毎年、観光シーズン前になると、ドドーン!と「北海道」と名が付くムック形式のガイドブックが本屋の棚に並びます。
広い北海道を、あの薄い雑誌ですべてカバーしようとするのには無理があると思いますが、観光ポイントを過不足無く押さえていますし、その年限定の生きた情報や飲食店情報もきめが細かく、意外と重宝します。
実は私も札幌に長期で滞在するような時は、ついついこうした雑誌を買ってしまうのです。
ただ誰もがこうしたガイドブックを持って同じ行動をすると思うと、ちょっと恐い気もします。
どこへ行っても右へならえ・・・と言う具合に同じ顔ぶれの観光客が集まって、お店に入って「いっぱいやるか!」と思っても、店に入ってみると、みんな片手に同じガイドブックを持っていた・・・なんて、ちょっと不気味じゃありませんか?
あくまで、こうしたガイドブックは参考程度に考えて、旅に出たら自分の足と言葉で情報を集め、旅を作っていくことに、旅の面白さがあるような気がします。
まあ、旅のスタイルは人それぞれ。あくまでも私の個人的な意見ですが。
それにガイドブック自体は旅前のイメージを喚起する重要な材料でもあります。たまたまガイドブックで見た一枚の風景写真に惹かれて、その場所を目指す・・・なんていうこともありますしね。