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MadDic3 -- さらに進化した日本語入力

— そのバリエーションと方向性 —

 

プロジェクト発足当初は、
訓読みや連想2ストロークを利用して同音異義語を打ち分けよう
という程度の安直(?)かつ遠大な発想で始めた、この MadDic3ですが、
研究を進めていくうち、MadDic2のさらなる進化に加え、
日本語入力時の重要な問題である、
助詞の問題、動詞の活用語尾の問題も加わり、
また、動詞の音便に関する問題意識や、
単漢字を効率よく入力するアイデアなども増え、
今では、単一のプロジェクトとして捉えられないぐらいのものに
なってしまいました。

そこで、まず、問題点とアプローチの観点から、
プロジェクトをさらに細分化することにしました。

1.同音異義語対策
  (訓読み、呉音・唐音・拼音、音符などを使ったもの)
2.助詞・活用語尾対策
  (濁点半濁点活用&拗音活用を含む)
3.省力化対策の一環としての拡張拗音・変則濁音
  (キーボード対策も含む)
4.動詞の音便対策(省力化と一貫した法則性)/
  長い読み対策(連打法を使った省力化)
5.各種の読みを統合する試み(究極の個別読み)

これらは、まず、簡単に形になりそうなものから着手を始め、
皆さまに御披露目して、ご意見を賜りたく思っています。

中でも比較的簡単に(機械的に)作れそうなのが、
動詞の音便対策と長い読み対策(「4」)です。
これは、いっしょくたにして、1つのパッケージとします。
(※動詞は、変換されてしまうと1文字にしかならないのに、
  長い読みを持つものが 多いため)

(※詳しくは 音便バスターのページをご 覧ください)

また、急を要するというか、実利性が高いというか、時限的というか、
読みをキーボードに合わせて打ちやすいように
微妙に変化させるということも、
入力効率を考える上では、重要な問題です。

「1」と「3」は 究極的には「5」に統合されてしまうのですが、
比較的入りやすい/わかりやすい(?)ものとして整備することが
可能&急務です。

とはいえ、何しろ、
日本語のほとんどの部分に関して作り替えることと同じですから、
オリジナルの辞書を持たない個人にとっては、
なかなか作業が進みません。

「2」は、いくつかのパターンを使ってみて、
だいたい実用的なメドが立ってきましたが、
そもそもは、余興的というのか、本筋でないというか、
これだけを単体で仕上げる気にはならないです。(^.^;;;

つまり、なぜかというと、
単なる助詞対策だけなら、M式でも解決できなくはないし、
活用語尾とのバッティングの問題も、
「5」で 個別の読みができてしまうと意味がなくなってしまいます。
(というか、「5」に 連動して作られないと意味がない)

そこで 最近、面白いなぁと思って進めているのが、
漢字の「音符」の研究です。

「音符」というのは「部首」に似ていますが、
それよりも もっと本質的なつながりをなすものというか、
漢字同士の関連性や、その体現としての読みというものを考える上で、
重要なポイントとなるものです。

これに、日本人の音の感覚(法則性)を考慮しつつ、
音訓・漢呉唐など、読みの種類の違いに関係なく使える
“個別読み(統一読み)”のようなものが作れないか、検討中です。
(※変則読みに関する参考資料はこちら:その4その5その6

とはいえ、MadDic3の研究は、まだ緒についたばかりで、
体系化の構築にも至っておりませんし、
まして、日常使う言葉のすべてについて
試案があるわけでもありません。

・・・ということで、ここから先は、皆様方の御力が必要であり、
またそのために、このHPを開設したということも ありますので、
志ある方は、ぜひ ご協力 願えればと思います。

試案は こちら です。
(濁音の清音化&拗音の変則簡略に関する試みも含まれています)

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ことえり2.3用 MadDic4辞書
(2014年10月26日版:sit 形式アーカイブ 690.5KB)
ことえり4用 MadDic4 辞書
(2015年 7月29日版:zip形式アーカイブ 946.0KB)

※置き換えられている読みの法則性は、改良のため予告なく変更することがあります。




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