発行日:’94年 4月 2日(土)
発行:守山リス研事務局
目の前を横切ったエゾリスを遠くから追い掛けて、その足跡を観察した。2-3日前の雪で、かつ零下であったため雪が固くなっており逆にきれいな足跡が観察できた。下側の跡が前足手、4cm程の雪跡で上側の跡が後ろ足で5cm程と意外に大きいことが分かった。4本の指跡もはっきりと確認できるほどであった。後ろ足は、いづれも着地からきちんと蹴るまで若干すべっているようにも見えた。また飛んだ距離を測定したところ、短いもので75cm程、長いもので95cm程の距離であった。
高さ7-8mと意外に低いところで巣を確認。カラマツの巣は丸見えで、少し平べったいので、カラスの巣とも思えますが、夏の巣は雑で外見はよくにているとの事でした。下にはチョウセンゴヨウの種の食べ滓が多少落ちていたので、エゾリスの巣だとは確認した。ここ北海道にはスギやヒノキがないので、巣材を確認したところ「バッコヤナギの木の皮やコケを乾燥させたもの、また時にはプラスチックのスズランテープなどが利用されているという」(I2さん)この緑ヶ丘公園の樹林の中では、そんなに多数の巣を目撃しなかったので、どこか別の場所に寝ぐらや巣があるようにも思われた。それでないとこの4匹の生息が考えられないように思えたからです。(後述するように、帯広農業高校、帯広畜産大学の樹林がかなりある事判明した。)
雪の上を走るエゾリス(前足が着地して後足が宙に浮いてこれから着地しようとしている寸前の様子)
背景はチョウセンゴヨウマツの樹林、シラカバの樹林が見られる。