TATSUつぁんとシェリフと仲間たち
〜ギニア同行者の観察記〜

 
ギニア共和国について
  面積 24万5857 ㎢
  (日本の本州とほぼ同じ)
  人口 980万人(2008年)
  首都 コナクリ
  言語 フランス語
     各民族語
  宗教 イスラム教 ほか
  ※外務省の公表データより引用


 

「メェ~」と鳴く、あのヤギです。上の写真①、この黒いヤギのオーナーは何を隠そう、達つぁんなんです。それで、今回の表題とあいなったわけです。

まずは本題に入る前に、ギニアの部族語講座。
ギニアの公用語はフランス語なんですが、それ以外に現地の独自の言葉があります。それが部族語。シェリフたちプル族と呼ばれる民族が日常しゃべっている言葉がプラール語。学校ではフランス語を教えるので、比較的若い世代はフランス語をしゃべりますが、ドンゴル村にいる年配の人や女性などはプラール語しか理解しない方が多いです。で、そのプラール語でヤギのことをベワと言います。DVDの中でも、ヤギをさばいているドンゴル村の子供たちに達つぁんが聞いていましたね。『テウ、ベワ?(ヤギの肉か?)』。プラール語でテウとは、肉のことです。このヤギは、ドンゴル村の人たちが、井戸のお礼にと達つぁんにプレゼントしてくれたものなんです。

自転車世界一周を達成したTATSUつぁんこと坂本 達と彼の命の恩人であるシェリフとギニアの友人たちの話

第2回 達つぁん、ヤギ主に!
〜誇り高きドンゴル村民〜

移動の翌日。窮屈な格好での過酷な移動を耐えたご褒美として達つぁんは愛ヤギを散歩に連れて行っていました。(写真⑥)日本で支援してくれている人たち全員を代表して、誇り高きドンゴル村民にこのヤギをもらったと、達つぁん自身は思っているはずです。

他の観察記を読む

第1回
MADE IN ギニア
〜国旗の話〜

第2回
達つぁん、ヤギ主に!
〜誇り高きドンゴル村民〜

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〜井戸作り編〜

第5回
カラモコ・アン
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〜ギニアでの食生活〜

第7回
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達つぁんフリークの方は、ギニアのカリヤ村の人たちから、達つぁんが鶏(プラール語でゲルトと言う)をもらったことがあるのはご存知かと思います。そうです、達つぁんが自転車世界一周の旅の途中でマラリアと赤痢を併発して病床にふせていた時に、「これを食べて元気になれ」ともらったアレです(写真②)。彼がこういった活動をするキッカケにもなった出来事です。でもこのヤギにはビックリしました。ドンゴル村に井戸ができて、村人はよっぽどうれしかったんでしょうね。ヤギ1頭と鶏3羽を是非とも受け取ってくれ、と持ってきたのです。

鶏はもちろんのこと、ましてやヤギなんかはとても貴重な食料です。ドンゴル村のような現金収入が少ない土地の人々にとってはなおさらです。達つぁんもそれが分かっているから、遠慮してました。そりゃそうですよね。生々しい話ですけど、ヤギが1頭いることで、相当な人数、相当な日数、お腹が満たされるわけですから。達つぁんが「これはもらえない」と断っても、村人たちは頑として受け付けないのです。「受け取ってもらわないと、こっちの気が済まない」と。ドンゴル村民、プライドが高いんですよ。まあ、それだけ感謝している気持ちを伝えたかったんでしょうね。彼らの気持ちを尊重して、達つぁんはシェリフと相談して、ありがたく頂戴することにしました。

④ キャリアにくくりつけられるゲルト(鶏)
⑤ トランクで小さくなる殊勝なベワ(ヤギ)
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⑥ 達つぁん、ベワ(ヤギ)をご褒美の
    散歩に連れ出す
夢 その先に見えるもの
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〜日本人サラリーマンとギニア人医師の友情〜
2008年11月 文部科学省選定作品(少年・青年・成人向き)
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大西洋に面した沿岸部は高温多湿の熱帯雨林気候で、内陸部はやや気温が低く乾燥したサバンナ気候。
6月〜9月頃までが雨期、それ以外は乾期で雨はほとんど降らない。

 
①ヤギ=ベワ(現地の言葉)
② 1996年ゲルト(鶏)をもらった達つぁん
③ ドンゴル村民たちと完成した井戸の前にて

でもヤギと鶏をもらった日は、ドンゴル村からシェリフが住む(達つぁんが滞在する)ラベに戻らなければならない日。その距離80km。乗り合いタクシーで2時間以上走らなければなりません。鶏を運ぶお客さんは結構いるんです。ルーフキャリアにくくりつけている光景をよく見かけます(写真④)。でもこのヤギはどうするのか?

なんと!トランクの中に入れてしまいました。

写真⑤、スペアタイアの左奥に黒い物体が見えますね。こんなことはさほど珍しくないのか、運転手さんはいたって冷静に、手慣れたものでした。この車にはルーフキャリアがなかったので、鶏3羽もトランクに入ることに。もちろん全てが生きたまま。狭いスペースのトランク内で両者が揉めないかと心配ではありましたが、悪路やカーブで車が激しく揺れるところ以外はおとなしく乗車していました。もっとも僕たち人間も、日本ならばどうやっても5人しか乗らない乗用車に、巨体のシェリフらを含めて大人が7人が乗っているのですから、その密着度たるや、トランク内のヤギ・鶏・荷物に匹敵するほどですが・・・。でも、ヤギも鶏も中々ガマン強いやつらでした。

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