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【室戸岬へ】


 今日も天候が怪しい。今回は素直に路面電車ではりまや橋まで向かいます。
 やはり運賃の見方が分からない。たぶん180円でいいと思いつつ、降りる時に運転手に確認すると「早く入れて」とすごく不機嫌そうな声で言われて、ちょっとカチンときたりしました。

 高知駅にはここで乗り換えですが、再び路面電車に乗る気にはなれず駅まで歩きました。

 雨が降りそうな感じだし、高知は公共交通機関は不便だという事でレンタカーを借りることにしました。
 駅前のレンタカー配車所で空きの車があるか聞くとOKとの事。

 6時間だけ借りるつもりだったが小型のクラスは12時間まで料金が一緒らしく、6千円ちょっとで半日借りることが出来ました。

 私はトヨタのヴィッツが置いてあったので、ちょっと乗ってみたかったのですが、実際に貸してもらえたのは黒のスズキ、カルタスワゴン。前のマスクはイマイチですがリアビューはカッコイイ。乗り心地、ハンドリングともにいい感じです。燃費も15Km/Lでよさげな感じでした。けっこう満足です。

カルタスワゴン(レンタカー)
▲借りた車はカルタスワゴン

 さて、神戸駅前を出発した私は国道32号線を西へ向かい、南国市から今度は国道55号線を東南へ走ります。高知県の夜須町を抜け(福岡にもまったく同じ名前の町がある(笑))まずは安芸(あき)市へ。

野良時計
▲安芸市の野良時計

 ここで野良(のら)時計を見学。これは明治20年に庄屋の畠中源馬が時計に興味を持ち、独学で時計の構造を勉強して自宅の屋根に自ら作った櫓時計らしいです。

 そのあと、同市にある維新の志士で陸援隊隊長で坂本龍馬と共に近江屋で暗殺された中岡慎太郎の資料館、「中岡慎太郎館」に行く予定でした。
 しかしこの日はちょうど休館日の火曜日で仕方なく断念しました。よくガイドブックをチェックしてなかったのが不覚でした。

 そしてさらに南下して、向かうは室戸岬。
 途中の景色は壮観。山があって急に落ち込んで海という感じで男性的景観が楽しめました。
 この地形は宮崎の日南海岸(堀切峠など)を思い出させました。やはり太平洋側沿岸は波の力が強いせいでこういう地形になってしまうのでしょうかねぇ?

室戸岬付近の海岸
▲山→崖→海っていう感じの
荒々しい海岸線が続く

 そんなこんなで室戸岬に到着。
 しかし、そのとき、外は雨と強い風で傘もまともにさせない状態で、持ってきた折り畳み傘は骨が折れてしまいました。
 ずぶぬれになりながら、中岡慎太郎の銅像と岬の風景を写真に収め、急いで車に戻ります。

中岡慎太郎の像/全体 中村慎太郎の像/銅像部分

▲室戸岬にある中岡慎太郎の銅像

 そして室戸青年大師像を写真に収めます。この像は弘法大師(空海)の像でこの地は大師が悟りを開いた地とされています。

室戸青年大師像
▲室戸青年大師像

 室戸岬灯台や室戸スカイラインも観てみたかったんですけど霧の為展望を期待できないと思い諦めました。

室戸岬看板

室戸岬情景
▲とりあえず室戸岬の風景。
悪天候なのが非常に残念

 時間が余ったので、そのままさらに東へ進みます。東洋町まで海岸線をドライブ。
 大阪、高知足摺行きのフェリーが出ている甲浦港で引き返し、今度は室戸の山間部を横断する国道493号線で安芸へ戻ります。

 これがまた酷い国道で、地図ではショートカットに見えますけど、実際通ると延々と細い山道を走らされます。

 国道55号に戻ったときにはヘトヘト。そのまま高知を目指します。途中南国市で坂本龍馬の生涯を蝋人形で表してある事で有名な「龍馬歴史館」に寄るつもりでしたが、時間と気力の都合でパス。高知市内でガソリンを給油し、駅前にレンタカーを返します。

 到着したのが午後3時45分。4時のバスになんとか間に合いそうなので、急いで駅で家族へのおみやげを買って、バスのチケットを買い乗り込みました。

 

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