冬晴れの有馬富士公園と加茂山            

 
北のハイク道から
■目的地:有馬富士(374.0m)・加茂山(333m)<山域:北摂・三田市>
■2.5万図:藍本
■日にち:2006年1月9日(月)
■天気:晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:
  パークセンター駐車場 発(12:35)〜福島大池(12:45)〜有馬富士北側分岐(13:10)〜
  有馬富士山頂(13:15-13:25)〜有馬富士北側分岐(13:30)〜北のハイク道〜加茂山分岐(13:50)〜
  加茂山(14:00)〜北の谷〜育樹祭会場跡地(14:20)〜北のハイク道〜有馬富士北側分岐(14:55)〜
  「夕日の小道」〜菖蒲園(15:15)〜福島大池〜パークセンター駐車場着(15:40)

 久しぶりの快晴。気温は3月下旬並みとか。最近多い昼から歩き。三田の山喜多さんHPで
紹介されていた有馬富士から北方向へのハイキングルートへ行ってみる。さらに最近多いプチ・
バリハイ。ちょびっと横道に逸れて333mの加茂山も稼ごうかと企む。
 
駐車場から
 有馬富士公園は、冬の最中にも関わらず駐車場は一杯。久々の好天で人出が多い。
山の中より、公園や市街地の方が道にとまどう。案内板を見ながら福島大池へ。
晴天の下、のどかな鴨と散策の人達。足下が地道の西側周回道から有馬富士へ向かう。
周回道の脇には、この辺り独特のササの混じった雑木林。ちょこっと入ってみるが少し荒れた
雰囲気で心地よく歩ける道ではない。しかし、ヤブ派にはたまらないだろう。有馬富士周辺は
舗装道になり、足に硬い感触がいまいちだが、晴れ渡る青に冬枯れが心地よい。空を見て進む。
野鳥も意外と多い。
 
大池から西
 有馬富士の北側分岐に着いた。北のハイク道起点と有馬富士山頂への道標もある。
その近くにリアル絵の「まむし注意」立て札、冬でもドキッとしてしまうのでした。まずは有馬富士。
よく踏まれた階段道、つづく急斜面は雪がうっすら残っていた。岩が出てきて低いながらも
良い雰囲気になると山頂である。10年振り。立木の中で展望無いが、南の露岩に出ると
西は城ヶ丘、金比羅山から南に大きな六甲連山、東は羽束山と素晴らしい。
 
六甲
 来た道を戻って分岐から北のハイキングルートへと入る。コブを登ると背後には今まで
見られなかった端正な有馬富士が黒い影となる。ルートの周辺は伐採されて明るい。
見晴らしも良い。道が新しくて雪で濡れた土がべとつくのが難だが、時が馴染ませていく
ことでしょう。アップダウンもあって意外と歩き甲斐がある。道脇にツツジの木が残してあるので
春も楽しみである。
 
ハイク道から加茂山
 三つ目のコブ(約295m)を過ぎて谷を登り返すと2.5万図の333mのピーク、加茂山への分岐。
ハイク道から逸れて左へ。下草が刈られた松林の中に道がある。2年ほど前に山喜多さんが
歩かれた時はササやシダが密集していたそうだが、今はその面影が山頂手前の急登辺りに残る。
登りを少し喘ぐと立木の山頂。西のササへ踏み跡がある。東面は伐採されて花山院方面が見える。
 
北の谷伐採地
 来た道で下りるのは面白くないので、北の谷にも踏み跡があるからこちらを採ってみよう。
急な上に薄雪が凍って滑りやすい。立木を伝いながら下りる。伐採してある右手はなかなかいい
雑木林になっている。やはり人が手入れしないと保てない林もあるのである。
赤テープやペンキが時々現れるが、伐採される前の遺物と思われる。ヤブの頃はさぞ楽しませて
くれたのかもしれない。北上する谷筋を出ると凍りついた小さな池へ。その先は植樹祭で開かれ
たと思われる車道。千丈寺山と飯盛山がすくっとそびえています。
 
千丈寺山と飯盛山
 公園の施設工事が続いている。雪の残る遊歩道を東へ歩くと伐採作業についての説明板。
「兵庫方式」と呼ぶそうで、景観や種の多様性を守る目的に市民参加で取り組まれているという。
落ち葉敷き詰まった遊歩道はなかなか良いが、そのまま歩くと少し回り込む。適当な所で
ショートカットを試みる。伐採してある斜面は景色も良く登りやすい。眺めを楽しみつつ花山院方面へ
突き出た小尾根の275mコブに乗る。コブの上は明るいハイキングルートが通っています。
 
275mコブから加茂山
 尾根からの眺めを楽しみつつ、有馬富士の黒影に向かって戻る。金比羅山が早くも西日を受ける。
手前の伐採雑木林と松混じりのヤブ雑木、いずれも捨てがたい山である。有馬富士北面の分岐に
着き山腹の道から南麓の芝生広場へ。福島大池へは「夕日の道」、しっとり踏まれた明るい雑木林の
道だ。菖蒲園を抜けて福島大池南岸から駐車場へ。大池には氷が残っていて逆さ富士が朧に映る。
 
福島大池
 公園化でちょっと敬遠していたが、展望の良い尾根歩きもあったし、林がなかなか良い感じ。
山歩きの人からすれば、舗装の道より地道の方が良いが、ファミリー向けの公園となれば仕方ない。
バードウォッチングの人も多い。北のハイク道がしっくり馴染んで行くのが楽しみだ。

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2006.1.22. BY M.KANE