象気功

仙骨凝縮メソッド
裏丹田覚醒の法




丹田を圧縮する・臍下丹田凝縮7


えーと、なんだっけ?

ああ、そうだ、臍下丹田凝縮だ。

まあ、とにもかくにも臍下丹田に意識を置いて、氣を集めて一時的にその周囲の氣道を拡充しても、一夜明ければ元の木阿弥どころか一瞬気をそらしただけで集めた氣は散逸して氣道は元に戻ってしまうのである。



もちろんそれでも、やらないよりはマシで、それを根気よく何年も継続すればそれなりに丹田の拡充はなされて、小さいながらも丹田ができるわけである。

それを古来より、滝行だの座禅だの修験道だの武道だので厳しい修行として長期間行うことにより丹田を形成してきたわけである。

これは基本的に「怖いの怖いの飛んでけー」という概念に乗っ取って行われたあれこれである。

大昔の皆さんも、経験によりビクビクオドオドしていては、危急存亡の時はもとより日常生活においても正しい判断ができないということに気がついていたので、少し賢い人がそれをなんとかしましょうということであれこれ修行法を考案してきたわけである。


しかし、前述したようにこれがどれもこれも、もう時間と根気が必要で、時間も根気もない現代人には実に不向きな方法ばかりである。

それを誰でも厳しい修行なしに短期間に丹田を形成できる方法が「臍下丹田凝縮」である。

まずは臍から少し下の6~7cmのあたりを中心に直径10cmぐらいの範囲で氣を集めるのである。

これは当初「関元の周囲」と解説していたが、関元の位置自体が言い張る人によって様々であやふやであるので、あたしの経験からの「だいたいその辺」という目安である。

別に関元の位置を特定しているわけではなく臍下丹田の位置を特定したいわけであるので、解説の都合上わかりやすく関元の周囲としたのであって、つまり関元はどーでもいいわけである。

「だいたいその辺」というのは人によって身長、体形、性別が違うので、同じ位置となるはずがないからである。

だいたいその辺に直径10cmぐらいの範囲といっても、もちろん12cmでもいいし8cmでもいいのはいうまでもないことである。

つまりはその周囲の氣道に氣を集めて拡充したいわけである。


氣を感覚として捉えられる人は容易であるが、氣がわからない人あるいは初心者等はイメージで集めてもそれなりに効果があるので心配はいらないのである。

それをしばらく継続すると、なんとなくその周囲に氣が集まったのが確認できるようになるはずである。

もちろん「はず」であって、そうならない人もおられるとは思うが、それでも氣は集まり、氣道はそれなりに拡充されているのである。

氣道の拡充が確認できたら、それを意識で圧縮するのである。

これも氣のわかる人には容易であるが、氣のわからない人もイメージでそのあたりを圧縮すれば効果はそれなりにあるから大丈夫である。

圧縮すると氣は凝縮されて、その周囲の氣道の中心がさらに拡充拡幅されるのである。

それを繰り返すと、中心当たりに大なり小なり氣の玉ができるのである。

続く。
(2021/12/18)

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