Scl.parviflorus ssp.parviflorus
            (San Juan Co NM) 彩虹山

On the stony terrace, huge spiny clumps of S.parviflorus caught my eye. That is uncommon for this species. Also they adorn themself with spectacular garland of flowers.

  スクレロ・パルビフロラス
         彩虹山
(米ニューメキシコ州サンフアン郡)

 右の写真の群生苗は、差し渡しで50センチくらいあります。これほどの群生を他であまり見たことがありませんが、このコロニーには、ほかにも大きな群生株が見られました。小石のちらばった粘土質の丘で、とりたてて住み心地が良さそうな場所でもなさそうですが、群生するのがこの個体群の遺伝的特性なのか、環境的条件によるものなのかはわかりません。一般にサボテンは子吹群生すると株全体の成長速度は速くなるものですが、とはいっても、相当な年数が経過していると思われます。
 もうひとつ目立ったのが、花付きの良さです。三枚目の写真の株は、見えていない部分も含めて10輪の花をつけているのですが、それでもまだ中心部には蕾が密集していました。この派手な花束に惹き寄せられたのか、丘の上を蜂たちがぶんぶん飛び回っており、写真を撮っているあいだじゅう、刺されやしないかとドキドキしました。
 なお、この付近一帯のパルビは、cloveriaeとして扱われることが多いのですが、メサガーデンのリスト上では、このコロニーはparviflorus ssp. parviflorus (SB745)として扱われています。たしかにこの花を見ても、典型的な彩虹山と言えそうです。
 
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