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 MacでもPerlを使ってみませんか…?
 Macを使っていて良かったと思う事が増えるはずです。

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●知っていましたか? MacJPerl(マックジェイパール)

 Perlはほとんどのネットユーザが直接的・間接的に使った、もしくは使わされているはず。 そのMacintosh対応版がMacPerlで、MacPerlが日本語化されたものがMacJPerlです。 MacJPerl Home Page (http://world.std.com/~habilis/macjperl)からダウンロード出来ます。

 Perlの魅力はテキストを強力に処理(検索・置換)する為の仕組み“正規表現”で、その為PerlはWebではCGIとして、特にフォーム等のテキストを処理する為に使われます。 他にもPerlはスクリプト言語として、必要なほとんど全て(数値演算、制御構造、配列…)を備えています。

 MacJPerlを使う利点は、Macに標準で付いている“Web共有”コントロールパネルでWeb共有を稼動し、CGIのテストや、小規模のサーバの運営等にも使えることも有りますが、インターフェースを持たないCGIのような使い方以外に、アプリケーションソフトの様な、Mac独自のGUIを(最低限ですが)実現している為、ボタンを表示し、その結果 から処理を分岐したり、テキスト入力を求めたり、拡張されたライブラリでファイルの入出力ダイアログボックスを使うといった、簡単なインタラクティブ性を持たせる事が出来ます。 Mac独自のファイルタイプやクリエータの変更も可能で、 Perlなので当たり前ですが、他のプラットフォームのPerlスクリプト(jcode.plなど)の使用も可能です。 スクリプトの保存形式も、MacJPerlを持っていない人でも使える、アプリケーション形式で保存(但し、2.3MB位 になるので実用的では無いかも)出来たり、@ARGVを使った複数ファイルの処理に、Macらしくファイルのドラッグ&ドロップを受け付けられるように、ドロップレット形式で保存が出来ます。

 個人的には、MacJPerlでPerlスクリプトを組むのが便利だと感じるのは、機能的には本当に貧弱でオートインデントも無いMacJPerlのエディタですが、編集しているスクリプトの構文チェックが、メニュー及びショートカットキーでも出来るので、スクリプトの間違いを見つけ易く、修正も楽に出来ることです。  無限ループなどに陥った場合でも、command+.(ピリオド)で止められますので、比較的安心です。
 作成したPerlスクリプトを使うのも、アイコンのダブルクリックであったり、ファイルのドロップであったりと、Perlだからと言って特別 な操作は有りません。

 

Tips:Perlスクリプトが32KBを超えてエディタで編集出来なくなった時、替わりに使用されるテキストエディタの設定方法(MacJPerlの“編集”メニューの右隣に表示されるエディタ名

 1. QuickTime4以降がインストールされたMacだと、起動ディスクのQuickTimeフォルダ内に、“Internet Config”が有るのでそれを起動します。
 2. “Internet Preferences”パネルが表示されますので、下段右から2つ目の“Helpers”ボタンをクリックします。 そこで表示される、“editor … エディタの名前”で設定されている物が、MacJPerlのメニューに表示されます。
 3.
 変更するには、“Internet Config”の“Helpers”ボタンをクリックし、リストの中から、“editor … エディタの名前”をクリックして、右側の“Change”ボタンをクリックします。
 4. “Add Helper”と言う名前のウインドウが開くので、“Choose Helper…”ボタンを押すと、ファイル選択ダイアログが開きます。 そこからエディタとして使用したいアプリケーションを選択します。 ウインドウを閉じて、“Internet Config”を終了しようとすると、変更した設定を保存するか聞いてきますので、“保存”を選びます。
 5.  これで、次にMacJPerlを起動した時から、変更したエディタの名前がメニューに表示される様になります。

 

【参考文献】
・『CGI & Perl ポケットリファレンス』 技術評論社 藤田 郁 + 三島 俊司 著
ISBN4-7741-0755-7 ¥1980E  付録CD-ROM:MacJPerl (Ver.5.2.0r4 J1) Windows, UNIX
※ コマンド毎に比較的多数の、使用方法のサンプルが記載されているので、新しいコマンドを使う時にも便利です。 付録の8cm CD-ROMには各プラットフォーム向けのPerlも収録されていますので、OSを問わずに使えます。  

・『Software Technology 16 すぐわかる Perl』 技術評論社 深沢 千尋 著
ISBN4-7741-0817-0 ¥2380E
※この書籍のお陰で、Perlの基礎を知る事が出来ました。 Perlと言うとすぐに文字処理とCGIになりますが、本書は昔のプログラム解説書のように、四則演算などの簡単な部分からPerlの使い方を解説していた為、理解し易く、Perlにも馴染めました。  

・『MacPerl入門 まかせて!! MacPerl』 市川 せうぞー 著
(http://www.asahi-net.or.jp/~ym3s-ickw/showtime.html)
MACLIFE No.125/1 1999 〜 No.130/6 1999 に連載
※ この連載がなければ、MacでPerlを使う事は考えられなかったと思います。 MacPerlの良さは、貧弱ながら専用のエディタを備え、入力してすぐに構文チェックが行え、最小限ではあるものの、Mac用らしくダイアログボックス等のGUIも使用出来、MacPerl本体を必要としないアプリケーション化(ただし、2.3MBにもなる為実用的では無いが…)や、ドラッグ&ドロップを受け付けるドロプレット形式で保存出来る事です。

 

 
E-mail:ei3k-iwt@asahi-net.or.jp