緑いっぱい歌垣山から妙見奥の院 山行記


 歌垣山から妙見奥の院 
 
          1997.6.21. 
 
 
  
■目的地:歌垣山(554m)・妙見奥の院(540m) <山域:北摂・大阪府能勢町>
■日にち:1997年6月21日(土)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:佐竹さん、こーへーさん
■コースタイム:

  倉垣登山口 発[約245m](11:15)〜北峰(11:45)〜歌垣山山頂(11:50-12:50)〜
  堀越峠 [約390m](13:15)〜Y字分岐〜(この少し先で引き返してまた登り返す)〜
  Y字分岐〜妙見奥の院(14:05-14:20)〜奥の院前バス停着(14:55)


【妙見口へ】 突発・思いつき・ミニ・オフを行うことにしたが、出発前に参加が
ビミョーなこーへーさんの携帯を呼んでみる。眠たそうな声が出てきた。
今日はギブ・アップということなので、残念だが出発とする。
 ...ん? 車がかからない。昨夜の台風のせいかなぁ。ソンナハズナイナァ。 
バッテリーがあがってしまっているようだ。丁度、近所の方が洗車してはったので、
救援を頼めた。(^^;

 いかんいかん、集合場所に急がねば。妙見口に辿り着く。佐竹さんも言ってはった
が、車で来るには確かにちと不便な所だ。へたすると渋滞に巻き込まれる。
しかし、この前の白髪岳オフのこともあるので、できるだけ集合場所は一ヶ所が
いいと思った次第なのです。加えて、今日のオフでの教訓は、余裕のある計画期間。
突発だとスケジュール調整で失敗してしまう。 (^^;;

 妙見口駅南の国道477号路上で10分程待つが、佐竹さんを認めず。ひょっとして
駅の方かなと思い、そちらに向かうとすぐの所の広場に居てはった。確かにここの
方が車は停めやすい。
 奥の院前バス停の広場に私の車を置き、佐竹さんの車で倉垣に向かう。
農協の駐車場に停めさせていただき、ま新しい御影石の石柱の立つ「歌垣山登山口」へ。

【倉垣からの道】 おおさか環状自然歩道の看板が立つ。栗の花はまだ満開。道脇に
今年初めてのホタルブクロを見る。民家の間を通って間もなく幅2m位のじゃり道。
7年前はこんなんじゃなかった。純粋な里山だったのに。残念だ。でも下草がなく歩きやすい。
 植林の日陰をずんずん登っていくと、やがて地道に変わって木の階段も時折現れる。さすが
に汗が吹き出てくる。ようやく着いた鞍部手前で頭上が開け、申し訳程度に昔ながらの面影が
残った山道となる。

【ササユリ満開】 先週の場所にササユリの花はない。代わって東の遊歩道沿いに一輪。
佐竹さんは撮影モード。北峰にも一輪。南の山頂へ向かう。台風一過の展望も素晴らしい。
 山頂への道を歩いていると...あるある、風で傷ついた花が多いが、今朝咲いたような
清々しい花もある。ツボミもまだある。ササユリ満開だ。ママコナの小さなピンク色もかわいい。
 山頂東の下草を払った赤松林の木陰のベンチで昼食。食べ終わった頃におじさん達5人組が
来て、展望台に登っている。

 堀越峠に向かう山道にもササユリ満開。「ササユリの小径」と呼ぶに足りる。
最初に見た花より形が整っていても、写真を撮るのが食傷ぎみ。(^^;
( 多くの人が末永く楽しめるように、くれぐれも、盗掘はしないで下さい。)

 いつもの如く鴻応山が居座り、妙見山と妙見奥の院がその右手前に広がる。
 堀越峠を過ぎて奥の院への砂利車道を進む。道脇にササユリ一輪発見。
「歌垣山でなくても、ある所にはあるんだね。」と佐竹さんと話しながら歩く。
Y字分岐を右にとり、足元が少し湿った地道を緩やかに登る。日陰で気持ちいい。

【こーへーさん登場!】 前の方から、妙見奥の院の道には珍しい、若者が一人。
北摂の味がわかるとはなかなかのくせ者、などと思いながらすれ違う。
 その前に声をかけられた。なんと、こーへーさんである。妙見口駅から上杉尾根を
登り、妙見山を乗り越え、さらに奥の院を越えて来たという。
ドラマでんなぁ。若いのになかなかシチュエーション設定がにくいじゃぁないですかぁ。
(^。^) ヒュー、ヒュー
 初対面だが、出発前に私のホームページで顔写真を確認してきたとのこと。
なるほどねぇ、賢い。付け加えて聞くところによれば、私は実物より顔写真の方が
ふっくらしているらしい。いやー、最近は仕事がきつくて...。(^^ゞ

 佐竹さんも今日のオフのもうひとつの目的が叶い、元気になった。
(もちろん、今までも元気でしたよ、念のため。)  いきなり意気投合して、
歌垣山に登り直すかなとするが、「まぁまぁ」ということで、さっき発見した道脇の
ササユリ一輪を見に引き返すことにした。
 こーへーさん、おもむろにザックからデジカメを取り出し、初めて見るササユリを
ゲット。勿論、写真に撮ったのですョ。職場のパソコンの壁紙にするそうな。(^^)v
 歌垣山のササユリ   ( 盗掘厳禁 )  
 
 画像には謎のベールをかけています。(^^ゞ 
 
              1997.6.21. 
  
【妙見奥の院】 ササユリを見るとまた引き返して奥の院へ向かう。 峠の向こうは新しい木の階段がついている。右に登ると間もなく奥の院。  静かな本殿の右脇に道がある。ここを少し行くと小さな鐘楼に着く。 東屋で腰を下ろして小休止。佐竹さんにこーへーさんの写真を撮っていただく。 境内の若葉もみじに赤い実がなっている。日に当たる若葉が眩しい。  表参道は砂の道、日射しが暑い。深緑の木々越しに高岳方面が望まれる。やがて、 木陰になり、行場の横を通って、真如寺、持経寺と大きなお寺を過ぎれば、 奥の院前バス停である。  【アクシデント】 さて、車で倉垣へ戻りますか。暑くなった車のドアを開けて、 窓を開けて、ん? ..まさか、でも、やっぱり..、バッテリーがあがっている。 丁度、目の前がガソリンスタンドだったので、救援を求める。(^^;  農協の駐車場でジュースを飲み、解散。私はこーへーさんをご自宅まで送る。 その足でオートバックスに向かい、バッテリーを交換しました。単独の山の中で 車が動かなかったら悲惨だなぁと冷や汗が出ました。

  歌垣山について 
 
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1997.7.26. BY M.KANE