『 ザ・ハングマン別撮り編 』


我々にとって日常茶飯事といえる撮影法があります。その名も「別撮り」であります。
たとえば2人で会話をするシーンがあるとします。当然、演じる役者2人ともスケジュールが
合わなければなりません。しかし、そうそうみんながみんな合うわけがないのです。
そこでひとりひとり別々に撮影して、あとで編集するというわけです。


それをなるべく違和感のないように見せるため、別の人間が代役となり まず後ろ姿を撮影し、
あとで本人の顔のアップを撮影します。もっと複雑な処理としては、代役のうしろ姿にあとで
本人の声をアフレコしたり、役者にいかにも相手の顔を見ながら話を聞いているような演技を
してもらい、あとで相手の声にその画面を挿入するといった手法があります。


ザ・ハングマン暗闇編』の最終話の撮影は、ハングマン役の3人のスケジュールがどうしても
合わず、3人がアジトで話し合うシーンというのは、すべて別撮りです。同じく、風間と
南条弁護士、伊達と南条弁護士の絡みのシーンなどは、撮影日はおろか撮影場所自体、
別であります。 (
TAC@管理人

   
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