象気功

仙骨凝縮メソッド
裏丹田覚醒の法




丹田の位置・臍下丹田凝縮6


臍下丹田の位置は腹を見ればわかる場合がある。

あたしの場合は臍下のおおむね6cm~7cmのあたりがぺコンと棒で押して穴を穿ったようにへこんでいるのである。

あたしの場合は感覚的あるいは実感的あるいは効果的にも、まさにそこが臍下丹田である。



臍下丹田の位置とされる関元は経絡経穴の指針で臍から指四本と言っても、身長体重や道の長さ等の体形あるいは肥満度によって、あるいは指の中心なのか端なのかさらには指の太さによっても違うので、なんともかんとも表現に困るが、一度あなたの臍下を見ていただきたい。

あるいは、片足立ちが苦手な方の足で片足立ちになって、臍下の周囲に意識を置き、もっともふらつかない位置が臍下丹田である。

一概に臍下丹田は「関元の位置」といっても、実際には自分が思っているよりも上だったり下だったりするのである。

書籍やネットで調べても関元の位置自体が人によって様々で、だいたいが間違っているので、臍下丹田は関元の位置であるということもさておいて、究極的には自分の身体で確認するしかないのである。

「やらないよりマシ」が基本とはいえ、見当違いの部位を臍下丹田としてあれこれしても、効果は半減である。


さて、臍下丹田の位置を自分の身体あるいは実感でおおむね特定したところで、その周囲に氣を集めて集めて集めて集めて、これでもかと集めて、日夜没頭して集めて、「おお、なるほどこれが丹田か!」と納得しても、臍下丹田から意識が移れば、それまでの充実感はどこへやら、気が付くと元の木阿弥で気分は不安、心配、悩みが心を占めて、なんのこっちゃになるわけである。

まあ、それでもやらないよりマシの範囲内では、丹田の氣道が拡張されるが、頼りないことこの上ない効果である。

さて、それではいったい何をどうすりゃいいのかという、丹田から意識を移しても氣が上がらないようにする方法を解説するのである。

丹田周囲の気道に十分氣を集めることができるようになったら、次は「圧縮」である。

臍下丹田の周囲を圧縮するのである。

つまり、拡充した氣道を圧縮するのである。

圧縮すれば氣は凝縮されるのである。

臍下丹田凝縮である。

続く。
(2021/12/13)

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