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義経の時代と地域 プロローグ
第1話@ 恋塚寺
第1話A 恋塚浄禅寺
第2話 渡辺党
第3話 平治物語(頼政の旗@)
第4話 頼政挙兵(頼政の旗A)
第5話 舟揃え
第6話 静に 静に 心の底に 刻み込め
第7話 失いしもの
第8話 六代の死
はじめに
本ページで扱う地理的空間は、淀川左岸を中心にした大阪から京都に至る地域です。この地域における義経の時代の描写が目的です。
昨秋、平氏が滅んだ壇ノ浦を訪れました。門司側から関門海峡を観察しましたが、激しく流れる潮流の速さに驚愕させられました。体感することの意義をあらためて感じました。潮流の速度がノットで刻々表示されるのですが、航行する船舶に対するお知らせという役割なのですからノット表示が当然なのでしょう。それにしても、速さ、激しさから考えると、このようなところを戦場にする場合、操船能力が鍵であることを納得させられます。また、フィールドワーク、あるいはエコミュージアムという視点から問題をとらえることがいかに重要であることか。壇ノ浦の戦場をとらえる私の視点はこの体験で確実に深まりました。
関門海峡の潮流 潮流によるさざなみを観察できます
1 義経という存在
「義経」は悲運の名将として多くの人々の共感と崇拝の対象になってきたようです。歌舞伎などでもさまざまに演じられてきましたが、関心の高さを物語るものでしょう。
資料@ 長唄「鞍馬山」の段です。鞍馬山で修行する牛若丸を描写したものです。明治時代。
資料A 人形劇団クラルテのシナリオ「出世景清(原作近松門左衛門)」。昭和40年代。
また、さまざまに描かれる対象ともなり、掛け軸になってくらしの中に定着というケースも多く、資料Bはその一例です(現代マンガ資料館蔵)。京都五条大橋における弁慶との出会いを描写したものです。
資料@ 明治時代 資料A 資料B
「義経は奥州で死なずに実は生きていた」という伝承は、ジンギスカンは義経であるという具体的なイメージとして展開することにもなり、私たちの想像力をかきたてます。マンガでも当然扱われていますが、下図は一例です。
作 武論尊 画 三浦健太郎 白泉社
2 義経伝説と大坂
大坂で誕生した浄瑠璃「義経千本桜」
文楽「義経千本桜」
歌舞伎「義経千本桜」
※ いずれも大阪道頓堀朝日座上演ガイドブック 昭和40年代
浄瑠璃「義経千本桜」の初演は道頓堀竹本座で1747(延享4)年でした。義経と静御前、そして平家の落人たちの物語です。浄瑠璃から歌舞伎にも展開して、庶民の共感を得た人気作品です。
当時、道頓堀には、竹本座に加えて豊竹座があり、浄瑠璃の最盛期でした。
このように義経は、時代をこえた人気のある存在ですが、義経と地域との関連を探訪する予定です。フィールドワーク、歴史散歩の参考になれば幸いです。また、参考書物の紹介も積極的に行う予定です。使用する資料は基本的に当館所蔵資料であり、フィールドワークによる写真資料などともあわせて、2006年に展示会を行う計画(未定)です。
● 案内は
です。できれば、ひとつの物語にしたいと思っています。
● 地域的には、大阪市中央区・都島区等 京都市伏見区等 宇治市等が中心です。
公開経過・予定
○第2話の公開が大変遅れてしまいました。フィールドワークを前提にしていますので、酷暑の影響をまともに受けました。ようやく動きやすい季節です。スピードを速める予定です。(2005年10月18日記)
○第6話 静に 静に 心の底に 刻み込め
渡辺党の武者「渡辺番」に焦点をあてたものですが、2月公開完了。
○第7話 失いしもの@ 、A・・・ふたりの武者の生き方に焦点をあてたもので、2部構成の予定です。
遅れてしまい申し訳ありません。企画は早くからはっきりしているのですが、フィールドワークの時間がなかなかとれません。もうしばらくお待ちください。〔6月27日〕
○第8話 六代の死・・・最終話