入院13日目、手術後10日目。昨日は二回出血した。まず、ガーゼを取り外した直後。それから夜中の3時半頃、眠っている最中。量としては、最初の出血の方が多かったけど、一旦止まったように思っていた出血が夜中にまたあったということにちょっとビックリ。量的には大したことはなかったけど、出血する時って何となく分かるもんだなあ、とも思った。まず痛みが先に来る。ジンジンとした感じだ。そこで目が覚める。しばらくその痛みを我慢していると、何となく血が綿球ににじみ出している感覚が分かる。で、手でそっと表面を触ると指先に血が付いていて、「ああ、やっぱり」って感じ。今回ナースコールしなかったけど、本当はした方が良かったのかも知れない。
最近は症状も比較的落ち着いているので、一日の行動パターンも何となく定着してきている。ここで、最近の一日の過ごし方をおさらいしてみよう。
朝6時起床。ベッドの上で伸びなどをして目をしっかり覚ます。顔を洗ってコンタクトレンズを付け、ついでに(まだ風呂に入れないので)「水を使わないシャンプー」で頭を(気持ちだけでも)スッキリさせる。これでだいたい6時20分頃。7時くらいまでテレビを見ていると、朝の点滴がある。これが30分くらい。この間ずっとテレビを見続け、8時頃朝食。トイレに行ったり歯を磨いたりすると8時15分くらいからの朝の診察が始まる。その後、8時半から開いている売店へ新聞を買いに。ちなみに「日刊スポーツ」。ひげ剃りをしてからおもむろに新聞を読み始める。まあ、じっくり読んではいるが、読まない記事(サッカー、格闘技、釣り、競馬、競輪、政治)もあるので、読み終わるのが10事半くらい。お昼までは本を読むか寝てるか、他の雑誌の読み残しなどを読んで時間を潰す。12時頃昼食〜歯を磨き、12時45分からの「こころ」を見て、1時からはまた読書か昼寝。午後はそんな感じでウダウダ過ごし、面会があればロビーで談話。夕方5時くらいにロビーでテレビを見て、6時から夕食、歯を磨いた辺りで夜の点滴があり、終わるのが7時半くらい。あとは9時近くまでテレビを見て9時の消灯、就寝、という感じである。まあ、慣れるとこの生活スタイルも悪くない。
気が付けば、この大部屋で三番目の古参になっている。一番長い人は7月28日の入院だから既に40日くらい経っていることになる。遠慮してどこが悪いのか聞いていないので分からないが、外泊していたりするところを見ると、症状はそんなに悪くはなくても慢性化している、そんな感じだ。ちなみに二番目に長い人も8月14日入院で、やっぱり外泊していた。
8人もいるといろいろな人がいるもので、最近眼科の病棟からこちらに引っ越してきた人がいて、珍しいなと思ったら、どうやら人に迷惑を掛ける、問題のある人らしい。一番入院が長い人(Iさん)の隣になったんだけど、昨日の朝、その問題の人が診察で病室にいない時、居合わせた看護婦のおばさんにIさんが文句を言っていた。曰く、「朝5時前から起き出してなんかガタガタやっている。うるさくて寝られない。非常識も甚だしい」とかなりご立腹の様子。無理もない。多分、前の病室でも他の患者から苦情があって、それでこちらの病室に引っ越してきたものと思われる。他にも何か苦情を言っていたが、生憎と聞き取れなかった。
今日の夜、最後の点滴が終わった。明日から飲み薬になるそうだ。とにかく点滴が終わったのが嬉しい。一回の点滴時間は30分くらいとそんなに長くはないんだけど、朝と夜、それぞれその時間は動けないのが結構シンドイもんだ。
外耳からの出血も今日はなし。だんだん快方に向かっている感じが分かる。
今日、右隣の人が手術を受けた。午後6時前に病室に戻ってきたんだけど、なんか術後の経過があまり良くないみたい。時々うなり声みたいな声が聞こえる。先生や看護婦もしょっちゅう見に来ている。こりゃ、ひょっとしたら今晩は一晩中うなり声を聞かされるハメになるかも。寝られるかなあ? |