Scl.parviflorus ssp. cloveriae "reevesii"
           (San Juan Co NM) クロベリアエ ”ヘイリィ”
Relatively large form of S. cloveriae. They are beautiful cacti with long hooked spine colored copper to gold. But number of individuals are decreasing by insect attack.


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  スクレロカクタス・クロベリアエ
       ”リーベシィ”
(米ニューメキシコ州サンフアン郡)

 ”クロベリアエ”グループのなかで、大型に育つ個体群で、大きいものは高さ20センチ以上になると記されています。いまではクロベリアエのシノニムと見なされており、分離すべき特徴は見出されていませんが、印象で語ればカギ刺が長く、迫力のあるクロベリアエ、と言ったところだと思います。
 ここにはかつて数え切れないほどのリーベシーがひしめいていたといいます。しかし、この写真を撮った98年当時は、昆虫の食害にあって小さい個体が数えるほどしか残っていませんでした。ただ、スクレロカクタスの場合、こうしたコロニーの消長は自然のサイクルのなかで起きていることのようで、一定期間がたつとまた復活することがあります。なので、いま同じ場所を訪ねれば小苗がたくさん見られるかも知れません。
 このリーベシーは、実生するとわかりますが、小苗のときから中刺がたいへん長く、これが美しい金色を呈しているのでたいへん派手な印象のサボテンです。自生地の株も刺は長くてその片鱗はありますが、できることなら巨大株の迫力ある姿を拝みたいところでした。

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