仕事日記●○●12月
小文字青〈佐山さん〉小文字赤〈管理人〉※小タイトルは管理人がつけています。


12月2日 クレッセントスタジオ フェイレイrec
ベ−ゼンとスタインどちらかで迷ったのちベーゼンでポップス。贅沢。イントロ4小節ピアノソロ。シングルだというので町に流れる日が楽しみ。吉本興業からエイベックスへ移籍第一弾とのこと。メジャーな話である。

jazz in F trio annex
佐山雅弘(P)・小井政都志(B)・松山修(Ds)・二宮純一(飛び入り)
1st Stage●

1-all the things you are [Fm]
mc
2-creopatra's dream [Gm]
3-dolphin dance [Eb]
mc
4-i hear a rhapsody [Cm] w/jun
5-body and soul [Db] w/jun
6-swingin' on a star [F]
2nd Stage●●
7-daddy blue [F]
8-p-bop [Eb]
mc
9-home town w/jun
10-take five A trains [Cm]
11-masarism [Bb] w/jun
encore●

12-floatin' time [E]
二宮は諦めていた程悪くはなかったが、期待した程よくもなかった。終わってすぐに反省しようとするので、それは成長を妨げる、言葉でなく心が勝手に傷ついて自然に癒えるを待てば自ずと身体に染み込んだ成長がなされるのだ、などと人にはいいことが言える。
修は予習をきっちりしてきてくれるので安心感のあるドラマーである。

12月3日 金沢芸術村 ”真夜中まで”公開記念イベント
洋食屋自由軒ことのほか旨。especialy オムライス。なかのごはんが焼き飯なのである。
time table など段取り、進行に難はあったものの、和田、立川両氏の喋りも面白く、五十嵐のラッパ好調にして今まで僕の知らなかったフレーズや音色もきけて良。ドラム井上スケジュールあわずは残念なれど、大坂昌彦はいま油がのっているのでこれも良い方にはたらいたハプニングといってよいだろう。

12月4日 M's(マサちゃんズ)with TOKU guest 川嶋哲朗
これが今回のツアーであり、タイトルであるべき名称であるが、ついにその表示には9日間一度もお目にかからなかった。

大阪・ビックキャット
toku(flh,vo)
川嶋哲朗(ts)思ったより、いや、心配したより、いや、諦めていたよりずっとずっとず〜〜〜〜っと良いのでうれしいビックリ。
M's(マサちゃんズ)はフロントを迎えると、rhythm section としての楽しさ山盛りで、ソロなくても楽しめる。けっこういけてるセッション母体じゃないか。
1st Stage●

01-creopatra's dream vs anthony's theme (M's)
mc(佐山)
02-fall( M's)
03-singin' on a star (M's)
mc(佐山)[introduce toku]
04-the river flows to the night (M's+ toku vo)
mc(TOKU)[about 04+introduce kawashima]
05-bewitched (vo,all stars)
mc(佐山)
06-take five "A" trains ( all stars)
2nd Stage●●
07-見上げてごらん夜の星を(kawashima solo〜quartet)
mc(佐山)
08-above horizons (all stars)
09-aroma,aroma,aroma ( all stars)
10-floatin' time ( M's)
11-me and mrs. jones (M's+ toku vo)
mc(佐山)
12-chick-a-dee (all stars)
encore●
fly me to the moon
concert title がtoku live になってるのはどうしたら.........この先もありそうだし.........
梅田don shopにて楽しいセッション有之。tokuと4時まで。

12月5日 加古川・star dance
倉敷cookie jarのゆみ+ひろこ来。自分たちの店だとたっぷり音楽を楽しめないから、、、。それはよくわかるし、主催とは別に聞きたいと思ってくれてることが嬉。
1st Stage●

01-creopatra's dream vs anthony's theme (M's)
mc(佐山)
02-fall( M's)
03-joy spring (M's)
mc(佐山)[introduce toku]
04-the river flows to the night (M's+ toku vo)
mc(TOKU)
05-bewitched (vo,allstars)
mc(佐山)
06-take five "A" trains ( all stars)
2nd Stage●

07-見上げてごらん夜の星を(kawashima solo〜quartet)
08-above horizons (all stars)
09-aroma,aroma,aroma ( all stars)
10-floatin' time ( M's)
11-me and mrs. jones (M's+ toku vo)
mc(佐山)
12-P-bop (all stars)
encore●
chick-a-dee
コンピューター処理の各自拡大写真を店の入り口にでかでかとかかげ、多少の田舎臭さとキャバレーっぽさあるものの、スタッフの意気込みや歓迎の意があらわれていて良。
佐山カルテット+TOKU のタイトルはまぁ許容範囲か。

12月6日 境港・夢みなとタワー
恒例になってしまった海陸運輸社長主催の本番前かに打ち上げ。とてもおいしくありがたくうれしいのだが、本番はきつくなる。

joy spring arrenge 完成型になるも演奏はまだまだ。
take 5-A trains,P-bopなど二管ものどんどん発展。TOKUは二日目から譜面がとれていて大したものだ。

ここでもTOKU LIVE。あのねぇ、それだと演し物もちがってくるし、ギャラだって設定基準がかわるのよ。M's(マサちゃんズ)とやるからって快く引き受けてのっかってきてくれているのに、これでは僕が彼をだましてことになるし、TOKUだと思って見に来たお客さんを詐欺にかけたのは僕達になるでしょう。

12月7日 移動日

12月8日 下関・grand HOTEL
Stage●
1-joy spring (M's)
2-the river flows to the night (M's+ toku vo)
3-bewitched (vo,all stars)
4-take five "A" trains
5-moorea(kawashima solo〜quartet)
6-above horizons (all stars)
7-me and mrs. jones (M's+ toku vo)
8-p-bop
encore●
chick-a-dee (all stars)
なんと”TOKU dinner show”だって。TOKUのmanagerも東京から急遽きてくれ助。ミーティング大いに揉める。あたりまえである。

12月9日 下関・grand HOTEL
丘上の回転レストランでふぐコース後、高杉晋作ゆかりの功山寺見学。数年前この寺の敷地内でランドゥーガやったそうな。300人で。すごい。
二日間司会をやってくれた渡辺かえさんは、その昔岡本なんとかっていうアイドルだったんだって。ユピテル所属で。

12月10日 勝山・レストラン西蔵
横山達治の話で一同もりあがる。

川嶋コーナーは僕とのduoで”見上げてごらん〜”何を話し合うより心が通じるjazz musicianならではの快感。

うちあげで大いに唄い、弾く。二階の飲み席ではTOKUと大坂昌彦がなにやらずっと話し込み、小井政都志はいつもの如く高鼾、川嶋は早めに宿へ。彼は結局ツアー全日通して喉からの出血が止まらなかった。

12月11日 倉敷・クッキージャー
生のピアノがないのでfloatin' time,above horizons出来ず残念。メンバー全員気の毒がってくれるが、なに、先のPONTA BOXツアーなど三分のニがキーボードだったんだから。とほほ。
herbie hancockのdolphin dance,chick coreaのgot a matchなど代わりに演奏するもまた趣き。
tenorとpianoのduoがむりなのでそのコーナーは休ませてもらいtenor+bass+drumのトリオでdarn that dreamを7/8拍子+4拍3連から派生する4ビートのブリッジというスタイルでやっていたが、何がどう行われているのかがよくわからない演奏で大受け+大笑い+大感心となにやら意味不明な感動。
大坂昌彦だけにMC振るのを忘れていたので、”拍子を自由自在どころか迷惑なくらいあやつってる大坂というものをお客さんはどう思っただろうね、しゃべらせなかったから何のとっかかりもないだろうし”と僕がいうと小井が”どうやって歩いてるんだろうと思われてるよ”というので一同、4歩歩く間に五回手を振る等変拍子歩きに躍起となり、悪酔いしそう。

12月12日 東伯町・カウベルホール
1st Stage●
01-creopatra's dream vs anthony's theme (M's)
mc(佐山〜小井)
02-joy spring (M's)
03-the river flows to the night (M's+ toku vo)
mc(TOKU)
04-bewitched (vo,all stars)
mc(佐山)
05-take five "A" trains ( all stars)
06-見上げてごらん夜の星を(kawashima solo〜quartet)
mc(川嶋)
07-above horizons (all stars)
08-aroma,aroma,aroma ( all stars)
09-floatin' time ( M's)
10-me and mrs. jones (M's+ toku vo)
mc(佐山)
11-P-bop (all stars)
encore●

12-fall(M's)
mc(大坂)
13-chick-a-dee (all stars)

まだまだ続けたい。どんどん楽しくなりっぱなし。concert title,hotelの仕切りなど問題点山盛りだったが、musician's relationship はかなり有意義で今後に繋がるものが残せたと思う。dinner show問題でのTOKUのポツリと言ったことが忘れられない。”みんなもっとジャズを大切にしてほしいな”

12月13日 移動日
今日のしゃれ ”全米ツアーならぬ伝兵衛ツアー ” by 小井政都志

12月14日 名古屋・bottom line dust
僕は米である、というのはどうでしょう。オムライスにしてもおいしく、焼き魚ともお肉とも相性良く、いざという時には単体でも十分うまい。その時に振りかける塩加減が微妙ではある。

12月15日 韮山 ソロ guest 八木のぶお
Stage●
summer afternoon
aroma,aroma,aroma
リクエストおよび質議応答
八木solo
all of me
calling you
tough
-------------------------
autumn leaves(by request) w/hittin'11

hittin' 11というほぼフルバンドが一部をやってくれたら、ドラムが辻田さんといって安寿ミラさんのショーの時に手伝ってもらった人で、サックスセクションには岡崎の弟がいて和気あいあい。一部の彼等のステージに2曲参加させてもらった。angel eyesとtake the a train。到着前の不安もあるにはあったのだが、、、、

”ソロコンサートお願いしたいのですが”
−−ありがとうございます。よろこんで演奏させていただきます。
”ゲスト誰か入れてもらってもいいでしょうか”
−−いいですね、八木君に手伝ってもらいましょう。
”地元出身のトランペッターで角田健一バンドで活躍してる人のバンドを一部に入れたいのですがどうでしょう”
−−にぎやかになっていいんじゃないですか。
”リクエストなんてやってもらえますかねぇ”
−−お望みとあらば、、、、
”質問コーナーなんてあるとみんな喜ぶと思うんですよ”
−−それはそうですね、とりいれましょう。
ところで僕のソロピアノは何処に入るんだろう?という不安もどこへやら、終わりてみれば、すべてこの世はこともなし。楽しく、(多分)有意義なステージではあったはず。

12月16日 山手ゲーテ座 ソロ
Stage●
01 in a wee small morning of the morning 【山本容子】
MC
02 clictor snake [G]【矢吹申彦】
03 concrete [A]【下谷仁助】
MC(映画)
04 round midnight [Ebm]
MC
05 p-bop [Eb]【河村要介】
06 sister in law [C]【安西水丸】
07 sayamanbo [C]【湯村輝彦】
MC
08 a sleeping bee [Ab]
09 first cry [F]【井筒ひろゆき】
10 redivorce [B]【峰岸達】
11above horizones [E]【宇野亜喜良】
MC
12 my one and only love [Eb]【横山明】
encore●
tough
※曲名・コードの後にある名前は、似顔絵を描いたイラストレータの方々の名前です。
興味のある方はこちらのサイトを>>>
DNP Gallery(大日本印刷が運営するギャラリー)
全員の方とはいきませんが「Artist List」にて紹介文&作品が掲載されてます。

12月17日 コロンビア2スタ 堀井勝美rec
おおたか静ちゃん一緒で嬉。”クロハゲワシには訳がある”変なうたなんだが彼女が唄うとなんだか世界になる。
コーラスはアフリカ系アメリカ人4人組。でも日本語。こぶしと発音でもめながらも独特の効果。いつもながら堀井は面白い事を考える奴である。”そこんとこもうちょっと黒っぽく唄って”とアフリカ系アメリカ人に注文する人は初めて見た。

間宮芳生さんが自動車事故で足を骨折したそうだ。先日は阿川弘之さんが転んだかなにかでやはり足骨折。年寄りの骨は弱い?

12月16日 京都レストラン サカミ 瀬木貴将duo guest 五島よしこ
Stage●
1-NIEVE
2-ILUSION
MC
3-HOME AWEY HOME
4-DULCE
MC
5-EL CONDOR PASA
6-EUROPA
MC
7-SAYAMA SOLOーーーthe christmas song
MC
8-GOSHIMA SONG---清水義巳(gi)と duo
9-GOSHIMA SONG---清水義巳(gi)と duo
MC
10-He's got the whole world in his hand
MC
11-SUENO
12-明日が降る時
encore●

1-FIN DEL MUNDO
五島ちゃんとはもう3回目の共演。互いの安心感もほどよくかなり自由にやりとり出来。

steinway 1890年(くらい)製がここんちへきてはや3年、い〜い感じに部屋と仲良くなった音がする。気負いで自滅した横浜を受けて、演目や音色の固定イメージが一度崩壊しての relaxed play ができたように思う。

12月19日 川井郁子rh
高木氏(gi)・アベ氏(syn)・渡辺峨山氏(尺八)・斉藤順氏(bass)・岡部まこと氏(perc)にまじってのセッション、なかなか楽し。なにより気が楽。
NHKで御一緒した時は演目も、要求される演奏内容も当たり障りのないものだったので、彼女を自分なりにどう捕らえるかは保留していたのだが、どうやら面白い共演相手になっていく感有之。

松田昌rh
目黒ヤマハの入口でメザ−ハウスの生徒(gi)だったというアクツ君が声をかけてくれた。こういう声掛けは以外と勇気のいるものなので、なんだか嬉。
松田昌とはなんだかチームな感じが漂う間柄になってきて良。

12月20日 新宿・ダグ TOKU
TOKU(flh,vo)・小井政都志(b)・藤井ノブアキ(ds)
ヤマハのアップライトが実にかわいい音を出す。ぎゅう詰めの50人というのはある意味jazz live の理想的な状況ではなかろうか。

12月21日 大阪 雪村+duke
duke 好調。嬉。tonko さんおとろえず。hi-D まで今だに出している。bandはbest member 即ち
M's(マサちゃんズ)+黒葛野敦司

自主打ち上げ鶴橋の焼肉屋街の中の湯豆腐飲み屋。僕の為にあるような、、、。でも二階に案内されて飲み物の注文のあといつもの習慣で”冷奴あります?””できんこともないですが、湯豆腐が自慢なんですけど、、、”とはご愛嬌。オヤっさんじつに愛想よく商売熱心。階段の昇り降りものともせずにこにこと対応をしてくれ、帰り際にも(とっくに閉店時間で客は我々のみ)”なんや朝までかなぁと思てのんびり構えとったのに”と、くすぐられるjokeで送りだされてとてもしあわせ。

12月22日 千葉・ヤマハ w 松田昌
1st Stage●
1-アンダルシア
2-春待ち人
3-???(electone solo)
4-打(electone solo).......竹のガムランジェゴダからインスパイアされたという。僕にはストラビンスキーに聴こえた
5-softly as in amorning sunrise(pf solo)
6-絶望

7-dream awhile
2nd Stage●
1-take 5-A trains
2-bluesette
抽選会
3-X'mas medrey
4-love goes marting on
5-道
encore●

1-旅芸人
2-夢の如く

12月23日 阿蘇・花阿蘇美 バラ園 dust
リハで心配されたボンボンの音も客が入って好い感じ(お客さまの服それも冬のいでたちは、かなりの吸音材なのである)になり、そうなると高い天井に向かって上すぼまりのドームに漂い残るピアノの残響とても気持ちよく、長年放ったらかしと聞いたネジ類すべて錆び付いた楽器と思えぬ味わいを醸し出す。

主催者竹原氏自宅にての打ち上げでつぶれたまま朝を迎えてホテルはキャンセル。起きればピアノがあって、炊きたてのごはんに味噌汁なんだから、10時に追い出される宿より余程楽。空港まで送ってもらう農道ののどかなこと。熊本にはいる10km程手前から渋滞のこととて辿った裏道は民家の脇の小路で、立ち並ぶ家々の脇をさやさやと流れる疎水は風情とともに長きに亘る治世の良さを感じているとやはり加藤清正の土木工事によるものとか。恐るべし加藤清正、敬すべし昔日の雄。

12月25日 川井郁子(Vln)

12月29・30日 伊東・クラップス dust

 

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