![]() 2001.3.13 大阪駅にて撮影 |
2001年3月、「雷鳥」系統の485系を置き換える目的で登場した、681系の後継車両と言えます。運用を681系と共通にできるよう、6連の基本編成と3連の付属編成、個別制御のVVVFインバータ制御という構成は踏襲されています。
681系の登場からかなりの時間が経過したこともあり、制御回路はIGBTを用いたPWMコンバータ+インバータの構成に変化し、JR西日本の標準となっている補助電源装置を一体化した車両制御装置を搭載しています。また、681系では9両編成までしか組めなかったところを、3連の両先頭車を貫通形とし最大12両編成とできるようになりました。 また、車体の軽量化のためアルミ車体となり、この分を遮音性向上のため床の詰物の改良に充てているようです。他にも、車椅子対応設備を付属編成にも装備したり、トンネルでの「耳つん」防止のためドアのロック機構を備えるなどの改良が加えられています。 6+3連9編成、36両が製造され、2001年3月のダイヤ改正時から「サンダーバード」に681系とほぼ共通運用で使用されています。 |