北摂・大野山 新春岩めぐり    


花立岩の横の岩 (上の山にて)
■目的地:大野山(753.5m)・上の山(706m) <山域:北摂・猪名川町・篠山市>
■2.5万図:福住・木津
■日にち:2004年1月3日(土)
■天気:晴れのち曇り
■同行者:裕太
■コースタイム:
  大野口 発(10:25)〜支尾根にのる(11:10)〜山頂(11:40-12:15)〜駐車場〜林道〜
  上の山・花立岩(12:30-12:40)〜夫婦岩(12:50)〜太鼓岩(13:00)〜
  林道・岩めぐり入口(13:05)〜ゴルフ場入口(13:15)〜大野口 着(13:50)

【初登り】 穏やかな正月が明けた。裕太が久しく山に同行してくれるという。
以前は歩き始めてすぐにぐずっていたが、もう5年生なので体力もついてきただろう。
南側から大野山に登るのは初めてである。取り付き不詳。とりあえず大野口バス停手前の
幅広路肩に車を停める。仕度をして青空を衝く斜面を上り民家の間へ。丁度出てこられた
おじさんに道を聞いてみた。最近は里の人も山に入ることが少ないようで道は荒れている
そうだ。逆に今はMTBの道が拓かれているので、今日はMTBも下ってこないだろうから、
それを歩くのがいいとアドバイスしてくれた。
     
車道を振り返る (山影は青ヶ原)
【MTBの道】 民家を抜けて小さな車道を東に歩いていると果たして「MTB通ります」の
札が出てきた。道なり途中でMTBのテープ道を見送りまっすぐな別の山道に入ってみる。
だんだんとササが出てきたかと思うとすぐに通れないほど繁っている。こりゃいかん、
もっといい道があろうとササヤブの前で退却。引き返して道のない雑木林の中を上ると
小さな墓地の前の山道に飛び出る。ここもMTBの道のようだ。再び車道に合流し右へ。
眼下に最前の鬱蒼としたササヤブを見る。さらに山道を行く。雑木の中で歩きやすい。
2.5万図で山頂から真南にある堰堤マーク、この谷の右岸中腹を詰めるように上っている
ようだ。見上げると山頂脇のアンテナが少し顔を出して見えた。いい天気。
やがて植林の斜面を登って支尾根の上に出る。西側は伐採されていて眺めはいいがMTBの
テープが張り巡らされている。山頂方面が見える明るい道。
     
支尾根の上から山頂方面
【山頂】 少し荒れた山道と切開かれたMTBの道とが交錯しながら松混じりの雑木林を上る。
低いササができてようやくNTT管理道に出た。
キャンプ場では家族連れがバーベキューのようだ。ここからひと登りの山頂は誰もいない。
ラーメンを待つ間に無線を聞くとはりまさんが出ていたのでしばし交信。1年ぶり以上の
無線であった。裕太は日陰に残る雪に触って喜んでいる。深山が青空の下に大きい。
しばらくすると北の弥十郎に雲が忍び寄ってきたので、駐車場の前を通って下山林道から
上の山へ向かう。
     
花立岩 (三角鋒は大船山)
【手入れ】 林道を逸れて上の山南東の約715mピークに取り付く。ササが刈られているので
歩きやすい。稜線はずっと切り開いてあり、花立岩まで楽に着けた。一昨年末の難渋とは
えらい違いである。北面の展望岩もすっかり姿を現していて、以前のような森の中に潜む岩の
イメージがなくなってしまった。少し寂しい。岩の手前半分を覆う苔もいつしかなくなって
しまうのだろうなぁ。
     
夫婦岩
【北面】 ここからさらに稜線沿いに道がつけられていて北に少し下りたらチンチン岩、
さらに10mほど下に夫婦岩と続いている。少し西にある太古岩から尾根を巻き小さな沢を横切る。
団子岩の前をとおりトラバースの道が切り開いて造られている。なかなか感じのいい雑木林だが、
以前はもう少し低木やササの多いヤブだったと思われる。深山北面の谷源頭部に似た雰囲気。
     
太鼓岩から弥十郎ヶ岳方面
【下山道】 やがてひときわ大きな太鼓岩が現れた。なるほど立派だ。テラスもある。
しばし眺めを楽しんで雑木の中を抜けると林道に出る。ここに大野山岩めぐりの標識が
立っている。舗装された林道を歩くのがいやなので来た道を戻ろうかと思ったが無理せず裕太と
話しながら歩けば苦にならないだろうと素直に下りていく。
すぐにゴルフ場入口、ハングライダの切開き斜面。途中で車道から永泰寺の横へ下りてショート
カットし大野口バス停に出た。
 山頂から中腹含めて、地味ながら観光開発が進んでいるのを感じた歩きでした。

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2004.1.24. BY M.KANE