世界の終わり
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突如現れる廃墟
(朽ち果てた・・・)


 国道6号線を東京から下っていき、馬橋陸橋の手前に突如として出現する物件。

 最近は、ガソリンスタンドの廃業がニュースにならないくらい頻発しています。しかし、ここは違います。年季が入ってます。
 塗装は剥げ、白かったであろう店内の印象は、こげ茶とも、どす黒いとも言えぬ近寄りがたい雰囲気を放出しています。天井からぶら下げられているライトのガラスケースは、埃がこびり付いていて、もし今、電球が光っても、光っていることがわからないくらいでしょう。

 屋根の上には大きな看板が。
 「世界石油・安売王
 とでも書かれていたのだろうか。
千葉県松戸市にて

電光看板 立て看板
(今も残る看板)

 対照的な二つの看板です。
 左側は、今でも使えそうな感じのする電光看板。
 右側は、もはや文字も読めない立て看板。

 電光看板は、そのほかの部分の朽ち具合とはまったく違って、かえって不気味です。しかし、「世界石油」とは。これほどでかい名前はそうそうないです。でも、つぶれてしまいました。「宇宙石油」だったら、いまでも営業していたんだろうか?

 立て看板に書かれている内容を無理を承知で読んでみると。
 「ガソリンチケット 156」(?)
 いやはや、へたすりゃ今じゃ半値で買えるなぁ。よく知らんけど、石油ショックころの値段かな?

 この店はこのまま21世紀を迎えるのだろうか。

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