叩かれて叩かれて叩かれて強くなる・・・・なったんか?(ぉ

その名はMEGA DRIVE

第五回


そのほかの熱い鼓動はこちら(笑

第一回 伝説のミックスハードウェア

第弐回 携帯用メガドライブ:NOMAD:

第参回 驚異の一体型マシン:マルチメガ:

第四回 メガアダプタ接続大実験


とりあえずメガドライブのハードや周辺機器についてあつく語るつもりのコーナーです。

今回は98年に突如として発売されたGENESIS最新機種、「GENESIS3」についてです。

げねしす3

ちなみに今回、実に一年ぶりの更新となります(笑 まことに申し訳ありません(^^;


GENESIS3とは?

パッケージ表 パッケージ裏
パッケージ表と裏

それは98年も押し迫ったある日のことでした。当別館のげねしすとにてGENESIS3なるハードの情報がふと話題になりました。「どうやら海の向こうでは非常に小さなGENESIS3なるハードが販売されているらしい・・・・・・」そこで早速その手の情報を調べてみると、98年7月に突如としてSEGAからGENESIS3のハードが発表となり、8月に販売されていることがわかりました。USでの定価は$39.99。その記事を見て猛烈に欲しくなった私は、どこかで入手できないものかと調べているうちに、日本で輸入販売をしているショップがあることを知り、価格が\9800とやや割高ではありましたが、早速お給料のニトロ効果もあってか注文(笑。一週間後無事青いパッケージのGENESIS3が我が家にやってきました。

背景がトロピカンなのはお許しを(笑
本体と付属のコントローラー

GENESIS3は上記にもあるように、突如として98年8月にアメリカでのみ発売となりました。価格は$39.99。ハード自体の製造、販売はGENESIS用のペリフェラル開発、販売で定評のあるMAJESCO SALESが行っており、ハードはメキシコ製です。実はアメリカでは、SEGAはGENESIS関連の販売からはいっさい手を引いており、今回の発売もMAJESCO SALESがSEGAの承諾をうけて販売しているものです。機能としてはGENESIS用のROMソフトはすべて対応、ただし拡張バスがないため、SEGA-CD、メガモデムなどの接続はできません。AV出力はボディの左サイドにあり、若干使いにくいように感じます。また、付属のコントローラーは日本向けのファイティングパッド6Bを連射付きにしたもので、これもきちんとSEGAのロゴが入っています。ちなみにコントローラーそのものの作りはファイティングパッド6Bと違ってボタンのストロークがだいぶ深い仕様になっています。お約束のエリアプロテクトですが、このGENESIS3にもきっちりかかっており、なにを今更という感じもしないではありません(笑

カートリッジを差すとこんな感じ。IOコネクタはここみにくいけどメキシコ製
正面、横、うらの絵図。


早速比較してみよう

ということで、GENESISの先輩機種とサイズの比較をしてみました。GENESIS3は非常に小さい、ということで話題になっていますが、いかに小さいかがよくわかります。こうしてみると、出た当時は小さいと思えたGENESIS2(メガドライブ2)がかなり大きいことがよくわかります。

GENESIS3兄弟比較
上がGENESIS3、右下GENESIS、左下GENESIS2

実際に比較してみて、思っていた以上に小さいことがわかりました。つづいて、まさにSEGAの最新機種、ドリームキャストと、小さいことではこちらも負けていないCD-Xとの比較です。

親玉、小玉って感じでしょうか。
GENESIS3、DC、CD-Xの順

ドリキャスもまずまず小さいんですが、それが大きく見えてしまうほど小さいです。しかし、こうやって並べてみるとCD-Xやマルチメガがいかにコンパクトなマシンかがよくわかりますね。サターンもこのくらい小さくすればいいのに・・・

ということで、本当にGENESIS3は小さいです。しかしよく考えると重さもNOMADとほぼ同じくらいですから、作ろうと思えばいつでも作れたものをなぜドリキャスも出ようかという98年に出したのかがわかりません。セガオブアメリカの赤字にちょっとしたカンフル剤的な役割で投入したのでしょうか??


れっつ大実験☆

さて、新ハードとなればやってみなくては行けないのが「32xが使えるか」と「メガアダプタが使えるか」の2点ですよね(笑。今回ももちろんやってみました。できれば動いて欲しいな・・・と思いつつ・・・・・

32xとなかよし メガアダプタとなかよし
32x合体とメガアダプタ合体

解りにくいマニュアル(笑には一言も32xについて触れられていなかったので、当然GENESIS32xも早々と終了となったために今回はマニュアル掲載は切り捨てられたのかなと思っていましたが、意外なことに実は全く駆動することができませんでした。ドッキングさせた姿は結構収まりもよく良い感じなんですが、GENESIS32xを付けようがSUPER32xを付けようが間にメガキーを挟もうがなにをしても動きませんでした。もちろん32xソフトもGENESISソフトもメガドライブソフトも駄目です。こりゃ始めから切り捨てられていたようですね。

さらにメガアダプタの接続テストも行いましたがもちろんこちらも駄目。しかし、メガアダプタの大きさがGENESIS3よりも大きいことに気がついて思わず接続した姿を見て笑ってしまいました(^^;

正直言って32xくらいは動くかなと思っていたので結果には驚きました。いかに32xが切り捨てられていたかを思い知る結果でもありますね・・・・


使用してみて・・・・

結構お気に入りのGENESIS3ですが、やはり定価が定価ということで非常に機能が制約、もしくは縮小されている部分が大きいと思います。先ほど挙げた拡張機能なしという点はもちろんですが、実は音もあまりよくありません。と、いうよりなんと出力がモノラルです・・・・・メガドライブ2は聞けたものではないといわれるほどチップをケチったせいで酷いいわれようでしたが、このGENESIS3完全に出力がモノラルになっている上、機動した際にも既にノイズがのっているため、せっかくサウンドが抜群なソフトを楽しもうと思っても魅力がずぅんと落ちてしまいます。また、日本国内での使用は全く前提に無いせいか、画像出力も多少のノイズが入っているように感じます。電圧の違いから来るものであるとすれば長時間使用は危険かもしれません・・・・・そんなわけで、GENESIS、GENESIS2に比べて非常に小型であるという以外には何のメリットもないと言わざるを得ません。本当にハードウェア集めているメガドライバー以外にはおすすめは出来ませんね、、、、

ということで、コンパクトで非常に面白いマシンであることは確かですが、どうしても手に入れたい方以外は無理して入手することは無いかもしれませんね。


入手方法は・・・

現在、海外通販でもほとんどみかけないGENESIS3ですが、やはり国内でも入手は非常に厳しくなっています。以前はメッセサンオーで販売していた時期がありましたが、現在秋葉原やインターネットショップではほとんど見かけず、たまにオークションサイトで出品されているくらいです。ただ、米国に旅行した友人の話では、まだトイザらスにはおいてあったという証言がありますので、米国に行かれる機会があればわずかながら入手する希望が有るかもしれません。これはNOMADやCD-Xに比べても、その可能性は高いのではないでしょうか。


今回は、ずっと記事にしょうと思っていながらできなかったGENESIS3の記事をまとめてみました。

とにかく、噂に聞いてはいたものの、実際にものの写真を見てしまうとどうしても欲しくなってしまってつい買ってしまいましたが(笑、仕事の関係でそんなにテストする機会もなくて今日までかかってしまいました。

個人的には、最後に発売されたメガドライブ系ハードとしての価値はそれなりにあると思うので、今後も大切にしていきたいと思っています。


メールはこちら
fa2k-smz@asahi-net.or.jp



ホームに戻りま〜す