問題3-4-2 解説

コリオリ力(水平成分)が働く方向は北半球では速度ベクトルに直角右向き,南半球では直角左向きであること,及び sin 30° が 1/2 であることに留意して作図すると下図のようになります.貿易風の風向きは北半球側では東西方向から南へ 30°,南半球側では北へ 30° となります.

コリオリ力による貿易風の発生モデルの解説

なお,北と南の亜熱帯から赤道の低圧帯に収束した空気塊は赤道で暖められ,積乱雲となって上昇し,上空を通って再び南北の亜熱帯へと戻ります.これはハドレー循環とよばれています.