有馬富士について

   三田市 374m     2.5万図:「藍本」・「三田」
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 全国でも有数の人口増化都市・三田市の郊外にあるかわいい富士である。
有馬富士の北にある花山院不動堂前の展望台から眺める姿が良いらしい。

 有馬富士公園の看板によると、従来は国有林だったが、昭和36年に三田市が買い取り、
公園化整備を進めている。
東麓に有馬富士東麓古墳群が有り、6世紀を中心に9基の
古墳が点在するという。


 東の志手原から望む。

 
冬晴れの有馬富士公園と加茂山 2006.1.9.
早春の有馬富士 散歩記 1997.3.30.



 初秋の有馬富士散歩記

■日にち:1996年9月8日(日)
■天気:晴れ後曇り
■同行者:単独
■コースタイム:自宅発(13:20)〜登山口(14:05)〜頂上広場(14:15)〜山頂(14:25)〜
        下山(14:35)〜車道(14:45)〜芝生広場(15:00)〜登山口着(15:15)

【虚空蔵山、断念】今日は虚空蔵山に登るつもりで、10:30頃に家を出たのであるが、
同行の裕太(4才)が車酔いしたみたいで、羽束山付近で引き返す。
自宅で昼飯を食べた後、うーん、やっぱりどこか行こうっと。
こんな時間から虚空蔵山は無理だから、有馬富士にしとこうか。
...ということで出発。俊一も来ると言っていたが、時間が詰まっているし、
まだ、ご飯を食べ終わっていないしで、今度にしてもらった。

【有馬富士公園】神戸市の水瓶、千刈水源池は先月の雨で去年とはうって変わって
満々の水量である。釣り人が多く、50cm位の大物を持って歩く子供もいた。
羽束山の麓を通り過ぎて、志手原の交差点を右折、もうすぐそこだ。
ん?「有馬富士公園」工事の看板。ほぅ。そんなことをやっているのかぁ。ここも
人の手がはいってくるんだなぁ。土がむき出しの現場を横目に通る。

【ツルリンドウ】住宅地の中から「有馬富士公園」の看板を見つけて進む。
「歴史の道」の看板。後でわかったんだが、古墳群があるからこんな名前が
付いているようだ。花山院への分岐のところで、車を停める。
舗装道はまだ続いており、数十m先右手に「有馬富士登山口」の杭が立っている。
さてさて、登っていくかな。ほうほう、古い木の階段がまっすぐ続いている。
踏み慣れたという趣の道である。両側は、下木が生えた檜の植林帯。
おっ! かわいいツルリンドウが咲いている。ちょっと白っぽい紫色。

【おばさん】登りが緩くなったかな、というところで、分岐。
左側を覗くと「山頂広場」。まだ山頂じゃないんだけど..。「下山道」の札もある。
まっすぐ登っていこうとすると、おばさん2人組とすれ違う。
「ちょっと、にいちゃん、にいちゃん。」
周りに人がいないようなので、とりあえず振り返る。
「池に行くのはこの道でいいんやろか?」
「そっちは、今登ってきたけど、違うんとちゃう。こっちでしょう。」
私も初めてなので、頼りないが、その後ちゃんと大池にたどり着いたかなぁ?

【山頂】さっきの分岐からほどなく、露岩が出てきた。「わんぱく砦」とある。
俊一に丁度いい。連れて来るんだったなぁ。
振り返ると、木々の間から三田市街と六甲山系が見える。
しばらく岩の上を登り、低い木の小道を登ると、もう山頂。
四等三角点にキアゲハがとまっている。誰もいない。
汗が出てきたので、シャツを脱ぎ、小枝に干す。
展望は高い檜やクヌギの木で遮られてほとんどない。西側にも下山道がある。
大普賢と和左又山への分岐の様な中間点の雰囲気である。

【散歩道】10分ほどくつろいで、西側の下山道から下りてみる。
急な下り坂。途中、左に巻き道の様なものもあったが、真っ直ぐ下りる。
雑木林と植林帯を抜ければ、林道に出た。あらら、もう山は終わりかぁ。
低いのに加えて公園化されつつあるのでこんなものかもしれない。
山の中腹を周回する道のようである。日頃は乗り入れを規制しているらしく轍は無い。
砂利の道を少しずつ下っていく。途中には、山頂の方に向かって「○○の小径」が
いくつもある。萩の花が多い。野山の散歩道という感じ。先ほどのおばさん達が
行きたがっていた福島大池への道もある。ここにたどり着くにはちょっと大変かな。
そう思わせるほど、この山には散歩道のような小径が多いのがわかってきた。
コースによっては結構歩きごたえが有りそうだ。

【萩の花】芝生広場があって賑やかな声が聞こえる。ここからアスファルトの道。
有馬富士公園の看板が有り、冒頭の様なことが記して有る。子供連れで遊ぶのに
丁度いいところかな。
アスファルトの道をてくてく歩くと、車ではお目にかかれない花が迎えてくれた。
ピンクのアレチヌスビトハギ。名前は悪いが、一株だけ毅然と立っていた。
白いネコハギ。シロツメクサかなと思って近づいたが、もう秋である。
早々と紅葉しているサクラ(?)の木もある。
花山院への分岐に着いて、山を望むとポッコンとおにぎりのようにそびえている。
気軽に来れるところを見つけた散歩でした。


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  since 1996.9.8.  update 2006.1.28.   BY M.KANE