「黄色腫」を発生頻度順に5つ
実地臨床上しばしば見られる「眼瞼黄色腫」から極めて稀な「発疹性黄色腫」までを、 発生頻度順に覚えるのておくと役に立つ。
「扁平黄色腫」は殆どが眼瞼に好発するので「眼瞼黄色腫」とも呼ばれる。
眼瞼以外には肘や膝にみられることもある。
「眼瞼黄色腫」の3分の2は正脂血症者。
残り3分の1は型高脂血症患者(FH■型、家族性高コレステロール血症)。
アキレス腱や手背の腱に好発。
アキレス腱を摘んでごりごりした腫瘤を感じる。手背では、
患者に手を曲げ伸ばしさせることにより腫瘤が腱の動きに沿って動くことを確認するのが診察のコツ。
やはり■型に多い。
肘、膝、臀部に好発。
■型、型の重症例に多い。
■型(βーVLDL+IDL)のみにみられるので、これを見たら■型と診断出来る。
肩、背部、臀部にできる直径3−4mmのニキビ様発疹。
、■、、型などの高カイロミクロン血症で認められる。