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メディアアートに関する情報を提供します。  
メディアアートとは何か?

 メディアアートは、簡単に言ってしまえば、コンピュータやマルチメディア、その他の先端技術を取り入れたアートのことです。 ただし、CGやデジタルサウンドなどの作品は、通常、メディアアートと呼びません 。メディアアートの作品は、何がしかの体感性を備えています。
 体感性というのは、つまり、さわって体験できるということで、作品との対話(インタラクション)を通じて、「発見」や「驚き」などがもたらされます。
 形態としては、パフォーマンスとインスタレーションの2つがあります。サウンド関係のメディアアートで言えば、パフォーマンスだと、たとえば、自分で考案した楽器や映像装置を使用して、人前で見せるというようなことが考えられます。 また、インスタレーションの1つの形態なのかもしれませんが、体験型装着装置などの作品もあります。たとえば、バイザー型のディスプレイを装着して、仮想空間を体験するようなものがこれにあたります。
 インスタレーションは展示される作品のことで、たとえば、人が作品に近づくとセンサーで感知して、音を鳴らしたり、映像を投影したりなどの作品がこれにあたります。
 また、最近では、パフォーマンスやインスタレーション以外に、インターネットを利用するタイプのメディアアートもあります。
メディアアートの作品では、
インターフェイスというものが重要になってきます。前知識の無い方は、インターフェイスについての説明もご覧ください。

メディアアーティストって?
 メディアアートの作家のことをメディアアーティストと呼びます。有名なのは、岩井俊雄さんとか、八谷和彦さんとかですね。作品だけつくって生活をしている人もいますが、大学の先生をしている人も多いです。
 アーティストと企業が共同で作品を制作する場合もあります。このような共同制作は、企業の宣伝とか、メセナ(慈善活動)として行われることもありますが、ヒット商品につながるかもしれないという期待もあるようです。実際に、商品になっているものもありますし。
どこで作品を見れるのか?
 日本では、NTTが運営するインターコミュニケーション・センター(ICC)でいくつかの作品を体験することができます。だんだん、規模が縮小してきているのが気になりますが。。。また、色々なところにある科学館とか、大学の展示施設やイベントとか、そんなところで見ることもできます。
 海外ではオーストリアのリンツで毎年開かれるアルス・エレクトロニカというイベントが有名です。