研究テーマ->メディアアート->オリジナル・プロジェクト->アニマル・サウンド・リアクション(動物の音反応)
ここでは、メディアアートの作品を紹介します。  
プロジェクトの概要
次のような実験を行います。。
20KHz以上の指定した高周波の出せる装置を作成し、それをもって動物園に行く。
各動物の前で、周波数を変えながら、動物の反応を見る。
実験の目的は、やってみたいから。。。 2010年の3月に着手しました。
経緯
このサイト内のモスキートトーンに関する記事を読んだ人からメールがきたのですが、その中ででてきたのが、「モスキートトーン」を動物に聴かせるとどうなるか?というものです。
モスキートトーンは簡単に言うと、若者にしか聞こえない高周波の音です。人間の場合、若い人ほど高い音が聞こえるわけですが、それでも2万ヘルツまでです。しかし、動物の場合、3万ヘルツとか、4万ヘルツとかの高周波でも聞こえるかもしれないわけで、この高周波に動物たちがどう反応するのかを見てみたいと思ったわけです。人間の場合、モスキートトーンは不快な音なわけですが、動物にとっても同じとは限りませんし、もしかしたら、高周波に寄ってくる動物、鳥、昆虫などがいるかもしれません。
装置
装置は、携帯できる必要があるので、下記のような感じで構成することを考えてみました。
ハードウェアの自作は無理なので、小型のノートPCを利用。
おそらく、ノートPCでは、20KHz以上の音は出せないので、 USBオーディオ・インターフェースを利用。
(ローランドでサンプリングレート96kHzのものがあるので、48KHzまで出せるはず。本当は、USBスピーカでいいのですが、USBスピーカは周波数特性が20KHZまでのものしかないようです。)
USBオーディオ・インターフェースのヘッドホンジャックから電池で動くスピーカをつないで音を出す。
プログラムは自作のものを用意(数値で指定して、特定の周波数の正弦波を出す。)
システム全体をリュックや紙袋等に入れて、持ち運びます。音量の問題があると思うので、とりあえず、十分に接近できて凶暴でない動物を対象に考えます。
装置の構成については、こちらのページで詳しく説明しています。
実験方法
イヌやネコなどは、人間よりも遥かに高い音でも聞こえるという話はよく耳にしますが、それだけでは、よくわからないので、いろいろな動物の可聴域を調べてみました。
色々な動物の可聴域のページにまとめてあります。
 
 
   
 
書籍とCDの紹介


このページで紹介している話との直接の関連はありませんが、音に興味のある人は 空耳の科学 〜だまされる耳、聞き分ける脳〜 を読んでみると面白いかも。。。