![]() 1999.9.7 京都駅にて撮影 |
1996年、紀勢本線の「くろしお」系統の輸送改善を目的として登場した、JR西日本では初めての制御付自然振子式の特急形電車です。電気系統については223系1000番代で確立された思想を基本としていて、IGBTを用いたインバータを電動車1両に5セット搭載し、4個がモータ駆動用、1個が補助電源装置という構成は全く同じものです。台車は振子機構に対応したボルスタレス方式で、振子はJR北海道のキハ281系などと同じ曲線ガイド式となっています。
当初は「スーパーくろしお(オーシャンアロー)」の列車名でしたが、現在は「オーシャンアロー」となり、6連2本と両端が貫通形のモノクラス3連1本、片側に非貫通形グリーン車を配した3連1本の計18両で運用されています。 |