--東谷山の風-- 0008 (2001.01.21)

昨年のクルミ狩りにて

矢作川には上村川と呼ばれる支流があり、澄ヶ瀬というところでは川に簗(やな)を渡して鮎を捕り、大きな囲炉裏を囲んで何百もの鮎を串焼きにして食べさせてくれます。例年、リス研ではクルミ狩りのルートに澄ヶ瀬を組み込んで、おいしい鮎を楽しみにしてきました。

昨年(2000年)10月末のクルミ狩りで、今回も澄ヶ瀬を訪れました。ところが、鮎を食べさせてくれた店の周り一帯は、9月11日の豪雨で水害に遭っていたのです。この雨では、東谷山にも土砂崩れが起きました。澄ヶ瀬では、店の復旧は見通せない状態で、簗は残骸となって川岸のクルミの木に掛かっているのがわずかに見られるばかりでした。店の裏手の川岸に立つこの大きいクルミの木だけは、傾くことなく無事な姿を見せていました。対岸では、切れた堤防を数十mにわたって土嚢で補修してあるのが見られました。

一日も早い復旧を祈るばかりです。

[水害の跡のクルミの木]

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