Scl.parviflorus ssp.intermedius
Woodruff&L.Benson
1976
(Mohave Co. ARIZONA) 虹映山
Type locality plant of "intermedius", but the difference from
"ssp.parviflorus" is very little.
スクレロ・パルビフロラス
虹映山
(アリゾナ州モハヴェ郡)
パルビフロラスの和名には古くからふたつあって、ひとつが基本種につけられた「彩虹山」、もうひとつがこの「虹映山」です。というのもintermedius以外のバラエティには和名がありません。たまたま導入されたものに和名がついた、ということなのでしょうか。基本種との相違点は上向きに出る中刺が1.5〜2ミリ(基本種は1ミリ)と太いことなどがあげられています。
写真の植物は、intermediusのタイプ植物とされるコロニーのもので、銅〜金色の太い刺が球体を覆っていて見事です。しかし、亜種とするに値するかどうかは疑問で、パルビフロラスの一地方形とみなしたほうが適当な気がします。
この植物はアリゾナの北、ネイティヴアメリカンのカイバブ・モカシン族のリザベーション周辺に分布しており、レッドサンドにネズやペンデローサ松などが疎らに生えているやはり川沿いの丘陵地などに見られます。