2001.02.10

昔から「ハワイ=俗なところ」という図式がオレの頭の中にはあって、自分から行きたいとも思ったことがなかった。今回は社員旅行ということもあって、初めてその地を踏むことになったのだ。ずっと前にツーリング雑誌OUTRIDERでハワイではハーレーがレンタルできるという話を読んだことがあって、事前に引っぱり出して見直してみたら、その記事の場所は目的地のオアフ島ではなくハワイ島だった!だめだこりゃと思って、社長には悪いけど最初っからあまり期待する気持はなく現地に着いたのだが・・・なんとホノルル市内には何軒もレンタルバイク屋があることが判明!このHPのBBSにも時々来る後輩のtaokaとともにハワイツーリングを決行することにしたのだ!

STEP1:バイクを借りる  ホテルにあった電話帳で調べたところによると、ホノルルの中心街にはバイクをレンタルしてくれる店が数軒ある。内容はハーレーの専門からモペット・原チャリまで差はある。値段も店によりまちまちで、下調べが必要なようだ。ちなみに我々が借りたのはワイキキビーチにほんとに近い場所で、宝くじの屋台に毛が生えたみたいなカウンターの前にハーレーやらドカ・日本のフルカウル車などが並べられている店(右の写真→)。そこでは同時に自転車やボディボードも貸している。他も回ってみたが、ハーレー専門のところやクルマもやってるところもあった。時間に余裕があったら何軒か回って安いところとか、自分のニーズに合わせて借りるのがいいでしょう。

オレが借りたその店での値段はスポーツスター883Cで135ドル+保険料25ドルの計160ドル。ハーレー専門店では100ドルって書いてあった。(そこは遠かったのでパス) 気になる免許だが、そこでは国際免許なんて不要、ナント日本の普通二輪免許でどんなデカイバイクも乗れてしまう!ファットボーイでも全然OK!taokaはその口で、喜び勇んで憧れのドカの750をchoice。このラインナップの多さが今回のオレらの決め手になったのだ。 そして要注意だったのが、ここでは現金払いでもカードの控えを取られるのだった。オレは部屋においてきたりしたので、取りに行ったりしてえらい手間だった・・・カードは常に携行だね。(普段使わないもんで気にしてなかった) またそこの店番が腕にタトゥー入れまくったちょいヤバそうな白人で、当然日本語なんて喋らない。オレの超つたないニセ英語でなんとか借りることができた。ちなみにレンタル時間と料金の関係だけど、オレの883の160ドルは12時間レンタル。それより短いと3時間までなので、どこにも行けないでしょ。昼の1時に借りたんだけど返却期限の欄に「AM1:00」って書いてた。そんな時間までやってんのかいココ!?

STEP2:走り出す  準備ができたらいざ出発。ホントに英語がだめだからさ、「返すときガソリン満タンにするのか?」って聞いたつもりが「今半分ぐらい入ってる」って答えが返ってきた(笑)。ハーレーではおなじみのハンドルロックの南京錠の説明をしてくれたので「日本で同じのに乗ってるから大丈夫だ!」って言った(つもり)ら、「OK〜」みたいに喜んでくれた。ヨカッタ。 んでハワイの道はノーヘルOK。その代わり、目を保護する眼鏡類を装着する義務がある。オレは最初っから眼鏡使用なので問題なし。そして当然ながら道は右側通行。標識も日本とは違う。本当にちゃんと走れるのだろうかと心配はあったのだが、結果として全然問題ナシ!!

道は広くて路面もきれい、信号もあまりなくあってもほとんど引っかからないので流れはすごくスムーズ。変にトバしているヤツもいないし、みんな流れにのってホントに美しく走っている。ノーヘルって最初はマジで大丈夫なのか?と思っていたけど、しばらく走るうちに全く問題ない気分になるほど、危険を感じない道だった。ホントに日本とは大違い、日本じゃノーヘルでツーリングなんて絶対したくないけど。右側通行も慣れればOKだった。対向車が左車線にいるので、しばしば自分に突っ込んで来るんじゃないかと錯覚したりはしたけど。あと右左折の時、どっちから来るクルマに注意すべきか一瞬分からなくなった。右に行くときは左から来るクルマだけ注意すればいいのに、右からのクルマも気にしちゃってたり・・・

だいたいの道は制限速度が35〜45マイルって感じだったが、高めの設定なのかオーバーするようなこともあんまりないペースで流れていく。実際km/hに換算するとどのくらいなのか知らないのでよく分からないけど、体感的には70〜80km/hで流れていることが多かった気がした。北海道を走っているような気分になったりして。

  

←今回レンタルの2台。(Photo by taoka)

スポーツスター883Cは日本で自分が乗っているのとは微妙な違い。フォワードコントロールは思いの外快適で、楽チンだった。ブレーキを踏むのとかも、慣れたら違和感なくなったし。でも気持ちよい景色の所で立ち上がれない。その点は×。やっぱヨロコビのスタンディングしたくなる瞬間が旅にはほしいから。

ハンドルは長めのライザーで手前に来ているのでストレートハンドルでも上半身に無理はない。手前にあるメーターは意識しないと視界に入りにくいかな?

マジで自分のスポにハイウェイペグつけようと企んでます。

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