デバイス設定
CPU.c
CodeWarriorにはProcessor Expertというツールがあり、初期設定は全て設定してくれます。新しいプロジェクトで使用するデバイスを設定しProcessor Expertを選択してください。
この画面の設定が、cpu.cというソースコードを自動生成してくれます。一番上のBean nameが、ソースファイル名になります。
標準設定はクロック16MHz、バスクロックは4MHzです。
下の図の様にPOART Aの+マークをクリックしてDrive strength PTA0のみHighに設定しています。同様にPOAT BのPTB5もHighに設定してください。
データシートによるとPORTAもPORTBもドライブ能力の切り替えができるので、LOW設定で2mA、High設定で10mA(VDD=3.3V)を目安に設定できます。ただし、トータル60mAとあるので、全てのピンの合計は60mAを超えないこと。更に出力電流が増すと出力電圧が低下するので、データシートのグラフで確認が必要です。
Methodsタブをクリックして自動生成される関数を選択します。一番下のDelay100USにチェックを入れるのを忘れないでください。
この関数はクロック周波数を計算して100uSのDelay関数を生成してくれますので便利です。
下図のようにProcessor ExpertをクリックしてGenerate CodeをクリックするとCPU.cというソースファイルが自動生成されます。
更にプロジェクト名と同名のメインプログラムも生成されます。今回はLCD_VU_Display.cです。
英文で自動生成される部分とユーザーが記述するエリアがコメントで示されているのでユーザーのプログラムソースはユーザーエリアに記述してください。
PORT IO
POAT I/Oの設定はBeanを使って設定します。CodeWarriorの右下にBean Selectorがあるので下図の様にPort I/Oフォルダーを表示させると三種類のBeanが出てきます。
はビット単位のIO設定でLCD_RS・LCD_E・BackLightはこのBeanで作る事ができます。
は4ビットや2ビットなど自由に設定でLCD_DB4bitsはこのBeanで作る事ができます。
は8ビットバスなどを設定できるBeanです。今回は使用しません。
LCD_DB4bits(Bits IO)
Bean Selectorでをダブルクリックすると下図の設定画面で設定できます。
Bean nameは自動生成される関数名にもなります。Pinsを4に設定してこのバスを4ビットバスとします。
各ピンのポートを設定をすれば完了です。
Methodsタブで生成される関数を設定します。
LCD_RS(Bit IO)
Bean Selectorでをダブルクリックすると下図の設定画面で設定できます。
ポートを設定をすれば完了です。Methodsは特に変更の必要はありません。
LCD_E(Bit IO)
Bean Selectorでをダブルクリックすると下図の設定画面で設定できます。
ポートを設定をすれば完了です。Methodsは特に変更の必要はありません。
CONTRAST(TimerOut)
Bean Selectorでをダブルクリックすると下図の設定画面で設定できます。
Pulse widthは5usを選択してください。Methodsは特に変更の必要はありません。
VUin(ADC)
Bean Selectorでをダブルクリックすると下図の設定画面で設定できます。
A/D Channelsは2に設定してください。MethodsはGetChanValue16をダブルクリックしてチェックを入れてください。。
BackLight(Bit IO)
Bean Selectorでをダブルクリックすると下図の設定画面で設定できます。
ポートを設定をすれば完了です。Methodsは特に変更の必要はありません。
最後にGenerate Codeを忘れずに行ってください。全てを設定するとTarget CPU画面は右下の様になります。1番ピンはデバッカーをつなぐRESETですから残りは2ピンだけです。
しかし、この残り2ピンもI2Cバス用に確保しています。Generateed CodeフォルダにBeansが自動生成したソースプログラムが表示されます。