師走でもまだ晩秋の歌垣山 散歩記 

 
  
 山頂の展望台から
   堀越峠への道を見下ろす。  
 
 
          1997.12.1. 
 

■目的地:歌垣山(554m)    <山域:北摂・大阪府能勢町>
■日にち:1997年12月1日(月)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:嫁さん
■コースタイム:
  
  堀越峠 [約390m](11:50)〜山頂(11:30)〜北のピーク(11:45-12:10)〜
  山頂(12:15)〜堀越峠(12:35)

【歌垣山】 妙見山の北にあるササユリの山。
 麓の倉垣天満宮には樹齢400年といわれる銀杏の木と、能勢の地酒「秋鹿」の
酒蔵がある。私のお気に入りの山の一つである。
 この山は俊一が1才の時、家族で登ったことがある。私にとって初めての北摂の山
である。その時とはルートも山頂の様子もすっかり変わっているので、その時以来7年ぶりに
登る嫁さんにとっては、思い出すのも難しいだろう。

【堀越峠】 静かな倉垣の里に入り、堀越峠に車を置いて、整備された道に取り付く。
先週の豪雨のせいか、流れた落ち葉や枝が階段に沢山引っかかっている。雨のせい
ばかりでなく、ちょうど道の周辺の草刈りが行われたためでもあるようだ。府の整備
が行き届いている。少し湿った急坂を登る。いつものように植林で緑一色の奥の院、
続いて茶色い冬の姿の鴻応山が、背後に姿を現す。前よりも植林の檜が高くなっている
ようで、視界が狭く感じる。
 途中、左(西)側に黄色いテープが付いた木がある。「歌垣山登山口バス停」と
記してあり、その先は雑木林の中へあまり踏まれていない道となる。また今度のお楽しみ。(^^)

【7年前の記憶】 山頂につくと相変わらずの展望台がある。やはり、嫁さんは
思い出せないようだ。この変わりようでは無理もない。以前来た時は、林に囲まれた
少し広場の素朴な三角点の近くで昼御飯にしたのだが。今はその面影がない。
 二階建ての展望台に上がると雲が出てきていて、期待の遠望は難しい。瀬戸内海が
なんとか見えない程度である。昨日の大船山はちゃんと見えている。
 北のピークには、7年前と同じ歌碑が残るので、そちらに行ってみる。さすがに
ここでは記憶が戻ったようで、昔話に花が咲く。まだ新しい東屋で、羊羹とお茶。
記帳ノートに目を通す。
 あまりゆっくりも出来ないので、北に延びるコンクリート道を少し下って北側が
展望できる所に出る。ここで長老ヶ岳の姿を眺める。私のちゃちな双眼鏡でも、
DDIの電波塔らしきものが見えるので、間違いないだろう。半国山のすぐ右でかなり
はっきりと裾を広げている。

【晩秋の北摂】 堀越峠へ下りる途中で、堅いツボミのリンドウと赤い小さなウルシ
の葉を見つけた。秋もそろそろ終わりかなぁ。寒気団が近づいていると言うし。
 車で帰る途中の一庫ダム辺りは、また日が出てきて、秋を惜しむように黄葉が
照らされている。高代寺山や妙見山も良い色だ。
 平日の北摂は静かでした。

  歌垣山ついて   

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1997.12.16. BY M.KANE