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Challenge to BASS fishing


 ゴールデンウィークは、山釣りの後、八郎潟でブラックバス調査を行った。ブラックバス問題を机上で論じていたのでは説得力に欠ける。まずは自らバスフィッシングに挑戦してみた。その魅力の秘密は何なのか・・・

 とは言うものの、バスのポイントや仕掛けといった基本的なことが全く分からないど素人。まさかバサーには聞くこともできず、全て見よう見真似。それだけに初物を釣り上げるには3日間を要した。

 5月3日、八郎潟バスポイント調査&ゴミ。5月4日半日バス釣り、釣果ゼロ。5月5日午後2時頃初バス37cmをゲット、以降立て続けに5匹をゲット。5月6日、半日38cmを筆頭に尺上3尾・・・計8尾をキッチ&キル。バスフィッシングを通して実にオモシロイ教訓を得た。

 
黄色の菜の花が咲き乱れる大潟村、菜の花ロード。 大潟橋の公園は県外のバスファンで連日満員御礼の盛況ぶり。さすが東北最大のバス釣り場だ。
八郎潟観光センター内部。バス釣り人の宿泊、レンタルボートなど、さぞかし儲かったことだろう。釣具店も駐車場がいつも満杯。確かにバス釣りは、経済効果が大きい。けれども・・・
八郎湖増殖漁業協同組合の看板「ブラックバス釣り愛好者の皆さんへ 八郎湖では、バス釣り人のために漁業者の方々が大変迷惑しております・・・」 夫婦、子供、家族そろってバス釣りを楽しんでいる。しかし、なかなかバスは釣れない。楽に子供でも釣れた時代は昔の話か?
湖岸に並ぶバス釣り人。ズックやサンダル、長靴といった軽装では、なかなかバスは釣れない。 しばらく眺めていると、やっと34cmのバスを釣り上げた人がいた。走って駆け寄り、早速写真を撮らせてもらう。嬉しそうにバスを前にさしだした。
壊れた釣り台、アシが生い茂るあたりは、絶好のバスポイント。しかし、ズックや長靴では、とても攻められない。胴長スタイルのバス釣り人とボート釣りの人たちの独断場だった。
「あぶない!入ってはいけません」の看板の向こうに、たくさんのバス釣り人が入っていた。 アシの生い茂る中を観察していると、たくさんのバスがバシャ、バシャと音を立てていた。かなりの数がいることは間違いない。遠くにボート釣りが見えるが、アシ周辺を集中的に狙っている。そして次々とバスを釣り上げていた。バスは金持ちにしか釣れないのか?
連休で釣り人に攻められ続け、同じ場所で遠投ばかりしていたのでは、八郎湖のバスは釣れなかった。そんな時ふと目に止まったのが、この胴長スタイルの釣り人。アシの中をチョウチン釣りのようにワンポイント狙い。決して恰好は良くないが、これがなかなか釣れる。こうしたアシ狙いの釣りに気がつくまで、1日半日を要した。これなら渓流釣りスタイルと同じではないか・・・。 ゴミ捨て禁止の看板。しかし、八郎湖周辺は凄まじいゴミが散逸していた。バス釣り人は、マナーが悪いと聞いていたが、これにはガッカリ。タバコのポイ捨てもやたら多い。携帯用灰皿を持つのは、釣り人の常識ではないか。ゴミを捨てないのも釣り人の常識ではないのか。
釣り場の石回りには、缶ビール、ジュースなどの飲み物類、果ては釣りの仕掛けや糸の残骸・・・ 缶コーヒー、栄養ドリンクのビン、缶詰類、吸殻、紙おむつの果てまで・・・車はすぐそばにあるのに、この有様。八郎湖はゴミ捨て場じゃありません!
こんなゴミまでありました。こんなのは、釣り以前の問題、とても釣り人とは呼べません。バス問題を論ずる前にゴミの大清掃を行うべきだ。 バス釣りを開始して1日半、やっとど素人にも尺を越える37cmのバスが釣れた!!・・・

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