言葉の世界・伝言板 2001年11月



Re: 五六

UEJ (2001/11/30 00:09)

↓のページによると「将棋の五六フから連想」だそうです。
http://homepage2.nifty.com/zatsugaku/zatugaku/000625.html



しゃべり言葉と文章語

GAUCHA (2001/11/29 22:42)

日本全国いろいろな方言がありますから、しゃべり言葉として「要った」を使う人、使わない人が要るのは当然だろうと思います。ただ、文章語ではどうでしょうか。新聞やお堅い雑誌の中で「・・・が要った。」が使われているでしょうか。

以下はついでですが・・・
20年くらい前に東京出身の人が「違った」を「ちがかった」と言っているのを聞いたことがあります。生粋の日本育ちの日本人で「違って」を「ちがくて」という人にも何人かお目にかかりました。このように話す人でも文章を書くときには、「違った」「違って」と書いているんですよね。また、よく関西の人が「きれいだった」を「きれかった」と言いますね。(「そう、どんな布を買ったの?」と聞きたくなりますね)でも子供が作文の地の文で「きれかった」と書いたら、先生に直されるんでしょうね。



「要る」の語源ですが

yukiko (2001/11/29 19:44)

わたしが調べたところでは、大辞泉(小学館)でも「『入る』と語源が同じ 」と
あるのですが、講談社の「暮らしのことば・語源辞典」によると「宇津保物語」
に見られるのに始まるそうで「『入る』の転とする説もあるが、『入用』という
言葉全体の意味から転じたものであって、意見が分かれており、語源不詳」と
いうようなことが書いてありました。

日頃からことばに関心をお持ちのこの掲示板をごらんのみなさまにも
うかがってみたいと思って投稿したのですが、やはり出身地によって
語感が異なるひとつの事例のようですね。
いわゆる標準語をあやつる東京人として日本語を教えてきたつもりだった
のですが、その思い込みがくずれた初体験でした。もちろん「ぜったいに使わない」と
信じてきた日本語教師仲間の方々にも新たな発見だったようです。

先日ご紹介したアンケート調査は質問項目を変えて、「使わない」というかたも
出身地別に投票できるようになり、引き続き行われております。
実態調査にご協力いたたければと思います。
http://www3.tky.3web.ne.jp/~oyanagi/index.html



韓国語と日本語

山村 俊二 (2001/11/29 15:51)

韓国人の友達と話してて気づいたんですけど、日本語と韓国語って似てる単語がけっこうあるらしいですね。無理、無視、調味料とか。ほかにもあるみたいだからあったら教えてください。



「ーそびれる」の語源

うし (2001/11/29 15:19)

「言いそびれる」の「そびれる」の語源はなんでしょうか?
ネットの辞書(大辞林等)を引いても、動詞の連用形につく、という
記載しかありません。最初から形態素であったというよりは
派生したもともとの動詞が歴史的に消失したと考える方が自然だと思うんですが。
どなたか何か心当たりのある方お知恵を貸して下さい。



Re:「〜が要った」という言い方+「五六(ふのぼり)」

悠人 (2001/11/29 12:43)

悠人@四国です。

「〜が要った」という言い方します。違和感0です。
「沿った」も言います。こちらも違和感0です。

ところで話はかわりますが、宮崎のほうの人の苗字で
「五六」とかいて「ふのぼり」と言われるかたがいるらしいのですが、
なぜ「五六」を「ふのぼり」となったかご存じの方はいらっしゃいませんか?



Re:「〜が要った」という言い方

佐藤和美 (2001/11/29 12:01)

私は東京下町の生まれですけど、「要る」、「要らない」は使うけど,「要った」は使わないと思います。

『大辞林』には「要る」は「入(い)る」と同源」とあります。



Re: 沿った

massangeana (2001/11/29 11:02)

えっと, GAUCHA さんのおっしゃるような意味ではなく, 「ソッタ」といわずに「ソ
ウタ」になる, ということです。「問う・乞う」と並べてあるので文脈でわかると
思ったのですが。同様の動詞はほかに「憩う」などいくつかあります。
なお, 「問う」の過去をトッタという人は少ないと思いますが, Google などで検索
してみると結構みつかります。(まあ中には「取った」の誤記もありますが)



「沿った」は名詞修飾

GAUCHA (2001/11/29 03:15)

「沿った」を使う方も必ず後ろに名詞を伴った形で使っているわけですよね。例えば「テーマに沿った文を書いてください」という具合で。日本語のネイティブスピーカーなら「私はテーマに沿った。」という使い方は決してしていないでしょう。「沿う」が「ソッタ」にならないというのは、そういう意味です。



生っ粋の東京者ですが(Re:「要った」)

狐の悠 (2001/11/28 10:20)

言葉としてはいろいろ見聞きしている所為か、「要った」にも違和感は感じません。
#「金が要った」など。
でも自分では使わない気がします。
念のためにメールボックスを検索してみましたが、「要[らりる]」はありましたが
「要っ」は一件も引っ掛かりませんでした。
#いや、厳密には「必要ってこと」などが引っ掛かりましたが(微笑)。
私自身はどうやら、「勇気が要りました」「お金が要るんだった」などと言っているようです。

で、「沿った」の方はよく使います。これもメールボックスからですが、「テーマに沿った」など。
#尤も、「沿って」の方が圧倒的に多いのですが。

こういう例もあると言うことで。



Re: 「〜が要った」という言い方

massangeana (2001/11/27 03:08)

yukiko さん:
私は九州ですが, 「時間・お金が要った」を含めて全然違和感がありません。東の人が「要った」を不自然と思うというのは, いままでまったく気がつかなかったことで, 驚きました。
もし, yukiko さんがおっしゃるように「言った」「行った」との衝突を避けるためだとすると, 西では「言った」がユータになるのと関係があるかもしれません。

「問う・乞う」がトッタ・コッタとならないのは有名ですが, 「沿う」もソッタにならないと書いてある本があります(佐久間鼎「現代日本語の表現と語法」)。これも私はソッタというので意外でした。



「〜が要った」という言い方

yukiko (2001/11/27 00:19)

みなさま、ちょっとご意見を聞かせていただきたいことがあります。
先日来、日本語教師仲間の掲示板で「要る」という動詞について、
「要った」「要って」という活用形を生徒たちに使うと教えるか使わないと
教えるかでの議論が続いています。どうも東京近辺育ちの方々には、
「ああいう状況で発言するのは度胸が要ったでしょう?」という言い方には
違和感があり、「度胸が要ることだったでしょう」などで、無意識に「要った」
と言うのをさける傾向があるようです。これは、「言った」「行った」などとの
同音衝突を避けるためらしいのですが。日本語教師養成コースで、この「要る」と
「問う」には、「・・・て」「・・・た」の活用がないと教わった日本語教師も
いらっしゃるようです。
ちなみに12歳まで三重県で育ち、それ以降ずっと30年以上東京在住の私には、
「勇気・度胸・こつが要った」などにはさほど違和感がありません。
「時間・お金が要った」となると、たしかに自分では使わないかもしれ
ないと思うのですが。
この件について仲間が以下のアドレスで地域別のアンケート調査をして
おりますので、ご協力いただければと思います。(ただし、ここでは
使うという方のみの投票ができます)
http://www3.tky.3web.ne.jp/~oyanagi/index.html

また、今度の議論で、広辞苑をあたってみると、「要る」は
「入る」の項に含まれています。第2版では、「要る」という
項目さえありません。語源について、どなたかご存じであれば
教えていただけますか。

http://www.neverland.to/kanji/



Re:辞書

未菜実 (2001/11/26 13:28)

けち臭いお話でごめんなさい。
http://www.ebookoff.co.jp/top.html
でチェックしてみると、もしあれば半額です。
中古ですが、気になるほどはいたんでいませんよ。

私は月に30冊ぐらい買うので、近所の上のURLの古本屋さんを
活用しています。
私は古語辞典¥100、新字源¥1050で手に入れました。^^;



Re:姓と名の間をひとマスあける

佐藤和美 (2001/11/26 12:05)

ムラサキさん
>日本語で「ひとマスあける」というのがありますが、ここで「マス」というのは、何処からきたのでしょうか。

↓これでしょう。

『大辞林』
ますめ【枡目・升目】
(2)枡形の模様・枠・欄など。「原稿用紙の―」



Re:辞書

佐藤和美 (2001/11/26 12:04)

こんなもんでどうでしょうか。

5千円
漢和辞典・古語辞典

1万円
漢和辞典・古語辞典・外来語辞典

2万円 古語辞典・漢和辞典・外来語辞典・ことわざ辞典・大型国語辞典



姓と名の間をひとマスあける

ムラサキ (2001/11/26 10:21)

日本語で「ひとマスあける」というのがありますが、ここで「マス」というのは、何処からきたのでしょうか。
漢字で書くとどうなるのか知りたいです。
宜しくお願いします。m(_"_)m



Re:人称代名詞

massangeana (2001/11/25 03:47)

ぜひ, 日本語と同様かそれ以上に複雑な人称代名詞体系を持つベトナム語・タイ語・朝鮮語などについても (図書館の入門書でいいので) 見てみてください。きっとヨーロッパの言語と日本語を比べただけではわからないものが見えてくると思います。



Re:人称代名詞

UEJ (2001/11/25 00:19)

鈴木孝夫「ことばと文化」岩波新書の第6章「人を表わすことば」に色々と書いてあります。
氏の著作には人称に関してもっと詳しく書かれたものが恐らく他にあると思いますが、
私はこの本しか持ってません (^^ゞ
一部引用すると、
「抽象的な、話し手の役と聞き手の役しか通例明示しないで対話を進めて行くことができる
 西欧語と比べて、日本語ではすべての自称詞、対称詞が人間関係の上下の分極に基いた
 具体的な役割の確認とつながっているのだ。」



Re:辞書

未菜実 (2001/11/24 14:09)

私はこれといって良い辞書を持っているわけではありません。
雑学のメルマガを出している関係上、関係ありそうなものだけ用意しているといった方がいいのかもしれません。
体系的に何をもっていたら良いかは佐藤さんなどの方が詳しいでしょうから、私は自分の気に入っているのを書いておきますね。^^;

★パソコンでは、マイクロソフトのBookshelf Basicは結構使っています。
 ある字を含む言葉の検索などは楽ですね。あと、英和は結構、語源が載っています。 入っているのは、次の辞書です。
 国語大辞典(新装版)小学館
 プログレッシブ英和中辞典 小学館
 プログレッシブ和英中辞典 小学館
★インターネット上では
 大辞林
http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?svx=980100&svp=SEEK&pg=jiten_ktop.html&col=KO
 英英ならば
 http://www.dictionary.com/
★本では
 角川新字源 小川環樹他 ¥2100 は結構気に入っています。
他には古語辞典、江戸語辞典、中国語の辞書(日中、中日)なども利用します。



Re:人称代名詞

未菜実 (2001/11/24 14:08)

人称代名詞に関して
「私家版 日本語文法」井上ひさし 新潮文庫¥360
"自己定めと縄張りづくり"63p-70pに面白い意見が載っていました。
機会があったら呼んでみたらどうでしょう?

最後の方だけ引用させてもらうと、日本語の人称代名詞およびコソアドについて
西洋人のように「自己を中心に世界を築き、自己をあくまで主張する」ことはせず、共同の縄張りからあくまでものをいう。べつにいえば終始、相手との間を測り、相手との間を合わせる。つまり、この間を微調整するため、無限に近い人称代名詞があるのであり、そうやってできあがった間を固定させておくためにコソアドという遠近区分けの法があり、ひっくるめて相手と断絶状態におちいるのを防ぎ、間をもたせようとする。



辞書

内藤憲一 (2001/11/24 02:20)

未菜実さん、「瀰漫」の件ではまたまたご教示ありがとうございました。
ところで、未菜実さん・佐藤和美さんをはじめ、こちらの伝言板で
回答を下さる皆さんは、色々な辞書・辞典を目的に応じて
的確に駆使しておられるようですね。
そこで・・・今、私が「新明解国語辞典」だけを所有していると
し、さらに日本語や漢字のことを色々知りたいとすれば、
どういう辞書を購入すべきでしょうか。
当然、予算次第でしょうから、5千円・1万円・2万円
の3とおりで考えるとして、みなさまはどういう辞書(の組合わせ)
をお勧めになりますでしょうか。



そうなんですよ

GAUCHA (2001/11/23 22:00)

ビデオで確かめました。プラカードも GREAT BRITAIN、会場アナウンスも GREAT BRITAINでした。



(無題)

坂梨 (2001/11/23 20:42)

>シドニーオリンピックでも、イギリスは Great Britain で出てきましたね。
>北アイルランド出身の選手からは文句が出なかったのでしょうか。

え、そうだったんですか?オーストラリアの国際映像かな?>GAUCHAさん
僕がイギリスで見ていた時にはBBCは「GB+NI」と出していました。
「Great Britain and Northern Ireland」ですね。



Re:オムレツ

未菜実 (2001/11/23 11:45)

オムレツはフランス語のomelletteから来ています。
元来は薄い皿を意味するそうです。
alemelle(la定冠詞+lemelleうすい皿)の変形に-ETがついた。(プログレッシブ英和中辞典 第3版 小学館)
卵を焼く際に、なるべく薄く仕上げることが望ましいところからの命名とか。

蛇足ですが、オムライスはオムレツのオムに英語のご飯(rice)をつけた和製英語。
明治末に銀座の煉瓦亭が茶巾寿司にヒントを得て作ったといいます。



(無題)

あ (2001/11/23 11:26)

英語やフランス語が自分を表す言葉がI,Jeなど一通りしかないのに対して日本語は自分のことをぼく、おれ、わたくし、場合によっては先生、お父さんなどいろんな表現をするのはどういうことからですか



朝からもめてます

onishi (2001/11/23 10:07)

オムレツの語源をめぐって
73才の母と49才の兄と47才の私で
もめにもめております。



カムサハムニダ

とめとめ (2001/11/22 14:42)

佐藤さん、massangeanaさん、ポチの件ありがとうございました。
お礼の一言本当に遅くなってごめんなさい。



アイヌ語と日本語

佐藤和美 (2001/11/22 12:03)

ななえさん、はじめまして。

>「アイヌ語は、日本語と作りが似ている。」

アイヌ語と日本語の語順、子音・母音などはけっこう似ているところがあります。
以下のHPが参考になるでしょう。
http://www.ainu-museum.or.jp/nyumon/nm09_ktb0.html
アイヌ民族博物館編『アイヌ文化の基礎知識』(草風館)の中川裕さんの執筆している部分です。
これの「アイヌ語はどんな言葉か」を読んでみてください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

トアン レタラ チャペ チェプ エ  コロ アン ナ
あの  白い  ねこ  魚を  食べ て  いる よ
上がアイヌ語で下はその単語を逐語訳しただけですが、立派に日本語の文になっていますね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



グレートブリテン

山村 俊二 (2001/11/22 01:53)

なるほど。島をつけないのはたしかにそうだ。北海道島とはいいませんもんね。でも何の映画だったか、たしかコンタクトって言う映画かな?あのなかで北海道がHokkaidou Islandって呼ばれてました。島って言葉を略するのはその国の人だけみたいですね。



教えて下さい!

ななえ (2001/11/21 17:00)

初めまして。ななえといいます!
質問があるので、どなたか教えて下さい。

「アイヌ語は、日本語と作りが似ている。」

と聞いたことがあるのですが、本当なのでしょうか。
英語の授業で聞いたような気がするのですが、あまり自信がなくて・・・。
もし良かったら、教えて下さい。
よろしくお願いします。



お返事ありがとうございます。

SNG (2001/11/20 23:53)

学校の先生にも聞いてみましたが、このような黙字になったのは、
語の歴史が深く関わっているようです。
自分ではよくわからなかったのですが、
丁寧に書き込んでもらえたので、少しわかった気になっています。
ありがとうございます。



mascle

UEJ (2001/11/20 04:42)

> muscle のように scle で終わる単語は, ほかに corpuscle くらいしかないようですが,
「mascle」という単語もあるようです。
ランダムハウスによると「〔紋章〕マスクル:ひし形の中にひし形の穴があいた形.」、
発音記号も「マスクル」の発音しか載っていませんが、
↓のページによると「muscle」とは逆に「s」の発音が抜けて「マクル」とも呼ばれる?

「macle(=双晶)」という単語もあり、こちらとの関係も気になるところです。
http://www08.u-page.so-net.ne.jp/rg7/thor/monyougo.htm



Re: muscle

massangeana (2001/11/20 01:40)

muscle のように scle で終わる単語は, ほかに corpuscle くらいしかないようですが, -stle で終わる単語なら wrestle, whistle, castle のようにいろいろあり, いずれも t は発音されません。英語ではどんな子音群でも語末にくることができるわけではなく, (ルールがあるのですが, かなり複雑なので省略) それに反する形では, 英語に合うように子音が省略されるのでしょう。

発音しないのなら書かなければいいと思われるかもしれませんが, 形容詞形の muscular では c を発音するので, muscle にしておいた方が見た目がそろっていい面もあります。

なお muscle はフランス語からの借用語ですが, フランス語ではちゃんと c も発音されます。

scent/scissors/science などの c も発音されませんが, これはちょっと別の理由と考えた方がいいでしょう。



Re:グレートブリテン

yukiko (2001/11/20 01:12)

ご参考までに、以下の英国大使館公式サイト
http://www.uknow.or.jp/uk_now/fs_what.htm
の説明のなかの

英国という国→現代英国を知るための100項目→ 事実と数字 をたどっていかれると、

 「 1 連合王国(United Kingdom)とグレート・ブリテン(Great Britain)の違いは何ですか? 」
の項に、関連説明があります。



Re:グレートブリテン

松茸 (2001/11/19 14:20)

 "the island of Great Britain"という表現もけっこうあるようです:
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%22Island+of+Great+Britain%22&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5&lr=

 ただ、私の語感では、日本語の場合「大ブリテン島」が自然で、「グレートブリテン島」はもって回った感じがします。
# MS-IME2000にも「大ブリテン島」は語句として登録されていますが、
# 「グレートブリテン等」となってしまいます。(^^;



Re:弥縫

佐藤和美 (2001/11/19 12:06)

あまり関係ないけど、
陳舜臣『弥縫録』(中公文庫)
なんて本がありました。



グレートブリテン島

GAUCHA (2001/11/19 10:37)

もちろんイギリスの正式名称の場合は、「島」がつきませんが、イングランド、ウェールズ、スコットランドの3地域(?)に分かれているあの島自体は、「グレートブリテン島」ですね。日本人が本州や北海道にいちいち「島」をつけないのと同じ感覚で、イギリス人は単に Great Britainと言うのだと思いますが、地理用語としては、Great Britain Island があるのではないでしょうか。帝国書院の『TVのそばに一冊ワールドアトラス』三訂版の27ページには「グレートブリテン島」とあって、その下にGREAT BRIRTAIN I. と書いてあります。まあ、イギリスで売られている地図を見れば、Great Britain Island という言い方があるかどうか、分かるでしょう。

ところで、シドニーオリンピックでも、イギリスは Great Britain で出てきましたね。私は当然 United Kingdam で出てくると思っていたので、びっくりしたのですが、北アイルランド出身の選手からは文句が出なかったのでしょうか。



教えてください

SNG (2001/11/18 19:48)

先日、宿題をやっている時muscle(筋肉)という語が目に入り
気になっています。
どうして、こんな読み方をするんですか?



グレートブリテン

佐藤和美 (2001/11/18 08:54)

「ニューギニア」、「スマトラ」、「ジャワ」……
「島」だからと言って、「島」をつけなけりゃダメって言うものでもないでしょう。

「Great Britain Island」って言う?
存在しないか、ほとんど使わないか、どちらかだと思いますよ。

帝国書院『新詳高等地図』グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国
旺文社『世界史事典』大ブリテン−北アイルランド連合王国
三省堂『大辞林』グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国
三省堂『コンサイス外国地名事典』グレート-ブリテンおよび北アイルランド連合王国
「島」をつけた文献があるなら、教えてください。



Re:瀰漫

未菜実 (2001/11/18 08:17)

瀰は彌にサンズイが付いてできた字で水の様子を表すようです。
意味は、
1.満ちる、はびこる、水が満ち溢れる様、
2.広い、遥か、水の果てしなく広い様
瀰漫は広くはびこることで。=彌漫

彌漫:1.一面に広がる。2.大水のみなぎっている様
 漫の方に水が果てしないという意味がありますから、結果的に
同じ意味に使われているようです。
                       (角川 新字源)
IME2000では、瀰漫、弥漫 両方出てきますね



Re: グレートブリテン??

UEJ (2001/11/18 06:42)

> イギリスの話のところでグレートブリテンとなんども書いてありますが
> 正しくは「島」をつけるのが適切ではないでしょうか。

どちらでもよいと思いますが。
イギリスの正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」、
すなわち「Great Britain」だけで島のことを表します。
日本語にするときに島を意味することをはっきりさせたければ「島」をつければいいのでしょう。

「本州」を英語で説明する時に、日本を良く知っている人には単に"Honshu"と言えば通じるでしょうけど
そうでない人にも"Honshu Island"と言えば、ああそういう島があるんだな、と分かってもらえますね。



Re:吹聴は「すいちょう」?

jinng (2001/11/18 00:06)

佐藤様
早速のご返答,有難う御座いました.
「風聴」という言葉があったのですね.

少し過去ログをさかのぼって見てたら,「慣用読み」の例がたくさん出てましたね.
私が思ってたのは,ちょうどこういうことでした.
もっともここには,吹聴は例にありませんでしたから,慣用読みとは違うのかもしれませんけど.

また,その少し前に
> 「ウサギ」って鳥じゃないのに、なんで「羽」で数えるんでしょう?
と,ありましたが,耳を束ねて持つので「把」で数えるとは聞いたことがあります.
既出でしたらすみません.



弥縫

内藤憲一 (2001/11/17 23:28)

未菜実さん、早速詳しいご説明を頂きありがとうございました。
実は、私がひさびさに「弥縫」という単語を見たのは先週(今週?)の
週刊文春でありました。この言葉を見たのは過去20年で3回目
くらいだと思います(笑)。
「弥」を日常生活で見るケースでは、
深田久弥とか松浦亜弥とか人名で「や」と読む例が圧倒的で、
阿弥陀くらいですね、「み」と読む場合は。
「び」と読む例は難しい言葉ばかりなんですね。
ところで、
私のIME98では、「びまん」は瀰漫と変換されて、さんずいが
付きます。彌漫と瀰漫とは、別の言葉なのでしょうか?



グレートブリテン??

山村 俊二 (2001/11/17 19:01)

イギリスの話のところでグレートブリテンとなんども書いてありますが正しくは「島」をつけるのが適切ではないでしょうか。そしてイギリスの正式名称は「グレートブリテン島および北アイルランド連合」だったと思います。ちなみに長野での冬季オリンピックの開会式では「ザ・グレートブリテン」と呼ばれてました。



(無題)

永瀬研二 (2001/11/17 18:21)

佐藤和美さま
だいぶ遅くなりましたが,コロポックルについての考察,ありがとうございました.
「トイチセウンクル」などの呼び方もあるようですが,その本にはあくまで「コロポックル」に「竪穴に住む人々」という意味があると書いてあったので,ずっと疑問に思っていたのです(トイチセウンクルでも竪穴の人々にはならないとは思いますが).アイヌ語って一般に知られてない言語だけに,地名以外でもいろいろあるみたいですね・・・.



Re:吹聴は「すいちょう」?

佐藤和美 (2001/11/17 16:07)

『日本国語大辞典』からです。
「風聴の音転か。フキガタリの転か[大言海]。」



吹聴は「すいちょう」?

jinng (2001/11/16 23:17)

テレビで”吹聴”を「すいちょう」と言っている人のを聞いて,あっ間違えてると,
思ったのですが,よく考えると「すいちょう」の方が正しいような気もして,
調べたところ,「吹」を「ふい」と発音するのは,吹聴の場合だけみたいです.
「すいちょう」を間違えて(「ふく」の連想から)「ふいちょう」と読んでいるうちに,
そっちの方が一般化したのではと想像したのですが,どうでしょうか?
調べた範囲では,そのようなことは見あたりませんでしたけど.



Re:弥縫

未菜実 (2001/11/16 09:11)

弥の元の字は彌で
漢音:ビ 呉音:ミ です。
爾が音を表す形声文字で、ジがビに音転化したもので、もともと弓が緩む意味を表したのが、長びく、わたるの意味にも使われるようになったそうです。
ビと読む例
彌久、彌月、彌日、彌彌、彌天、彌封、彌縫、彌望、彌漫、彌留、彌歴、
ミと読む例
彌陀、彌勒、沙彌、
                    (角川 新字源)
なお、中国では今は「mi」の音が残っており、弥縫(mifeng)と読まれています。



弥縫

内藤憲一 (2001/11/16 02:27)

「弥縫」が「取り繕う」ことであるのは何となく承知しており
ましたが、最近はじめて「びほう」と読むと知りました。
いい年をしてお恥ずかしいかぎりです。
その、
「弥」を「び」と読むのはどういう由来によるものなので
しょうか、どなたかご教示下さい。



間違えました・・・^^;

なにわっこ (2001/11/15 23:48)

偏と旁には、分かれていませんね。あまりのうれしさに、焦ってしまいました・・・。しっぱいしっぱい・・・^^;



ありがとうございます!!

なにわっこ (2001/11/15 23:31)

未菜実さん、本当に詳しい説明ありがとうございます!!(^-^)
これで、立派なレジメを完成させることができます。明日のレジメ発表がんばりますね☆
でも、ムササビの漢字が偏と旁にわかれていたなんて、驚きでした。まだまだ、勉強が必要だなあと思いました。初めて、「言葉の世界」を知って投稿したので、答えが返ってくるか不安だったのですが、素晴らしいお答えが返ってきたので、嬉しく思っています。これからも、お気に入りのページとして、ちょくちょくのぞいてみますね☆本当に有り難うございました!!



Re:むささび

未菜実 (2001/11/15 22:28)

むささびは万葉集に三首詠まれています。
(志貴皇子 3-267)
むささびは木末求むとあしひきの山のさつ男にあひにけるかも
(大伴坂上郎女 6-1028)
ますらをの高円山に迫めたれば里に下り来るむざさびぞこれ
(7-1367)
三国山木末に住まふむざさびの鳥待つごとく我れ待ち痩せむ

これらの歌を見る限り、むささびの字をこぬれと読む理由はないように思います。

実際、辞書では {以下()で括ったのは左が偏、右が旁のつもりです。}
(鼠+生) 漢音:セイ 呉音:ショウ(シャウ)
     1.イタチ 2.ムササビ
(鼠+吾) 漢音:ゴ
     1.ムササビ
の様になっています。
現在の中国語では(鼠+吾)+鼠でムササビを表しています。



賢者の石

UEJ (2001/11/14 04:31)

以前、佐藤さんがハリー・ポッター(最近はハリポタと略すらしい(^^;))の「賢者の石」の訳について
投稿されていましたが、アメリカで売られている本のタイトルは
『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』となっています。
「Sorcerer」は「魔法使い」という意味で、
アメリカでは「Philosopher's Stone」という言葉があまり知られていないために
出版社が作者の了解を得た上で改題したそうです。
参考:http://members.tripod.co.jp/Bunchan/harrysouko.html

そういう意味では日本語訳も「ハリー・ポッターと魔法の石」としても良いのかもしれませんね。
# といっても私はこの本を読んだことが無いので、何とも言えませんが。

因みにこの賢者の石ですが、卑金属を金に変えるのみならず、
不老不死の効果もあるのだそうで、別名「elixir(エリクシール)」とも呼ばれます。
これは資生堂の化粧品の名前にもなっています。



ムササビ=梢?!

なにわっこ (2001/11/14 03:16)

こずえは万葉時代、木末(こぬれ)と読んでいた様ですが、こぬれは、木の末(このうれ)の略だそうです。ムササビは木の先端(こずえ)から飛ぶということで「このうれえをもとむ」等と表現されます。そこで、ムササビの漢字(常用漢字外なので変換できませんでした・・・すいませーん。)はこぬれと中国読みまたは、音読みが出来るのでしょうか?おしえてくださーい!!



Re:国境地名

未菜実 (2001/11/12 19:18)

もう出てましたでしょうか?^^;
大阪府の堺市の由来は、摂津、河内、和泉の3国の境界に発達した都市だそうです。



「国際」について ありがとうございました

えんや (2001/11/12 14:46)

佐藤和美さん、どうもありがとうございました。語源というと、『言泉』などの語源辞典にすぐ手を延ばしてしまいますが、『日本国語辞典』使えますね。勉強させていただきました。



つぼ

佐藤和美 (2001/11/12 12:02)

灸などの「つぼ」ですが、
『日本国語大辞典』(小学館)によると、
雑俳・花見車集(1705)に用例があります。



Re:「国際」という熟語の語源について

佐藤和美 (2001/11/12 12:00)

『日本国語大辞典』(小学館)からです。
国際
語誌
1.幕末から明治初期にかけて、当時の知識人や政府の要人達が国際法思想の移入に際して、盛んに利用した漢訳洋学書「万国公法」の中に使用された「各国交際」というフレーズから造語された和製漢語。
2.当初Dilomatic intercourse(諸国家・諸国民間の交際)の訳語として使用されることが多かったが、明治三〇年代あたりから「国際紛争」「国際法」「国際的」等の用法が見られるようになり、internationalの訳語としての地位を獲得していった。

日本語でわからないことがあったら、まずは『日本国語大辞典』を調べてみましょう。



Re: パドゥギ

massangeana (2001/11/10 03:31)

パドゥギはぶちということでいいと思いますが, せっかくなので, 最近できた
Google の画像検索機能を使ってみました。
  http://images.google.com/images?q=%B9%D9%B5%CF%C0%CC&hl=ko

残念ながら写真より絵の方が多いようですが, おおむねまだらの犬みたいですね。

中国だとやはり「小黒」みたいな肉体的特徴 ^^; に由来する名前か, 「宝宝・
貝貝・妹妹」みたいな重畳形が多いみたいです。まだらの犬は「花狗」といいま
すが, 「花花公子」(プレイボーイ) にひっかけて「公子」と名付けた, という
ページがありました :-)



「国際」という熟語の語源について

えんや (2001/11/09 15:10)

「国際」という熟語の語源を知りたいと思っています。おそらく「国」と「交際」を合わせた合成語か、「インターナショナル」を日本語にした翻訳語で、明治ころにできたのではと推測しています。正確にいつ、誰が作ったのかご存知ないでしょうか。そもそも語源の探り方にはどのような方法があるのでょうか。



ありがとうございました。

花岡公夫 (2001/11/09 09:00)

 佐藤和美さん,massangeanaさん,「せいせい」についての御教示,ありがとうございます。実際に話された言葉で分からないことがたくさんあります。今後ともよろしくお願いいたします。



Re:ポチは囲碁?

佐藤和美 (2001/11/08 16:26)

うろ覚えですが、中国には犬をペットにする習慣はなかったと思うんですが。

ポチに関しては以下の書き込みを参考にしてください。
「ポチ」(2001/05/18 12:24)
「Re: ポチ」(2001/05/19 01:42)
「Re: ポチ」(2001/05/19 03:24)



はらす

佐藤和美 (2001/11/08 16:25)

「はらす」、手元の資料には全然載ってないですねぇ。
お手上げです。
小学館の「日本国語大辞典」に「はらし」っていうのが載ってたけど、関係ある?



ツボ=経絡・経穴?について

鈴木玉緒 (2001/11/07 23:02)

今、鍼治療(針治療)をしています。私は数年前に、医療ミスによって、2年間、食べることも飲むこともせず、点滴だけで過ごしました。その間、手術4回です。そして5年後、さまざまな支障はあるとはいえ、針治療によって、今はまあまあ通常の生活ができるようになりました。西洋・東洋の医療は患者としては、いつかオーガナイズされてほしいと思う次第です。しかし、医療ミスが騒がれ、信用度が薄れているにもかかわらず、あいかわらず、東洋医学は軽視されている傾向にあります(知っている人は知っていますが)。もちろん、うさんくさい治療院が実際、存在しているので、それは問題ですが。。。で、すみません。長くなりましたが、「本当の治療・医療」と考える時、ツボとか経絡とか、あいまいな表現が本当にいい東洋医学を、あいまいにしていると思いました。広辞苑も調べました。鍼治療院も調べました。しかし、語源となると、学問的世界となるので、なかなかわかりません。ツボとはいったい、いつ、どこで、誰が、どのような経緯で、「経絡や経穴をツボ」と表現するようになったのでしょうか? どうか教えてください。もちろん、私も続行して調べています。どうかよろしくお願いいたします。



Re: せいせい

massangeana (2001/11/07 20:07)

政治家用語に「粛々と」および「せいせいしゅくしゅくと」というのがあり, 「せいせいと」はその一種と思われます。

下記参照: 竹下派総会で羽田蔵相らが使った/「せいせいしゅくしゅく」/整々粛々/整斉粛々/清々粛々/新聞各社、表記まちまち(朝日新聞1992.10.29)

http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/BBS/room_1/BBS_MSG_010323150635.html



せいせい

佐藤和美 (2001/11/07 19:44)

『大辞林』
http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/jp-top.cgi
で、「せいせい」で検索するとこれだけでてきます。
どの漢字なのかは自分で確認してみてください。

1  せいせい 【世世】
2  せいせい 【正声】
3  せいせい 【生生】
4  せいせい 【生成】
5  せいせい 【西征】
6  せいせい 【征西】
7  せいせい 【済世】
8  せいせい 【清世】
9  せいせい 【清静】
10  せいせい 【盛世】
11  せいせい 【棲棲・栖栖】
12  せいせい 【聖世】
13  せいせい 【精誠】
14  せいせい 【精製】
15  せいせい 【整正】
16  せいせい 【整斉・斉整】
17  せいせい 【井井】
18  せいせい 【正正】
19  せいせい 【青青】
20  せいせい 【凄凄】
21  せいせい 【済済】
22  せいせい 【萋萋】
23  せいせい 【菁菁】
24  せいせい 【整整】
25  せいせい
26  せいせい 【清清・晴晴】



せいせいと

花岡公夫 (2001/11/07 16:12)

 初めての投稿です。ふつつか者ですが,よろしくお願いいたします。
 テレビのニュースで,11月2日,柳沢金融担当大臣が,2002年4月に凍結解除予定のペイオフについて,「凍結解除するのが適当。せいせいと実施に移すことが大事だと考える。」と話しているのを耳にしました。この発言についての毎日新聞の記事を見ると,「せいせいと」と仮名で表記していましたが,文脈からこの語の意味に近いと思われる言葉を辞書で探すと,新辞林では,「せいせい(正々)=(ト/タル)正しくきちんとしているさま」,大辞林でも同じ項目がありますが,新聞で仮名表記しているのを見ると正々ではないのかもしれません。どなたか教えてください。
 なお,別の例として,ある会社で,中間管理者が会社の運営のまずさについて役員に直談判したところ,君はせいせいと自分の職務を遂行していればいいんだと言われたというのがありました。



ビンラーディン、ビンラーディン氏

GAUCHA (2001/11/07 11:40)

読売新聞や週刊誌は「ビンラーディン」と呼び捨てですが、NHKと他の有力新聞は「氏」をつけています。不思議なので、読売、朝日、日経、産経各紙と、NHKにメールで問い合わせました。そのうち読売、朝日、NHKから返事が来ました。以下要約してお伝えいたしますので、皆様のご意見をお聞かせください。日本国内ではこの問題について論争は起きていないのですか。

読売新聞の回答
99年の国連安保理決議で、くだんの人物は国際テロリストとして名指しされている。今回のテロでも米英の政府は確たる証拠に基づいて、彼を首謀者としており、事件の重大性や凶暴性、犠牲者の多さなどを勘案し、通常の犯罪報道で使う「容疑者」や「氏」などの敬称はふさわしくないと判断した。

朝日新聞の回答
明確な証拠が示されないまま、98年の米大使館どう自爆はテロ事件の犯人とアメリカ政府によって決めつけられたわけであるし、今回の事件でも明確な証拠が国際社会に公開されていない。彼には「元大統領」や「代表「師」という肩書きがないから、呼び捨てにすると、本紙が、彼を「今回の同時テロの犯人であると認定してしまうことになる」から、「氏」をつけている。
米司法省や国際機関が彼に対して明確な法的措置を執ったとき場合など、実行犯と同様に「容疑者」とするのが妥当ではないか。

NHKの回答
(だいたい朝日新聞と同内容ですが、欧米の主要メディアの中に「ミスター」をつけているものがあるということを言っています。)
今後、事件の展開、アメリカの捜査状況を見ながら、「氏」ではない別の呼称で呼ぶことも検討している。



Re:賢者の石

松茸 (2001/11/06 17:27)

 ドイツ語“Stein der Weisen”の訳ではないでしょうか?



賢者の石

佐藤和美 (2001/11/06 13:28)

『ハリー・ポッターと賢者の石』
(HARRY POTTER AND PHILOSOPHER'S STONE)

「賢者の石」という字を見るたびに思い出すことがあります。
20年以上前ですが、角川文庫で一次トンデモ本を出してたことがあります。
そのうちの一冊に「哲学者の石」という字を見つけました。

「哲学者の石」ねぇ……。

googleで検索すると、

哲学者の石 約76件
賢者の石  約20600件

皆さんはどう思われますか?



ポチは囲碁?

とめとめ (2001/11/06 01:15)

日本の犬のポピュラーな名としてポチがあげられますが、韓国で犬の最もポピュラーな名は「パドゥギ」です。これは「パドゥク(囲碁)」に名前の語調を整える「イ」が語尾についたものだと考えられます。「ポチ」が「ぶち」に由来するとしたら、「パドゥギ」も白黒のぶちに由来するような気がします。ただ韓国でぶちの犬はあまり見たことがないのですが....両者は関係あるのでしょうか? また、日本と韓国の文化に大きく影響を与えた中国では、犬のポピュラーな名は何でしょうか? 何かご存知でしたらぜひ教えてください。



鮭のハラスの語源は?

天丼 (2001/11/05 12:34)

鮭のハラス(腹の部分の肉)のハラスの語源は何?
ハラミなら(腹身)かな?と考えれるのですが、ハラスとなると(腹巣)なの?ってなってしまいます。いろいろ辞典等を見たんですが、(晴らす)と(腫らす)しか 出てきません。
是非 教えてください。



ベサメムーチョ

佐藤和美 (2001/11/05 12:06)

ある日の妻との会話。(一部脚色あり。(^^))

ラジオから流れてる曲を聞いて、

妻「この曲、なんていう曲だっけ?」
私「ベサメムーチョだよ。」
妻「なんていう意味?」
私「……わからない。今度、調べとく。」

というわけで、調べてみました。

なんで調べるかな?
まずは『コンサイスカタカナ語辞典』(三省堂)でも見てみるか。

出てた!

ベサメ-ムーチョ
「[スペイン語 Bésame mucho.]「たくさんのキスを下さい」の意。」

ウーン、そんな意味だったのか!

その後、
私「XXX(妻の名)、ベサメムーチョ」
妻「ヤダヨ」
(^^);



「言葉の世界」伝言板10月分

佐藤和美 (2001/11/04 07:44)

 「「言葉の世界」伝言板10月分」を追加しました。



ありがとうごさいました!!

YAYA (2001/11/03 16:55)

 佐藤和美さん、UEJさん、未菜実さん、お返事ありがとうごさいました、参考にさせていただきます。また判らない事があったらよろしくお願い致します。 失礼します。



Re:けばり

未菜実 (2001/11/03 14:36)

大辞林でも、つりばりは釣針、釣鉤両方採用していますね。

私見ですが
針の十は針を表す象形文字で、真直ぐな縦棒に糸を通す穴が付いた形です。
一方鉤の句は鉤(かぎ)の象形文字で、もともと曲がるとか、引っ掛けるとか、の意味を含んでいます。
こう考えると、釣りに使う針は鉤の方が妥当なような気がします。
最も、太公望が使ったのは釣針。^^;
ただ、現在では両方認められつつあると言うのでは?



Re: けばり

UEJ (2001/11/03 12:28)

私のところにも同様のメールが個人的に返事を出していたのですが、
こちらにも投稿しておきます。

| 小学館国語大辞典(BookShelf 2)には
| けばり【毛針・毛鉤】として立項されています。
|
| つりばり【釣針・釣鉤】も同様。
|
| 同じ熟語と考えてよいのではないでしょうか。



けばり

佐藤和美 (2001/11/03 10:12)

『広辞苑』、『大辞林』、『新明解国語辞典』、『岩波国語辞典』、どれもが「毛鉤」であり、「毛針」はでてきません。「毛針」は誤字と考えていいのではないでしょうか。



判らない??

YAYA (2001/11/02 10:56)

 誰か知ってる方、いませんか?毛針と毛鉤って同じ熟語として考えていいのでしょうか



reverse

佐藤和美 (2001/11/01 12:04)

ある日の妻との会話。(一部脚色あり。(^^))

妻「ねえ、ねえ、リバーシブルってどういう意味? おばさんばかりの会社なんで、誰も意味がわからなかったんだけど。」
私「リバーシブルって、うら・おもて、どちらでも着れる服のことだろう。
テープレコーダーで最後まで行ったときに反対の面に移るだろ。あれは回転が逆転して反対の面に移るんだけど、あれ、オートリバースっていうだろ。リバーシブルとオートリバースのリバースって親戚の言葉で、ま、逆ってことかな。」
妻「ふーん、そういう意味だったの。」


『大辞林』から。

リバーシブル[reversible]
表裏ともに使える布や衣服。「―のコート」

オート-リバース[auto-reverse]
テープが終わると自動的に逆転して再生・録音を続ける装置。自動逆転装置。

『EXCEED英和辞典』から

reverse
vt. 逆にする, 裏返す; 逆転[逆流,交換]する; 一変する; 【法】 取消す.
− vi. 逆になる[回る], 戻る.

reversible
a., n. 逆[裏返し]にできる; 取消しできる; 両面着用できる服. reversibility n. 逆にできること, 可逆性; 取消し可能(性).



Re: 気合

massangeana (2001/11/01 00:18)

気合の意味の変化はおもしろそうですね。
家にある「俗語辞海」(明治42年)を見ていたら, 「きあひ」の 1. は気分の意味で
したが, 2. に「武術家の語。いきごみを出すこと。」とあり, このころにはもう
あったようです。「和英語林集成3版」(明治19年)には気分・具合の意味しかのって
いませんでした。



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