【9月1日(金)】


 昼頃寝て夜10時ごろ起床。目覚ましドラクエはようやくダーマの神殿。うちのサイトがオープンした当初、「大森SFページによくぞ来た!」ってのがオープニング・メッセージで、これはもちろんダーマの神殿が元ネタだったんですが、もう「よくぞ来た!」とは言ってくれないらしい。それにしても20時間プレイしつづけて、ようやくこれから本番って感じなんですけど。どうしてくれよう。

 ドラクエのかたわら『TRICK』を見る。薬師丸ひろ子の舞台挨拶ネタに茫然。しかもなぜそれを屋久島で受ける? 強烈すぎてそれしか覚えてないかも。メインのネタはふつうすぎ。悪意がありすぎるラストのひと言は好きだな。

 SF新人賞一次の評価表を整理してからジョナサンで仕事。

 書くのを忘れてましたが、bk1SF棚の連載コラム、大森望の「SFハイパーリンク」 第二回が掲載されてます。前に書いたとおり、今回は野尻抱介インタビュー書評。出演者募集中。




【9月2日(土)】


 ダーマの神殿(現在)の先に出没する山賊四人組が強すぎて全然勝てない。僧侶・魔法使い・武闘家と無難な線で転職したつもりだったのに、魔法使いの最大HP減少が厳しい。レベル上げないとどうしようもなさそう。

 岩本隆雄の『鵺姫真話』を読みつつ馬場に出る。三村美衣はダーマの神殿(過去)で詰まってるらしい。魔法の力を奪われて、神官奪還作戦に出るあたり。
「レベルが低くて全然勝てないんだよ。殴っても7とか8とかしか出ないし。すぐ全滅しちゃう」
「武器は?」
「鉄の槍とか」
「そりゃ全然だめでしょ。装備してないものはぜんぶ売り飛ばして高い武器買わないと。しかしそんなに強いやついたっけか」
「やくそう山ほど持ってるけど回復が全然間に合わなくて」
「は? 薬草? 奇跡の石もらわなかった?」
「もらった。もらったけど、これは大事だなと思ってすぐ袋にしまった」
「え? 使ってないの?」
「使えるの?」
「だからあれは戦闘中に使うとホイミの効果なんだってば。そりゃ、あれ使わないと全滅するでしょ」
「ええ? あれ使えるの? 一回も使ってなかった! そうだったのか!」
「…………」
 宝の持ち腐れという言葉を三村美衣に贈りたい。水鏡子のほうが先に進んでいる模様。

 帰宅後、オリンピック代表のクウェート戦。中村俊輔はヒデがいないほうがやりやすそう。いっしょにやるなら後半頭みたいに縦に並べるしかないのか。それとも中田ボランチ? 稲本・中田英のダブルボランチも見たい気はする。西の右サイドはまだよくわからない。ていうか、中田が全然パス出してあげないのでかわいそうでした。本山くんの右サイドはまあいいんじゃないでしょうか。しかしなぜ吉原。平瀬が思いきり仏頂面だったのがいい感じ。




【9月3日(日)】


 牧野修『病の世紀』(徳間書店)を読む。SRIですか? それともINRI? と思ったらやっぱりそのネタが。奇病のディテールがすばらしい。しかし装丁が神崎夢って……。

 あきらめてレベル上げ一時間半。遠吠えはわりと使えるね。ダブルウィンドウにして、録りっぱなしだったアニメを視聴。やっと見た『マリンとメラン』はいい感じ。『ストレンジ・ドーン』も悪くない。『ハンドメイド・メイ』は……ここまで欲望に忠実でいいのか。子供に見せたくないアニメ(笑)。『くるみ』よりストレートなのでは。

 WOWOWのアニメを三本見てるあいだにようやくメラミが入り、魔法の法衣と身かわしの服を買って山賊と対決。石つぶて投げてくるおやじをメラミ連発で倒したあとは楽勝でした。
 石版のかけらの場所を電話で問い合わせてくる人は、こことか見てください。とくに水鏡子師匠。

 古沢さん経由で、下浦康邦氏、急死の報に接する。下浦さんと言えば、神戸大在学中のの学生時代、サンリオSF文庫からディレイニー『アプターの宝石』を出した人。神戸大SF研が生んだ最大の奇人というか神童というか、まあたいへんな人物だったんですが、意外にもたいへんかたい会社に就職し、ちゃんと結婚して、子供もできて、(学生時代からはあまり想像できなかった)堅実な社会人生活を送っていたのに。大森より二年ぐらい年上だったんで、関西海外SF研究会時代にはよく話を聞いたし、数年前までときおり怪文書(笑)が送られてきたりしたんですが。天才は早死にするというやつですか。ご冥福をお祈りします。





【9月4日(月)】


 午前2時起床。砂漠の城〜クレージュ。イオラ+回し蹴りでさくさく進む。リートルードまで到達したところでいったん封印。しかし37時間もやってるのに、埋めた石版はまだ18個中の11個。シナリオは半分も行ってないんでは。職業レベルも、最初の職が7ぐらい。先は遠い……。

 昼から、タクシーで東陽町のホテル・イースト21。家にいるとドラクエやっちゃうので、今日から二日間の自主缶詰。ガーデンプールつきのサマープランが終わっちゃったなあと思ったら、夕食つきで一人9,900円(税サ別)という破格に安いオータムプランがはじまってたのでこれに決定。

 5年前に某所の仕事で一週間このホテルに入ったときは、四つ目通りはさんで向かい側にあったイエスタデイズを仕事場として使ってたんですが、なんか取り壊されて工事中。そのかわり、葛西橋通りのスカイラークはガストに変わって健在でした。

 というわけで昼間はイースト・プラザをぶらぶらしつつ仕事。夕食は21階の《さざんか》で和食。ついてた夕食クーポンは4,000円の鬼平膳(または同等メニュー)。長谷川平蔵の屋敷はご近所だったらしい。ハゼの天ぷらとか鴨鍋とか。わりといい感じでした。




【9月5日(火)】


 午前6時起床。外は雨模様でいきなり寒い。しばらく寝床で本を読み、ガストに行って昼まで仕事。ホテルにもどって、インドア・プールで読書。雨を眺めつつ寝転がってるのもいい感じですが、やっぱりガーデンプール営業中に来たかったなあ。いや、今日の天気ではどっちみち外に出る気はしないけど。

 プールのあと部屋で仕事して、5時から一階のラウンジで共同通信のコメント取材を受ける。《ブギーポップ》と《多重人格探偵サイコ》で、「ヤングアダルトのニューウェーヴ」みたいな記事になるらしい。サイコはヤングアダルトなのか? むしろ大塚英志的に「キャラクター小説」と呼ぶほうが適切かも。

 夕食はフレンチレストランのハーモニー。栗づくしデザートが大変な量でした。
 食事を終えてから部屋にもどって、五輪代表のモロッコ戦。三浦淳宏はだいじょうぶみたいですね。本山くんのゴールはめったに決まらないまぐれあたり。こぐまさん、おめでとうございます。それにしても柳沢は……。



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