谷
川 明 男
東京の新海 明さんを震源として,各地の目録整備の気運が高まっています.各地で研究されている方々の手元には,それぞれかなりの採集記録が蓄積されていることでしょう.しかし,その採集データを目録として完成させ発表するのに躊躇されている方も多いことと思います.その原因には,1)同定に自信がないということと 2)採集したクモの学名を調べ,それを一定の順に並べる作業が大変である,という二つのことが挙げられると思います.この作業をお手伝いさせていただきます.1)については同定依頼についてのページを見てください.ここでは2)について述べます.リストにしたいクモの和名を順不同で送っていただければ,それぞれの和名に学名をつけ科の配列順,科内でのアルファベット順に並べ替えて返信して差し上げます.使用する学名,各種の各科への所属,配列の順序はこのホームページで公開している日本産クモ類目録に準拠いたします.まあ,それではいやだという方はだめですが,そのあたりのことにはこだわらないという方はぜひご利用ください.
実例を以下に示します.
たとえば:
アオオビハエトリ
オニグモ
シラヒゲハエトリ
キムラグモ
キザハシオニグモ
というデータがくれば;
Liphistiidaeハラフシグモ科Heptathela kimurai Kishida 1923キムラグモ
Araneidaeコガネグモ科Araneus abscissus (Karsch 1879)キザハシオニグモ
Araneidaeコガネグモ科Araneus ventricosus (L. Koch 1878)オニグモ
Salticidaeハエトリグモ科Menemerus fulvus (L. Koch 1878)シラヒゲハエトリ
Salticidaeハエトリグモ科Siler cupreus Simon 1888アオオビハエトリ
とお返しします.
科名が不要であればつけません.事前にお知らせください.