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テッサーT*35mmF3.5(Tプルーフ)
-> Lマウント

これはMS-OPTICAL R&Dの宮崎貞安氏がTプルーフのテッサーレンズをカスタムメイドのヘリコイドに装着してLマウント化したものである。

MライカにはMLリングを介して装着するがリングによってはずれるものがあり純正が良いとのことだ。
ただ氏の所に送付すればボディとリングに合わせて調整してくれる。

全金属性に変貌したテッサーはずしりと重くピントリングもスムーズに操作できる。ピントリングには指がかりもあり、最短距離は0.8mから無限までスムーズに動く。
ただし最短を過ぎてもリングは動くので最短付近を撮るときは指標を確認した方が良い。

厚みはほとんどなくまさにパンケーキレンズであるといえる。
Tプルーフとともに消えていった名レンズはまたこうして甦えることができた。

すべてがオートであったTプルーフからすべてが人の手によるライカへと渡されて。


絞りはTC-1を手動で行うような感覚で固定絞りリングをレンズ後部に装着することで変更できる。

F3.5 - F5.6 - F11の3個が付属する。これをつけないとF3.1相当なのだそうだがフレアの影響を受けるとのこと。ただしイメージサークルは大丈夫だそうだ。
また別売でF8.0,F16.0リングの販売予定もあるという。

このほかにもフードとキャップがセットには付属する。
レチナハウスと新世界レコード(神保町にあり東欧圏音楽の輸入で有名)が代理販売を行っていたが現在ではレチナハウスは店舗を閉めてしまい、新世界レコードのみで受注販売をしている。
2003/9/20 - 宮崎式テッサーがII型となって絞りが内蔵されるようになりました。

エドモンドハミルトン製の10枚絞りがついていてなかなかスムーズな動作をみせます。


 Gallery - 生田緑地にて


PORTRA 400BW (リングなし開放・約F3.1)



他方F5.6リングを装着すると線はより細くなり解像感も高い精緻な描写となる。

撮影したのが曇天であることを考えるとコントラスト再現性もなかなかと言えるのではないだろうか。

実際ドイツのFOTOマガジン誌でT2と35Tiとともにテストしたところこのレンズが解像度でほぼ同じ、コントラストはかなり高く総合では最高の評価であったという。


絞りリングなしではF3.1(実測)相当だそうだが、それでも十分なシャープネスがある。開放付近にテッサーらしい質感描写が垣間見える。


PORTRA 400BW (F5.6リング)

 


RDP3 (F5.6リング)



TriX (F5.6リング)


TriX (F5.6リング)