HP復活記念
甲州道中を歩く

 なぜ甲州街道か?
   古街道歩きを趣味としている人は多いはずである。行く先々で土地の方に実に慣れた調子でいろいろな説明を受けたりする。私以外にも古街道を尋ね歩いている方は多いのだろう。なのにHPとなるとその数は意外に少ない。趣味とする方の年齢層が比較的高いためであろうか…。
 ということで(どういうことだ?)私は『甲州街道』をテーマにHPを開設することにした。なぜ甲州街道か?
 五街道のうち東海道関連の書籍は星の数ほど出ている。中山道の本も数多く出版されており、江尻さんの労作HP(データ量が膨大)もある。
 日光・奥州街道は埼玉、栃木の単調な野っ原ばかりで歩くには面白くなさそうだし、終点が「日光」「白河」というのも何となく中途半端である。さらに花粉症の私にとっては「杉並木」と聞くだけで目と鼻がむず痒くなる(春先に行かなきゃ良いのだが)。
となると、やはり「甲州街道」なのである。

写真は常夜灯と甲州名物(?)球形道祖神。写真をクリックすると次のページへ進みます


 リンク
小やじ健気愉快

奥の細道のページへ

参考書籍 <全般>
●街道を歩く・甲州街道 大高利一郎著 揺籃社刊
八王子在住の著者が十余年の調査を経て発刊。2009年4月の発行で情報は極めて新しい。日本橋から下諏訪まで甲州街道の道筋はもちろん、付近の見所・史跡等も余すことなく紹介されている。甲州街道を歩いて旅してみたい人必携。こちらでお買い求めになれます


●今昔三街道独案内 今井金吾著
1978年の発行。日光、奥州、甲州の三街道ほかが掲載されている。同著者の「東海道独案内」「中山道独案内」は新装版が発行されているが、なぜかこの本については無い。古書店での入手も困難と思われるので、大きな図書館で閲覧するのが手っ取り早い。
<追記>2004年に『今昔三道中独案内』の新装版が発刊されました。アマゾン等でお買い求めになれます。

<東京都>
●歴史の道調査報告書 第5集 甲州道中
         東京都教育委員会 編
 1998年の発行で情報は新しい。東京都庁の2階だか3階だかで購入できる(1,330円)。これ以前に発行された中山道編、青梅街道編などは既に品切れで、増刷する予定は全く無いとのこと。甲州道中編は今のところは入手可能みたいなので、お手元に置いておきたい方はお早めに。

●多摩の街道(上)甲州街道・青梅街道編 清水克悦・津波克明著
けやき出版 1,500円(税別)
 街道歩きと共に史跡散策を、という向きにはもってこいの本。地図は詳しく読み物としても楽しい。残念ながら私は都内の史跡めぐりには今ひとつ興味が湧かないのです…。

<神奈川県>
 ※神奈川県分については「歴史の道調査報告書」が発行されていない。

<山梨県>
●歴史の道調査報告書 甲州道中
         山梨県教育委員会 編
 1985年の発行とかなり昔の資料なので、道路が拡幅されたり建物が立て替えられていたり石碑・石像の類いが無くなっていたり移転していたり、と現状と相違のある個所も多いが、一番役に立つ資料であることは間違いない。

<長野県>
●歴史の道調査報告書 甲州道中
         長野県教育委員会 編
 発行は1980年。山梨県篇と同様に現状と変わってしまった部分も多々ある。これも図書館でコピーした。税金使って役所で拵えた本なのだが「コピーは半分まで!」と実にうるさかった。



ホームページへ |次のページ(目次)へ | メールはこちら