縞を失っている。(家畜馬も先祖帰りで縞が出る事がある)
 →言うなればシマウマ属の中にシマナシ馬という種があるような状態。

2.シマウマの縞は黒地に白縞である。

3.縞は胎児期の体表面に一定間隔毎に発生し、その後の成長の仕方の差によって成長後の体表面上の部位毎の縞の粗密の差が出る。

4.シマウマと家畜馬の雑種の場合、縞の発生が遅れるので胎児がかなり成長した後に縞が出来る事になり、結果としてシマウマ以上に細かい縞が多くできることになる。

どこまでが観察の結果で、どこまでが仮説なのかわからなくなるのが、グールド氏の著作の困ったところだったりしますが(^^;)

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♪きむらかずし Re: シマウマの縞もよう 2002年01月04日(金)18時29分10秒

この話の面白い理由の一つは、すべてのことが遺伝子に書いてあるわけじゃない、
ってことですよね?キリンの網目模様の話として聞いたことがあります。
教訓じゃありませんが、ふと我に返ると(?)ヒトの指紋や手相はどうなんだろ
うと思いました。痛そうなので実験はできませんね。

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冬樹蛉 プレ・コンタクト・インヒビション? 2002年01月04日(金)16時19分47秒

>野尻抱介さま

>さて、この話の教訓はなんでしょうか。なにか教訓が引き出せる話なん
>でしょうか。

 それはムンドゥムグに訊いてみてはどうでしょう? 

 同じシマウマの皮膚を容器の両側から培養し、やがて容器の真ん中で
接触するようにしてみたらどんなことが起こるか、考えてみると興味深
いです。接触以前に、なんらかの化学物質のやりとりによって情報が伝
達され、ぎりぎりまであわただしく調整が行われて、いつもどんぴしゃ
りできれいな縞もようになる――なんてことになったら、けっこう面白
いんじゃないでしょうか。縞もよう生成のメカニズムを完全に解明すれ
ば、シマウマの皮膚からシマナシクロウマやシマナシシロウマの皮膚も
作れそうですね。


>(とおりすがり)古銭さま

>私の読みが浅かったようです。
>お恥ずかしい限りです。失礼いたしました。

 いえいえ、多少の読み落としは誰にでもあるものです。

>新人の原稿料は、元はといえば他の利益を上げている作家さんが稼いで
>きたお金です。編集さんが稼いだお金じゃありません。
>編集部はその作家さんのためにも投資先に慎重にならざるを得ないのです。

 かつて、スーパートランプは、A&Mのお偉いさんに、「君たちの
(ような一般ウケしそうないグループの)レコードが出たのはカーペンター
ズのおかげだ。カーペンターズに足を向けて寝てはいけない」といったこと
を言われたそうです(^ ^;)。もっとも、スーパートランプも十分一般ウケ
したわけですが、出してみないとわからないものを出してみるだけの余裕を
A&Mにもたらしたカーペンターズの功績は偉大です。貧すれば鈍すと申し
ますが、逆に儲かればますます“敏して”儲かる機会が得られるのが資本制
というものでありますなあ。私は両方とも大好きなので、彼らが同時代に活
躍したのは、まことにめでたいことであります。

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冬樹蛉 なぜそんなに「切られた」ことにしたいのでしょう? 2002年01月04日(金)15時39分14秒

>三鷹うい さま

> 特に大きな問題もないのに自分から仕事を辞めるような人間は、他者の
>信頼を獲得できません。同様に、作家の切り方を間違った出版社は、多く
>の作家の信頼を失うものなのかもしれません。

 出版社が作家の切りかたをまちがったかどうかは、その作家がのちにどう
伸びるかによって世間が判断することであって、現段階では角川書店さんが
作家の切りかたをまちがったかどうかを判断する材料はどこにもありません。
三鷹さんがこのまま鳴かず飛ばずで消えていった場合、「さすが角川」と、
のちに角川書店さんは今日の英断を称えられることになるのではないでしょ
うか? 三鷹さんが「角川書店さんが作家の切りかたをまちがった」ことを、
いつの日か実作を以て証明なさることを祈っております。

> しかし事実上、角川書店が切った以上、わたしは、「自分から辞めた」
>という汚名をきるつもりも義理もありません。

 ふつう、出版社に切られるほうが、自分から辞めるよりもはるかに大きな
汚名になると思うのですが……? そこに配慮して、角川書店さんは「三鷹
さんが自分から辞めた」ことにしてくださろうとしているのではないのでしょ
うか? もっとも、角川書店さんがそのような思いやりを示してくださって
いるというのは、私は三鷹さんからの伝聞でしか知らないので(どこかで角
川書店さんが表明なさっておいででしょうか?)、角川書店さん側が実際に
どうおっしゃっているのかはわかりません。


>>三鷹さんの経歴に大きな傷がつき、下手をすると将来が断たれてしまいます。
>
> それはちょっとありえない話ですね。
> 角川書店側の言い分も、「今辞めても、三年後また仕事をするかもしれな
>いじゃないですか」だったくらいで、作家は良い作品さえ書いていれば、い
>つでもデビューできるものですから。

 そうですよね、つまり、角川書店さんは「“辞めた”ことにしておけば、そ
の可能性もある」と提示してくださっているわけですよね? “切られた”場
合は、そのかぎりではないのかもしれませんよ。私は、「有名大出版社に切ら
れた」という経歴を残すのは三鷹さんにとって不利ですよと申し上げているの
に、その反論になぜ「辞めた」場合の、しかも、角川書店さんの言い分が出て
くるのでしょう? 結局、三鷹さんは、「今辞めても、三年後また仕事をする
かもしれない」と角川書店さんがおっしゃってくださったので、ほんとうはやっ
ぱり「辞めた」ことにしたいのではないですか?

 ともあれ、何度も新人賞相当の賞を受賞する(三鷹さんの独特な表現を借り
れば「何度もデビューする」)という大きなハンディキャップを乗り越えて大
成した牧野修さんのような方もいらっしゃいますから、一度や二度や三度や四
度「自分から辞めた」くらいでお気を落としになってはいけません。そういえ
ば、三鷹さんの発言の文章からは、牧野修さんの作品のいくつかを髣髴とさせ
る、天然の素質の迸りが感じられます。これをフィクションの文章として制御
する技巧をわがものになさった暁には、牧野さんのよきライバルとなられるの
ではないかと大いに期待しています。

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ホ・モディーズ すいません 2002年01月04日(金)12時29分01秒

パソコンの中に住んでる妖精がチョット。

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ホ・モディーズ 真実などない、すべては許されている 2002年01月04日(金)12時28分17秒

牛の領域の事象をなぞるもの
血塗られた大盛りに導かれし雀達の群
彼らが求めしは「三頭の鷹」なるもの
そして糸田田はその直腸(ただなか)に
アナルバイブを投じることとなる
まるで彼の刻をなぞるが如く…触
触が模されようとしている

この祭りの筋書きを変える法は人の手にはない
が、糸田田なら或いは

「三頭の鷹」に一つだけ忠告しておく
いまだニフでの蜜月のかがり火は
あなたの身を焦がしていることだろう
K社かH社か想い人は一人にすることだ
二羽を討ち滅ぼせるほど易くはないぞ

http://www.tt.rim.or.jp/‾token/hosobanjee.jpg

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(とおりすがり)古銭 >三鷹さま 2002年01月04日(金)05時32分13秒

 再びお邪魔します。
 とおりすがりのまま帰ろうと思っていたんですが…お邪魔いたします。

>角川書店側の言い分も、「今辞めても、三年後また仕事をするかもしれないじゃないですか」だったくらいで、作家は良い作品さえ書いていれば、いつでもデビューできるものですから。

 あの、それ、クビじゃないです。
 3年後に、というのは「今角川はあなたを育てて食べさせてあげる余裕がないから、他の出版社で業績をあげていらっしゃい。大きく育ったらウチにもあなたの部屋を用意してあげても良いですよ」って意味です。
 帰ってきても良いって言われたのはクビとは言わないです。
 出版社にとって新人作家はあくまでも投資先であって、会社を食べさせてくれるお得意さまじゃないです。
 新人の原稿料は、元はといえば他の利益を上げている作家さんが稼いできたお金です。編集さんが稼いだお金じゃありません。
 編集部はその作家さんのためにも投資先に慎重にならざるを得ないのです。
 で、もう一生取引無しっていわれたならアレですが、相手がそう言ったならその通りに売れっ子になって図々しく帰れば良いのです。
 単純で簡単な事ですね。

 前の会社と縁が切れているのなら新人として新しい出版社でやり直す事は普通だと思います。漫画家さんでも気づかれずにいらっしゃいますし。

 いい加減な作家だという噂が流れたなら、仕事を誠実にやり遂げる人だという実績を積み重ねていけば良いのです。
 「自分がイヤな事は他人にしない」と、三鷹さんがこの先角川の担当さんの失敗話は優しい気持ちで胸に納めておけば、担当さんもいつか成長されますからどうこう言われる事はないと思いますよ。
 頑張って新しいお仕事先を見つけてくださいね。

>冬樹蛉さま
 私の読みが浅かったようです。
 お恥ずかしい限りです。失礼いたしました。

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小林泰三 すみません。ちょっと修正します。 2002年01月04日(金)03時20分45秒

気持ちが悪いので、教えていただけないのでしょうか?
           ↓
気持ちが悪いので、教えていただけないでしょうか?

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小林泰三 Re: ひとまとめでごめんなさい 2002年01月04日(金)03時15分34秒

「ひとまとめでごめんなさい」で 三鷹うい さんは以下のように書かれました。

> >よくわからないのですが、「三鷹先生が辞めたのです」というのは誰に対して
> >発言された言葉なのでしょうか?
>
>  角川書店の某課長が、わたしに対しておっしゃったことです。
>  何度「角川が切ったのですね」と確認しても、「三鷹先生が、辞められたのですよ」と言い張るのですが、担当編集者なしでどないして仕事せーちゅーんじゃい。
>  ということで、気持ち悪いことを言う角川書店は、気持ち悪いことを言わないで下さい。だって、気持ち悪いじゃないですか。

えっ?! 三鷹さんに対して、「三鷹先生が、辞められたのですよ」と言い張っ
たのですか?
すみません。少し混乱してきたので整理させてください。
ほんの数日前、三鷹さんは

http://rental1.virtualave.net/dengon0047.html#dengon20011228033110

の書き込みで

>  AC事業部書籍課長は「作家を切ったのは、生まれて初めてだ」とか言っていましたが。

と書かれていたので、てっきり出版社側は三鷹さんに対しては「三鷹さんを切
った」と言ったと信じていたのですが、その前提がくずれてしまいました。

これはどういうことでしょう? どちらかの書き込みが間違いなのでしょうか?

どちらでも大きな違いはないと思うのですが、気持ちが悪いので、教えていただ
けないのでしょうか?

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ふぉX カオス 2002年01月04日(金)01時39分01秒

懐かしいと思ってしまうボクはダメ人間でしょうか。
ホーキンスとか流行りだけで読みました。
最近は公開鍵とかが面白かったりします。

>野尻さん

移植実験はなかなか難しいですね。
いつか人間の知性が可能にするかもしれません。としかいえないな。
妄想的にはブラックジャック(勇午でも可?)ならばとは思います(^^

で、教訓ですか?
”こぼれた水はまた汲みなおせば良い”じゃないですよね。
”痛みをともなう構造改革”も違うな。
すいません。上手く言葉にできません(TT

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野尻抱介 シマウマの縞もよう 2002年01月03日(木)23時49分29秒

 あけましておめでとうございます。

 ふと思ったのですが、シマウマの縞もようはどういう原理で生成されるのでしょうか?
 表皮細胞にセル・オートマトンのような仕組みがあって、「しばらく白が続いたら黒になる」というルールがあり、自動的にあのような縞もようができるのではないか――そんな説を読んだおぼえがあります。これはカオス現象として興味をひくテーマらしく、化学振動で説明する向きもありますし、数理モデルもあるようです。

 これを確かめるためには、シマウマの皮膚の一部を切り取って同じ個体の別の部分に移植してみればいいでしょう。皮膚細胞は成体になってからも生まれ変わりが続きますから、その場所にマッチする縞もようが生成されるかもしれません。
 しかしこの実験には難関があります。移植後、皮膚の境界部分に傷跡ができて、周囲の皮膚の情報が届かない可能性があるからです。
 シマウマが裂傷をつくったあと、周囲の縞もようが変化した、なんて事例は報告されていません。傷ひとつでころころ縞もようが変化すると群れが個体識別できなくなるため、それを許さないように自然選択が働いたのではないでしょうか。
 おそらく移植実験を成功させるためには、境界部分の細胞を壊さずにオペする必要があるでしょう。

 仮にそんな移植ができたとして、移植された皮膚は、その場にふさわしい縞もようを再生できるでしょうか。
 なんとなく、できないような気がするんですが、できたら素晴らしいと思います。

 さて、この話の教訓はなんでしょうか。なにか教訓が引き出せる話なんでしょうか。

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三鷹うい ひとまとめでごめんなさい 2002年01月03日(木)23時07分52秒

>冬樹蛉 さま、

 特に大きな問題もないのに自分から仕事を辞めるような人間は、他者の信頼を獲得できません。同様に、作家の切り方を間違った出版社は、多くの作家の信頼を失うものなのかもしれません。そこで、責任を押しつけ合うなどということが起こるのかもしれませんね。
 しかし事実上、角川書店が切った以上、わたしは、「自分から辞めた」という汚名をきるつもりも義理もありません。

>三鷹さんの経歴に大きな傷がつき、下手をすると将来が断たれてしまいます。

 それはちょっとありえない話ですね。
 角川書店側の言い分も、「今辞めても、三年後また仕事をするかもしれないじゃないですか」だったくらいで、作家は良い作品さえ書いていれば、いつでもデビューできるものですから。


>(とおりすがり)古銭 さま、

 心のこもったご助言ありがとうございます。
 ご忠告、胸に刻んでおきたいと思います。


>小林泰三 先生、

>よくわからないのですが、「三鷹先生が辞めたのです」というのは誰に対して
>発言された言葉なのでしょうか?

 角川書店の某課長が、わたしに対しておっしゃったことです。
 何度「角川が切ったのですね」と確認しても、「三鷹先生が、辞められたのですよ」と言い張るのですが、担当編集者なしでどないして仕事せーちゅーんじゃい。
 ということで、気持ち悪いことを言う角川書店は、気持ち悪いことを言わないで下さい。だって、気持ち悪いじゃないですか。


>ふぉX さま、

 ありがとうございます。前の出版社の作品については勘弁して下さい。永久抹殺状態です。
 ビーンズは面白い作家さんが多いので、贔屓にしてあげて下さい。わたしのお薦めは相坂きいろ先生ですが、他社で人気のある作家さんも沢山参加されているので、愉しみですね。


>U-me さま、

>角川ルビー小説大賞の応募条件は「商業誌デビューしていない新人」のはずですが、
>2回デビューとはいったいどういうことでしょうか?
>経歴を偽ってのデビューでしょうか?それは問題にならないのでしょうか?
>角川書店は知ってるのでしょうか?

 前の出版社での仕事を辞めるときに、デビューしていないということで話をまとめました。デビューということで作品が出たのですが、その後の扱いも素人と同じです。要するに、読者向けにはデビュー、業界向けにはデビューしていないといった感じでしょうか。
 念のために受賞発表の一月ほど前に、角川書店にはこの間の事情をお話しして、問題がないことも確認していただきました。
 それから。ご安心下さい。わたしは勉強のために、お願いして、ルビー小説賞ティーンズルビー部門の選考会の速記録を読ませていただいたのですが、わたしが受賞することで受賞を逃した方はいらっしゃいませんでした。落ちたかたは、受賞定員オーバー以外の理由で落選してらっしゃいます。

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ホ・モディーズ すいません。 2002年01月03日(木)19時08分32秒

投稿する掲示板を間違えました。

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ホ・モディーズ リードミー糸田田黒歴史 2002年01月03日(木)19時07分15秒

あけましておめでとうございます。
糸田田さんが支配する血満国主導の世界政府樹立を阻止すべく
いろいろ頑張りたい、今年もそんなニュアンスで望みます。

http://home.att.ne.jp/zeta/lexiner/shiroma11.jpg

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U-me 2002年01月03日(木)16時49分21秒

はじめまして。かなり気になったことがあったので失礼させていただきます。

三鷹ういさんへ。

>わたしは2回デビューしているのですが

角川ルビー小説大賞の応募条件は「商業誌デビューしていない新人」のはずですが、
2回デビューとはいったいどういうことでしょうか?
経歴を偽ってのデビューでしょうか?それは問題にならないのでしょうか?
角川書店は知ってるのでしょうか?

三鷹さんの応募規定違反によって本来賞を取れたかもしれない人が取りそこなった
ようなことがあったら大変なことだと思います。

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ふぉX がんばってください 2002年01月03日(木)14時49分56秒

みなさん、はじめまして。ふぉXといいます。

>三鷹ういさん

出版業界も、夢あふれるワンダーランドじゃないんですねぇ。
でもあんまり知りたくなかった事柄でし。

ボクはビーンズのような話って好きなんです。だから、

>問題は、まだ書きたいかどうか、そういう気分になれるかどうかだけで、それは
ちょっと今のところ決めかねているところです。

などとおっしゃらずに、ぜひこれからも書いてください。

ところで、前にもデビューしていたとのことですが本のタイトル教えていただけませんか?
読んでみたいので。でもきつい話だったらダメだな。

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小林泰三 Re: 問題は出版ではないのです。 2002年01月03日(木)02時10分47秒

「問題は出版ではないのです。」で 三鷹うい さんは以下のように書かれました。

>  今回困っているのは、出版の問題ではなく、全く別のことなのです。
>  仕事を、わたしが辞めたわけではないのに(今回のデビューでは、自分では投げださないと決めていたのです。新人賞で出たので、辞めると人の迷惑になるからです)、わたしは一所懸命やったのに、自分たちの都合でクビを切った角川書店の側が、延々と「三鷹先生が辞めたのです」と、責任をわたしに押し被せてこようとしていることが問題なのです。

よくわからないのですが、「三鷹先生が辞めたのです」というのは誰に対して
発言された言葉なのでしょうか?
他の出版社や作家でしょうか? しかし、そのような話はとんと聞いたことが
ありません。
三鷹さん自身でしょうか? でも、三鷹さんには、出版社側から切ったと言わ
れたんですよね。

やはりこれは冬樹さんのおっしゃられるように、婉曲表現ではないでしょうか?
出版社が「三鷹さんを切った」と言った場合、三鷹さんの作品が拙かったとと
られてしまう可能性が高いと思いますが、「三鷹さんが辞めた」と言った場合、
出版社側の対応が拙かったととられる可能性が高いと思います。

>  小林先生、お暇なら角川書店におたずねになると面白いですよ。「辞めたのは、三鷹さんです。当社から、辞めて貰ってはいません」と、答えられると思います。

詳しい経緯にあまり興味がないので、止めておきます。

>  でも、事実は、クビを切ったのは角川で、わたしは自分では辞めていないのです。
>  つまり、事実と違うことを言い張られるのに、ほとほと困ってしまったのが、今回の問題です。身に覚えのないことを主張されると、さすがに気持ちが悪いです。
>  いったい、どうすれば、良いんでしょうね。
>  クビを切ったのは我々ですと角川書店側が認めて下されば、それで丸く収まるんですけど。

単に気持ちが悪いというだけで、実害がないのでしたら、気になされないのが
いいと思います。

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(株) 2002年01月03日(木)02時03分20秒

きなくさい話題だとログの流れが一気に速くなるなあ。やっぱり大森さんはすごいや。
ていうか大森さんの最初の答えが全てだと思いますがねえ。
それ以上なんも付け加える事はないと思うけど。
プロの物書きは作家であると同時に下請け業者でもあり、そのバランスの問題は個々の問題でしかないのでは。
頑張って、同郷の若手編集者が泣く泣く担当を押しつけられるような文豪を目指しましょう。
大森さん、安岡先生のサインもらってきて下さい。

ライターを替えて欲しいと言ったことはありませんが、
一昨年だったか、「あの翻訳家にひとこと言ってやれ」と編集さんに頼んだら、
「あんなSF界の梶原一騎と呼ばれている人物に意見はできない」と震えていました。
以前さいとう女史にお会いした際、なにげに手を上げたところ
反射的に防御の姿勢を取っておられたのを思い出しました。

では、オリジン弁当の豚汁が新しくなる時間なので、このへんで。
ところで「翻訳家を替えてくれ」と言われたことは?

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冬樹蛉 同じことを言ってるんですが…… 2002年01月03日(木)01時06分11秒

>(とおりすがり)古銭 さま

> ホームページに公開していれば、自費出版で出せばいつかは…というのは
とても前向きな行動とは思えませんし、お勧めできません。

 よく読んでいただければわかると思いますが、むろん、次善策として書いた
のですが? いちばんに書いたように、とっととよそへ売り込むか、よその賞
に応募するのがベストであるに決まっています。が、打てる手はすべて打って
おくほうがチャンスがやってくる確率が高くなるのも論理的に明白です。

> ジャンル的に年齢は大きなネックですので1年でも1ヶ月でも早い復帰が
>望ましいでしょう。

 まったくそうだと思います。歳を食っても、まったくそれを感じさせない
作品であれば問題ないはずですが、やはり新人作家を投資対象と考えた場合、
営利企業の論理が冷徹に働くことは十二分に考えられます。読者が「自分た
ちに近い人がこれを書いているんだ」と思うことがすでにして商品価値の一
部であると目されるようなジャンルであれば、年齢や性別がまったく問題に
ならないとは思えません。それは小説としての価値とは無関係ですけれども。

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暇人@2ch Re:だったら良いんですけどね  2002年01月03日(木)00時33分12秒

三鷹うい 殿

一筆啓上。

> こういう書き方をすると傲慢に思われるかもしれませんが、
> わたしは2回デビューしているのですが
「せんが」・「ですが」と同一文中に逆説を二度つかうのは如何か。

> こういう書き方をすると傲慢に思われるかもしれませんが、
>  〜すぐにどこかに拾ってもらえるだろうと考えているのです。
上の指摘以前に、この文そのものが長すぎる。
なにを「傲慢」に思えばいいのかわからないまま三行も読まされると、
文全体が見えてくるころにはいいかげん腹も立ってくる。

> とにかくデビューしようと思ってすぐにデビュー出来なかったことが
> 1度もないので
「出来なかったことが1度もない」ここはくどいのでは。
とくに 
 /デビューしようと思ってすぐにデビュー出来なかったこと/
という名詞節が長いので、文全体のバランスが悪く、
結果として二重否定がわかりにくくなっている。
書き方はあなたの感性次第だが、読みの流れを引き戻すような表現は
できるだけ控えるべき。

> (← 1度失敗して、頭を叩かれた方が良さそうですね、こんなやつ(笑))
「(笑)」はいらない。それまでの文を読んでいれば、
あなたが自らに対して苦笑している姿は想像できる。

> 執筆以外の仕事が重要な局面なので
そういう用法はあまり見かけない。
わたしの住んでいるところでは、たとえば「重要な局面を迎えているので」
などと表記する。
なお、わたしは東京在住だ。


といったようなところでやめておきますが、三鷹先生、
カネのつかない原稿だからといって手を抜くのはいけません。
プロとしての精神を疑われますよ。

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(とおりすがり)古銭 横から失礼します。 2002年01月03日(木)00時29分14秒

 はじめまして。LINKでぶらりとここへ流れてきました。
 人事ならぬ話題なので不躾ながらお邪魔いたします。

冬樹蛉さま>
 ホームページに公開していれば、自費出版で出せばいつかは…というのは
とても前向きな行動とは思えませんし、お勧めできません。
 ジャンル的に年齢は大きなネックですので1年でも1ヶ月でも早い復帰が
望ましいでしょう。

三鷹ういさま>
 角川では数年仕事をした事がありますので、新人社員など特に教育が行き届いて
いないのはよく知っています。
 経験上からいえば、4年程もすれば担当が交代する部署替えがありますので
それを待てば良かったかもしれません。
 ビーンズのレーベルは営業的にもふるわないもので、今回の三鷹さんの場合は
首を切るのに格好の口実だったのだと思います。
 他にも成績を上げられずにこの先の仕事を断られた作家さんがいるのを知って
いますが、恐らく今回のような形では初めてだという事でしょう。

ホームページを拝見しましたが、おしらせはもう少し穏やかな文面で書かれた方が
誤解を招かずに済むのではないかと思いました。
 書かれた原稿は、いくら担当の意見が入っていようがあなたの作品です。
 あとは自分の納得行く形に直して、早めに他社へ直接持ち込む事をお勧めします。
 新しい出版社でも、今回のような担当はいくらでも居ます。
 新人には新人の担当があてがわれるからです。
 その人の性格を理解して悪いところを直してもらうにはどうやってお願いすれば
聞いてくれるのかをよく考えて一緒に成長するつもりで付き合っていく事を
お勧めします。

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冬樹蛉 どこに問題があるのかさっぱりわからないのですが…… 2002年01月03日(木)00時10分58秒

>三鷹うい さま

>わたしは一所懸命やったのに、自分たちの都合でクビを切った角川書店の側が、
>延々と「三鷹先生が辞めたのです」と、責任をわたしに押し被せてこようとし
>ていることが問題なのです。

 ああ、ようやく三鷹さんの言わんとすることが呑み込めてきました。つまり、
あなたはこうおっしゃりたいのですね――医者はどこだ!?

 ……じゃなくて。三鷹さんがおいくつなのかはよく存じませんが、失礼ながら、
たぶんかなり社会経験の浅いお若い方なのではないかと推察いたします。「わた
しは一所懸命やったのに」などという学生っぽい甘えた言いまわしからも察せら
れます。べつに人生の先輩として若い方にオヤジ風を吹かせるつもりはないので
すが、一所懸命やったかどうかが評価されるのは、せいぜい中学生か高校生くら
いまでで、大人の世界では一所懸命やったかどうかなどはどうでもよくて、
果のクオリティーがすべて
です。才能と能力に恵まれた人が鼻歌唄いながら屁ぇ
こいて作ったものが、凡人が血を吐いて作ったものを軽く凌駕することが往々に
してあります。残念ながら、この宇宙はそのようにできています。

 三鷹さんのおっしゃるとおりであれば、角川書店さんはなかなかいい出版社
ですよ。
世間の会社では一般的に、社員に辞めてもらいたい場合、できるだ
け自主退職という形に持ってゆこうとします。その人の経歴にできるだけ傷をつ
けず再就職の妨げにならないような形で辞めてもらおうとするわけです。そうす
ることで、会社のほうも夢見の悪い思いをしなくてすむのです。非常に日本的で
いやらしいとは個人的には思うのですが、一面、よくできた慣習だと思います。
最近では、このような面倒なセレモニーはせずに、消耗品のようにバッサリやっ
ちゃう例が増えているようで、ドライすぎるのも良し悪しじゃなあとは感じます
けれども。

 三鷹さんの場合、大手有名出版社と一介の新人とでは、あまりにも力の差が大
きすぎ、出版社側が軽々しく「うちはアレを切った」などという形にしてしまう
と、三鷹さんの経歴に大きな傷がつき、下手をすると将来が断たれてしまいます。
つまり、三鷹さんのおっしゃるように角川書店さんが「三鷹さんが辞めた」とい
う形にしたがっているということなのであれば、それは“強者の思いやり”
“武士の情け”
なのであろうと思われます。日本的慣習としては非常によく
あることなので、素直に受けておいたほうが三鷹さんの将来のためになるのでは
ないかと思います。たいていのサラリーマンは、「会社の求める水準に達してい
ないので首を切られた」ということにするよりも、まずまちがいなく自主退職した
ことにしたがりますよ。こんなに有利な運びにしてもらっているのに、なぜ三鷹
さんがそんなに怒っているのかよくわかりません。思いやりのあるいい出版社で
はないですか?


 これが功なり名遂げた大先生であれば、“切られた”ことにされても「大手出
版社に切られるほどに、なんらかの筋を通す骨のある先生」という解釈も出てき
て宣伝にすらなるかもしれませんが、一介の新人の場合、世間はまず「(1)
(その出版社の基準で)売りものにならない品質の書き手であることが判明した」
「(2)品質はいいのだが、仕事の遂行上、その他のなんらかの大きな問題を抱
える書き手である」
のいずれか、あるいは、「(3)書き手が抱える問題
によるデメリットが、作品の品質によるメリットを上まわる」
のであろうと
邪推するにちがいありません。これは三鷹さんにとって、たいへん損です。せっ
かく角川書店さんがそうおっしゃってくださっているのなら、自主的に辞めたこ
とにしておいたほうが再出発しやすいんじゃないすか?

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三鷹うい だったら良いんですけどね 2002年01月02日(水)23時25分39秒

> 他社編集者とか出版業界全体に対して、「事実と反した評判を言いふらそうとされる」心配はないでしょう。新人作家とのトラブルでも、よっぽど面白い話ならマレにどんどん広がっちゃうことがありますが、三鷹さんのケースはそれには該当しないと思われます。

 もうすでに、この件と関係ない作家さんで、あれこれ事実と反したことを言っているってのに会っちゃったあとなので、なんとも。
 しかし、出版社と作家とのトラブルを「勝ち負け」と表現をしたあたりで、その作家さんの品性のほども、想像のつくものでありましたが。
 わたしも、面白いとは思わないんですが、なんでああ、良くも知らないことを言いたがりますかね。

 ということで、辞めたのはわたしではなく、切ったのが角川書店というのが事実です。
 歪めないですね。

 えっと、わたしはイラストは編集者の決定範囲だと思っているので、文句は言わないことにしています。
 前回は編集が大御所に頼みすぎて、必要な枚数の絵を描いてくれなかった(通常の半分ぐらいの枚数しか書いてくれなかった)ので、本文を書き足すことになりましたが、文句は言わずに従いました。締め切りもきつかったです。あの時は。

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大森 望 しかしゴマキの伊豆の踊子はともかく 2002年01月02日(水)21時19分30秒

 辻のあの恰好はどうよ。
 というわけで東京に帰還しました。

>>三鷹様
 他社編集者とか出版業界全体に対して、「事実と反した評判を言いふらそうとされる」心配はないでしょう。新人作家とのトラブルでも、よっぽど面白い話ならマレにどんどん広がっちゃうことがありますが、三鷹さんのケースはそれには該当しないと思われます。

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大森望 安倍なつみ版「時をかける少女」は今夜もうすぐ! 2002年01月02日(水)21時07分36秒

>>渡辺電機(株)さま
 担当を替えてくれと言ったことがないわたしもオリジン弁当はよく食べます。トンカツと焼肉の両方入ったやつとか。でもアジフライは食べないし、正月は実家でおせちだなあ。このへんがやっぱり人柄の差ってやつですか。
 まあしかし、「ジープを走らせる娘」と言えば、They Don't Make Life Like They Used To ってことで、「昔を今になすよしもがな」ですから、過ぎた人生を反省しても無駄です。若い娘は自分でつくろう。
 ところで大森は、「イラストレーターを替えてくれ」と言ったこともありません。似顔絵のイラストがあまりに写実的で怖かったので(なんか一ページコラムのバック全面に敷いてあった)、これなんとかなりませんかと言ったことは一度だけあります。そしたらすぐ替えてくれましたが、その雑誌はすぐ無くなりました。
 ところで、「ライターを替えてくれ」というケースは?

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三鷹うい 問題は出版ではないのです。 2002年01月02日(水)13時59分40秒

冬樹蛉 さま、
小林 先生、

 暖かいお言葉と、ご配慮、ありがとうございます。

 実のところ、出版に対しては、暗い見通しを持っているわけではありません。
 こういう書き方をすると傲慢に思われるかもしれませんが、わたしは2回デビューしているのですが(1回目のデビューでは、クビを切られたのではなく、わたしの方が相手を見限って辞めています)、とにかくデビューしようと思ってすぐにデビュー出来なかったことが1度もないので、自分さえ書きたいと思うのならば、次だって、すぐにどこかに拾ってもらえるだろうと考えているのです。自分から売り込みに行かなかったのに声をかけられたなどということもあるので、人生ちょろいと思い込んでしまったのかもしれません。(← 1度失敗して、頭を叩かれた方が良さそうですね、こんなやつ(笑))
 問題は、まだ書きたいかどうか、そういう気分になれるかどうかだけで、それはちょっと今のところ決めかねているところです。執筆以外の仕事が重要な局面なので、これを機会に少し休むのも良いかなと思っています。(いつでもデビューできると思っているようなやつなので、その辺り、かなり呑気なわけです。自分でも嫌なやつだと思います。)

 今回困っているのは、出版の問題ではなく、全く別のことなのです。
 仕事を、わたしが辞めたわけではないのに(今回のデビューでは、自分では投げださないと決めていたのです。新人賞で出たので、辞めると人の迷惑になるからです)、わたしは一所懸命やったのに、自分たちの都合でクビを切った角川書店の側が、延々と「三鷹先生が辞めたのです」と、責任をわたしに押し被せてこようとしていることが問題なのです。
 小林先生、お暇なら角川書店におたずねになると面白いですよ。「辞めたのは、三鷹さんです。当社から、辞めて貰ってはいません」と、答えられると思います。
 でも、事実は、クビを切ったのは角川で、わたしは自分では辞めていないのです。
 つまり、事実と違うことを言い張られるのに、ほとほと困ってしまったのが、今回の問題です。身に覚えのないことを主張されると、さすがに気持ちが悪いです。
 いったい、どうすれば、良いんでしょうね。
 クビを切ったのは我々ですと角川書店側が認めて下されば、それで丸く収まるんですけど。

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小林泰三 Re: いや、クビになったんですよお。 2002年01月02日(水)03時19分25秒

「いや、クビになったんですよお。」で 三鷹うい さんは以下のように書かれました。
>  ですから、出版が中止になったのではなく、首を切られた、と。
>  ちょっと他に表現のしようがないので、そう言わざるを得ませんね。珍しい例だと思います。

かなり込み入ったお話ですね。これは僕の印象に過ぎませんが、やはり双方に
行き違いがあったのではないでしょうか?
いずれにしても、三鷹さんがこの件を公開されてしまったことは、冬樹さんも
指摘されているように言わば最後通牒を出したことに等しいわけですから、関
係の回復は難しいでしょうね。

>  しかしその本、かなり担当さんの意見を入れて書き直しているので、わたしの作品ですとよそに持っていくのは、多少良心の呵責を感じたりします。

その作品の中に担当さんが執筆した部分がなければ、著作権的には問題ないと
思います。
ただし、道義的には出版社に確認を入れるべきでしょう。

まあ、その作品をそのままよそに持っていかないとしても、アイデアや文章を
後の作品に生かすことはできますから、全くの無駄にはならないと思いますよ。

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管理者: 大森望 <ohmori@st.rim.or.jp>
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