寒川神社臨時輸送・No.2

(2012.01.09:改訂)


ここからは、寒川神社発の復路について紹介します。


(寒川神社乗降場所)

寒川神社の降車場所

寒川神社の降車場所は、境内の脇にある参集殿の駐車場構内となります。正月3が日は寒川神社に隣接する道路が通行止めとなるため、この駐車場にはバスと警備車両しか入れなくなります。(この影響で、寒川町役場周辺の道路が午後を中心に渋滞します。)

かつて神奈川中央交通が寒川神社への定期路線バスを運行していたときは、このように駐車場構内で折り返すことはなく、境内入口前の三角路を利用するか、寒川町役場にかけてぐるりと1周して折り返す形態でした。現在、定期路線バスで寒川神社を経由するものはなく、寒川町コミュニティバス(運行は神奈川中央交通に委託)が神社の目の前を経由していきます。

神奈川中央交通も正月三が日は茅ヶ崎駅と本厚木駅等から臨時バスを運行していますが、寒川神社の乗降場所はこの駐車場ではなく、駐車場から約100m南へ離れた場所となっています。


(復路:寒川神社発の経路)

海老名駅行き

降車扱いを終えるとバスは駐車場でUターンを行い、一般道に出てきます。駐車場構内を進むため、相鉄バスの職員が誘導を行っています。そして、一般道にある乗車場所につけ、乗車を扱います。

寒川神社発についても海老名駅発と同様、運賃前払いとなります。1/1の早朝は途中の海老名郵便局に停車しますが、それ以外は全便海老名駅まで無停車で走ります。最終便は2012年1月現在、17:00発となっています。以前は17:10発の便も設定されていましたが、境内周辺の道路規制が17:00までとなっており、規制解除後の混乱を防ぐため、終車出発時刻が繰り上がったものと考えられます。

県道茅ヶ崎相模原線・倉見駅付近

寒川神社を出発すると、しばらくは海老名駅発の経路と同じ道を進みますが、復路の経路は往路と異なっており、往路で経由した十二天交差点は経由しません。 

復路の右折地点(2002年当時)

茅ヶ崎相模原線をひたすら直進したバスは、かつて横浜伊勢原線(県道22号)との交差点も直進し、写真にある富士コカコーラボトリングの工場前(社家小学校北交差点)で右折していました。しかし、現在は県道22号と交差する東河内交差点で右折しています。県道横浜伊勢原線を東へ進み、1回左折するとあとは海老名駅まで一直線で結びます。

寒川神社から海老名駅までの所要時間は、以前は1時間近くかかっていましたが、現在では平均30分前後となっている模様です。寒川神社周辺の交通規制区域から遠ざかる方向へ進むため、海老名駅発に比べて所要時間は短くなる傾向にあります。


以上、正月3が日のみに運行される海老名駅〜寒川神社について紹介しました。寒川神社から電車で行く場合、相模線の宮山駅から南へ徒歩10分という経路になるのですが、相模線の本数は1時間に3本(20分間隔)となっており、徒歩も加わるため多少不便かと思われます。

一方、相鉄バスの臨時便は寒川神社の目の前で乗降が可能であり、しかも本数はおおむね10分間隔で運行されていることから、初詣時に関して言えば相模線に代わる交通手段として十分に機能しているのではないかと感じています。経路変更で海老名駅〜県道22号交点までがショートカットされ、所要時間が短縮される傾向にありますので、今後も廃止とならずに続いていてほしいと思っています。


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