埼玉県 深谷市
	深谷市は県北端の都市。江戸時代には中山道の宿場町として発展し、利根川・荒川の水運でも栄えました。明治時代には深谷出身の実業家・渋沢栄一が日本煉瓦製造会社を設立し、工業都市化の先鞭をつけました。現在も国道17号線や高崎線が走る交通の要衝であり、比較的早い時期に宅地開発が始まった地域でもあります。その一方で深谷ネギなどを初めとする農業も盛んです。 ●深谷市のホームページへ

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古墳名	墳形	規模(m)	所在地	立地・現況	出土品	備考
稲荷町北古墳（瑠璃光寺東古墳）	円墳	50	薬師堂	台地・山林	耳環・玉	半壊。県重要遺跡。市史跡。前方後円墳の可能性あり
火の見塚	円墳	20	城西	台地・宅地	人骨（壮年男子頭骨）・直刀	半壊。県重要遺跡。市史跡。緑泥片岩横穴式石室（箱式石棺？）
木の本１号墳（妙見山）	円墳	35	原郷字木の本	台地・山林、畑	埴輪	完存。県重要遺跡。市史跡。横穴式石室
木の本２号墳（地蔵山）	円墳	20	原郷字木の本	台地・山林	埴輪	半壊。県重要遺跡。市史跡。横穴式石室。S14調査
木の本３号墳	円墳	25	原郷字木の本	台地・山林		完存。県重要遺跡。市史跡。
木の本４号墳（おとか塚）	円墳	5	原郷字木の本1	台地・畑		半壊。県重要遺跡。市史跡。
木の本５号墳	円墳	15	東方	台地・宅地	直刀・耳環	半壊。県重要遺跡。市史跡。横穴式石室か。石材あり
木の本７号墳	円墳	10	原郷字木の本	台地・宅地		半壊。県重要遺跡。市史跡。横穴式石室か。石材あり
木の本８号墳	円墳	10	東方	台地・山林		半壊。県重要遺跡。市史跡。
木の本９号墳	円墳	25	東方	台地・山林		半壊。県重要遺跡。市史跡。
木の本10号墳	帆立貝形古墳	40	原郷字木の本	台地・宅地・畑	埴輪	半壊。県重要遺跡。市史跡。周堀確認
木の本11号墳	円墳	17	原郷字木の本	台地・宅地・畑		完存。県重要遺跡。市史跡。
木の本12号墳	円墳	13	原郷字木の本	台地・宅地・畑		完存。県重要遺跡。市史跡。
木の本古墳群（012）	不明	不明	原郷字木の本	台地・宅地・畑	埴輪	一部残存。県重要遺跡。横穴式石室。石材あり
木の本古墳群（013）	不明	――	原郷字木の本	台地・畑	埴輪	一部残存。県重要遺跡。
木の本古墳群（014）	不明	――	原郷字木の本	台地・畑	埴輪	一部残存。県重要遺跡。
木の本古墳群（015）	不明	――	原郷字木の本	台地・畑	埴輪	一部残存。県重要遺跡。
木の本古墳群（016）	円墳	35	原郷字木の本	台地・草地	埴輪	一部残存。県重要遺跡。
上増田１号古墳跡	円墳	11〜12	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪・土師器	一部残存。周堀確認
上増田２号古墳跡	円墳	13〜14	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪	一部残存。周堀確認
上増田３号古墳跡	円墳	19	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪・土師器	一部残存。周堀確認
上増田４号古墳跡	円墳	16.5	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪・土師器	一部残存。周堀確認
上増田５号古墳跡	円墳	11.5	上増田	自然堤防・畑・道路		一部残存。周堀確認
上増田６号古墳跡	円墳	14〜15	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪（円筒・朝顔形・馬）	一部残存。周堀確認幅約3・舟底状・凹凸あり。
上増田７号古墳跡	円墳	13程度	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪（×印箆描き円筒・形象）	一部残存。周堀確認幅約3
上増田８号古墳跡	円墳	18〜20	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪・土師器	一部残存。周堀確認
上増田９号古墳跡	円墳	20	上増田	自然堤防・畑・道路	耳環2・須恵器提瓶	一部残存。角閃石安山岩胴張横穴式石室。周堀確認幅5〜8。
上増田10号古墳跡	円墳	13	上増田	自然堤防・畑・道路	土師器	一部残存。周堀確認
上増田11号古墳跡	円墳	9.6	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪（円筒）	一部残存。周堀確認幅約3。
上増田12号古墳跡	円墳	13	上増田	自然堤防・畑・道路	埴輪（円筒・人物）	一部残存。周堀確認幅約2.5。北東にブリッジ状部分。墳丘と周堀間にテラス状部分。
上敷免古墳群	――	――	上敷免	自然堤防	埴輪・土師器・須恵器	消滅。煉瓦原料土採取地。
上敷免古墳群１号墳	円墳	44	上敷免	自然堤防・道路	土師器	古墳跡。消滅。国道17号バイパス建設に伴う調査で検出。周堀幅3〜4.7。緑泥片岩石材出土。
明戸古墳群	――	――	明戸	自然堤防	埴輪（人物男子）	消滅。

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※参考文献…「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」（1994・埼玉県教育委員会）など

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