写真①は、2005年6月1日ドンゴル村に井戸が完成した時の1コマ。達つぁん撮影のこの写真は、その年のJICA国際協力フォトコンテストで理事長賞を受賞しました。
まるまる2年をかけて村人待望の井戸が出来上がったことを祝っての竣工式には村人のほぼ全てが着飾って参加。歌あり、お祈りありの華やかかつ厳粛なセレモニーでした。いの一番にポンプから水をくみ出す大役を務めたのは地区のプレジデントだったのですが、その後は女性たちが代わる代わる行いました。これは達つぁんのたっての希望。井戸ができる前は、彼女たち、往復1時間もかけてバケツ1杯の水をくみに行っていました。水がなみなみと入ったバケツを頭にのせて長時間歩く、かなりの重労働です。だから、このお祝いの場では女性に対して敬意を表そうという達つぁんの意見に、シェリフが賛同したのでした。この時の女性たちの嬉しそうな表情は今でも忘れられません。