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STEP3:ツーリング!  ハワイについてはどこがいい所とか、全く予備知識がなかった。北の方の「ノースショア」って辺りが田舎で日本人が少なくていい、ってことを少し聞いた程度。借りたのは午後1時だったのでそう遠くへも行けないだろうと、島の東側を回って見ることに決定。ルート図はこちら 

ホノルル市内は一方通行が多いのだけど、流れにのってまずはとにかく東へ向かってみる。有名なダイヤモンドヘッドの方向。海沿いを走るつもりが少し内陸に入ってしまったけど、すぐに海の見える小高い展望台に。いきなり開けた景色に感動!ホントに海が青いのだ。2月、日本にいたら寒い寒いと背中丸めて歩いているような時期に、ここは一体どうだ!暑いぐらいの日差しの中、真っ青な海の見える場所にバイクで来ているなんて!ダイヤモンドヘッドは別に上まで行きたいわけでもないので、東周りルートを進む。しばらくは海岸線から少し入ったところを道は進んでいたが、坂を上りきった瞬間、目の前に広がる壮大な太平洋!!うお〜〜〜!! その先は緩やかなカーブが続く海辺のワインディングロード。波のしぶきが霧状になって眼鏡にかかる〜!そんでちょうどよい場所に駐車場があるのは万国共通?しばし休憩。サクとかないので、波しぶきはじけてる場所まで行ってるヤツもいた。命知らずのヤンキーだ。

どんどん北に向かってバイクを走らせる。対向車線にはけっこうバイク乗りがやってくる。やはりハワイはアメリカだけあって、ハーレーばっかし。すれ違うときにみんな左手をあげて挨拶してくれる!こっちも応える!めちゃめちゃ旅気分の盛り上がる瞬間だ!楽しいなあ〜〜〜北海道みたい(またこれか)。でも走っているのが異国の地だから、旅気分はもっと上かも。すれ違う「バイク乗り」同士、国境も人種も関係ない楽しさを共有しているんだ!!自分が完全に異邦人だと、マジで楽しいよ。

ところでノーヘルで走るのは気持いいんだけど、さっき書いたみたいに眼鏡がスゴイ汚れる。顔面もほこりだらけ。髪の毛は潮風や排気ガス?でベッタベタ。まるでポマードか何かでかためたみたい。超オールバック!ノーヘルは気持ちよさだけじゃないのだった。

ハワイのレンタカーやバイクは日本のようにガソリンを入れて返さなくていいらしい。おかげでtaokaの借りたドカはガスがあんまり入っていなくて、途中で給油するはめに。んでアメリカってセルフ給油じゃない?最初はやり方とかよく分からないんだけど、とりあえず挑戦!英語で書いてある(当たり前)説明を読むと、「Pay first」って書いてある。どうやら先に金を払うらしい。レジカウンターに行ってオバチャンに『ガソリン入れたいんだけど』って(英語で)言うと、『Pay first』。やはり先払いみたい。とりあえず10ドル渡して、給油機の番号を言ってバイクに戻る。レバーの操作がよく分からずにガチガチやってたらブシュ!!ガソリンがtaokaの顔面直撃!そんなトラブルにもめげず給油終了、給油した分の値段を差し引いた金額がおつりとして返されるのだった。知らないとなかなかやりにくいが、もう大丈夫だ!(これっきりだけど) ※日本でもたまにセルフ給油のところはあるよね。オレは去年鳥取の境港でやったことある。それは後払いだった。

そんなこんなであまりの気持ちよさにどんどん走って行くと、いつの間にか島を横断する道路との分岐点を過ぎていて、けっこう北上してしまったコトに気づいた。時は夕方4時、勝手の分からぬ異国の地で日が暮れた道路を走るのはチトつらい。ってことで折り返し、ホノルルへ戻ることにしたのだ。

行き着いたところの、左の写真を撮った公園はクアロア公園とかいうらしい。看板見て知った。海の手前に、広い芝生が広がり、気持ちのよい公園だった。シャワーもあったことから、夏は海水浴客でにぎわうと思われる。周りは超イナカ道。日本人はほとんど訪れなそう。のんびりした時間の流れる、よい場所だったよ。

今回の装備は日本じゃ考えられない超軽装、ブーツは履いて行かなかったのでスニーカー。(コンバースのレザーのヤツ)上は前の晩にホノルルの古着屋で買ったシャツ。グローブ、メットはナシです。ウェストバッグには一応上着を1枚入れてたけど出番はなし。水のペットボトル1本だけ持って走り回りました。戻るまで水分補給だけで何も喰わずに走りっぱなし。まるで日本でやってるオレのツーリングと同じパターン。もうちょっと何か喰うとか、せっかくハワイだったんだからすればよかったか?でも走る方が面白すぎてそれどころじゃなかったことも事実なのだ!ホノルルに戻ってバイクを返したら午後5時過ぎ。もう少し走り回っていてもよかったかな〜。日本円にして2万円という、決してお安くはない金額だけど、借りてみる価値は大いにあるでしょう!せっかく12時間借りるならもっと早くから走り回ってもいいと思うし。1日あったら絶対1周できます、オアフ島。引き続き誰か挑戦してみて下さい。ワイキキの日本人あふれるビーチとか街でウダウダ過ごしているより、何百倍もオモシロイものが見え、気持ちいい経験ができるはず。特にバイク乗りの人には・・・この感覚がきっと分かってもらえると思う!!

ついでにハワイで買った雑誌紹介…CLICK!

▲ビビっていた給油がうまくいってご満悦。 ▲気持ちよい。 ▲一番上の写真と同じ駐車場。

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