ダフネの仔育て 1

2001年5月17日
出産当日のダフネです
 獣医さんで出産のビデオテープを見せていただき有る程度は理解できましたが、去年に自分の犬の仔犬たちを取り上げた経験のある姪が東京から駆けつけてくれて心強かった。
5月17日木曜日、夕食の後片づけをしている時です、
「生まれそう!」と電話がきました。
主人に「12時を過ぎたら泊まります、鍵をかけて寝て下さい。」といって、息子の車で弟の家に送ってもらいました。
 玄関の戸を開けた途端「生まれた〜」の歓声の声が聞こえた。
 元気な子です、臍の緒を鉗子で挟み消毒した紐で結んでその先をハサミで切り、濡れた体をタオルで拭いてやると足をばたばたさせています。
 奈保子ちゃんが仔犬の口の中にダフニーのお乳首を入れてやると元気に吸い始めました。
 臍の緒に続いている青黒い塊をビニール袋に入れました、最後に子供の頭数と同じだけ有るか確認しなくてはいけないのです。
 午後9時半頃にダフニーの腹がググーッと収縮して陣痛が来ました、二匹目の誕生です。 
 その後ダフネはうつらうつらと眠ってしまいます、3時間経過して心配になりました、ダフネを起こして庭を歩かせ小用をさせ子供にお乳を吸わせますと、急に陣痛が来ました、3匹目の誕生です、よっぽど痛かったのでしょう押さえていた頭を振り払い自分で臍の緒をかみ切ってしまいました、大変です胎盤が残ったままです。
 金曜日の午前4時に矢張りお庭の散歩です、やっとやってきた陣痛も陣痛微弱で子供がなかなか出てきません、やっと生まれてもその後は力んでくれないので胎盤が出ません、又きれて残っては困ります、少しづつ人間が引っぱり出しました。
 夜が白々と明けて参りました、未だ2匹は残っているのはずなのに、ダフネは産み終わったかのように安らかな顔をして寝入っております。
 出産は潮の満ち引きと関係が有るというのは本当のようです、お昼間は生まれませんでした、土曜の夜やっと生まれた次の仔犬は死産でした。
最後の子は仮死状態でしたが何とか元気になりました。

胎盤から続く臍の緒をお医者様に貰った消毒済みの紐で結び消毒済みの良く切れるハサミで切ったところです。


2001年5月17日午後8時半、薄い膜をかぶって黒いような暖かい胎盤を引きずって産まれてきた最初の子犬が母乳を吸い始めました、まだ体が濡れてます感動の一瞬です。


5月18日
午前4時半4匹目が生まれました、見えない目でお互いにお乳の奪い合い
をいたします、ダフネの長い毛が絡まって子犬が首吊りをすると行けないので ストッキングを改良して履かせてあります。


5月21日
5匹揃って同じようなクリーム色です、見分けるために
毛糸の首輪をつけております、足の裏と鼻先のピンク色
あどけなくて可愛らしい。

ダフネは疲れ切って時々子犬の面倒を見るのもやっとです。
奈保子ちゃんが柔らかい布でお尻をチョンチョンと大小便の催促です、勢い良く飛び出すおしっこと此の顔がユーモラス
です