TATSUつぁんとシェリフと仲間たち
〜ギニア同行者の観察記〜

 
ギニア共和国について
  面積 24万5857 ㎢
  (日本の本州とほぼ同じ)
  人口 980万人(2008年)
  首都 コナクリ
  言語 フランス語
     各民族語
  宗教 イスラム教 ほか
  ※外務省の公表データより引用


 

写真①は、2005年6月1日ドンゴル村に井戸が完成した時の1コマ。達つぁん撮影のこの写真は、その年のJICA国際協力フォトコンテストで理事長賞を受賞しました。

まるまる2年をかけて村人待望の井戸が出来上がったことを祝っての竣工式には村人のほぼ全てが着飾って参加。歌あり、お祈りありの華やかかつ厳粛なセレモニーでした。いの一番にポンプから水をくみ出す大役を務めたのは地区のプレジデントだったのですが、その後は女性たちが代わる代わる行いました。これは達つぁんのたっての希望。井戸ができる前は、彼女たち、往復1時間もかけてバケツ1杯の水をくみに行っていました。水がなみなみと入ったバケツを頭にのせて長時間歩く、かなりの重労働です。だから、このお祝いの場では女性に対して敬意を表そうという達つぁんの意見に、シェリフが賛同したのでした。この時の女性たちの嬉しそうな表情は今でも忘れられません。

自転車世界一周を達成したTATSUつぁんこと坂本 達と彼の命の恩人であるシェリフとギニアの友人たちの話

第1回 MADE IN ギニア
〜国旗の話〜

洋裁屋さんもシェリフもチャレンジしましたが、気が付くと円がドンドン小さくなっていたり・・・。達つぁんはというと、手先が器用なんですねぇ。きれいな円を次々と切り抜いていました。とはいえ、所詮はフリーハンド。ところどころイビツな円もありました。DVDのパッケージのイラストをじっくり見ていただくと、日の丸が全てギザギザになっているのが分かると思います。デザインのコジマさんにわざとこうしてもらったのですが、こんな出来栄えの国旗も少しはあったということです。
ちなみに、達つぁんの左奥に少しだけ写っている女性。彼女が操作しているのは、むかし懐かしい「足踏み式のミシン」。切り抜いた赤い円を白い布に縫いつけて日本国旗が、短冊状にした赤・黄・緑の布でギニア国旗が出来上がったのです。

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で、ギニアと日本の国旗が水をくみ出す女性の背後に掲げられていますよね。実はこれ、ギニアで達つぁんとシェリフが自分たちで手作りした国旗なんです。ギニア国旗はともかく、日本国旗をギニアで入手することはかなり難しい。というか不可能に近い。ただ、達つぁんはどうしても村人とセレモニーをやりたかったのでシェリフに相談したところ、「じゃあ作ろうか」と。それで、シェリフが住むラベという町の市場で購入した白・赤・黄・緑の布を洋裁屋さんに持って行き、ミシンで縫い合わせてもらったのです。ギニア国旗は比較的容易に出来るのは分かると思いますが、日本国旗の日の丸には苦労していました。コンパスなんかありません。赤い布に、なるべく正円に近い円を鉛筆で下書きをしてから、カットします。切る道具はハサミのみ(写真②)。

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③ おばちゃんたちも喜んで
    日本国旗を持ってくれた
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定価 2,000円(消費税込)
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〜日本人サラリーマンとギニア人医師の友情〜
2008年11月 文部科学省選定作品(少年・青年・成人向き)
お問い合わせはTM OFFICEまでmailto:tm-office@a-net.email.ne.jp?subject=DVD%E3%80%8C%E5%A4%A2%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%85%88%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%8Dshapeimage_16_link_0


大西洋に面した沿岸部は高温多湿の熱帯雨林気候で、内陸部はやや気温が低く乾燥したサバンナ気候。
6月〜9月頃までが雨期、それ以外は乾期で雨はほとんど降らない。

 
① 「村に井戸が出来たぞ!」
2005年 JICA フォトコンテスト理事長賞

こうして、達つぁんとシェリフが自ら作ったギニアと日本の国旗。このアイデアは本当に良かったと思います。なぜなら、ドンゴル村の村人たちの意識下に日本という国が大きな存在として根付いたからです。セレモニーで達つぁんを取り囲んだ人たちが口にした感謝の言葉は”ンジャラーム、タツ(ありがとうタツ)。ンジャラーム、ジャポン(ありがとう日本)”(ギニアの部族語)。達つぁんにだけじゃなく、必ず日本に言及していたんですからね。日本で達つぁんの活動を応援してくれている人がたくさんいることを、達つぁんはシェリフに伝えていたし、それをシェリフが村人にきちんと伝えて結果です。だからこの日本国旗を喜んで持ってくれる村人がたくさんいたのです(写真③)。

② 国旗を自作する達つぁん
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