アイルランド−イギリス横断旅行 |
ところが!、9月11日。アメリカでテロ発生。
こんな時期に行くのは。。という気も少ししたけど。
もう休みをずらすわけにも行かないし。ごめん。行ってきます。
∇ 旅のルート ∇
アイルランドは、イギリスではありません。
U.K.は、
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドからなります。
旅のルート
・飛行機で成田からロンドン経由でダブリンへ入る。
・ダブリンから電車とバスで南東部をぐるっと回ってダブリンへ戻る。
・ダブリンの郊外(ダンレアリ)から船で、ウェールズ(ホリーヘッド)に渡る。
・ウェールズのスノウドニア地方を回り、電車でイングランドへ移動。
・ロンドンからユーロスターでパリへ。
・パリから成田へ。帰国。
∇ トラブル続きの出発 ∇
出だしからトラブル発生。
空港へ行く電車を間違えたー。
旅は慣れて来たころに気をつけないといけない、と反省してもあとの祭り。
テロの影響で成田は混雑するのは必至。幸先悪い出だしだ。
と、ここでもうひとつ重大なミスに気が付いた。
worldCashのカードを忘れた。。
このカードは、現地で現金を引き出せる、という便利なもの。
最近は、ずっとこのスタイルだったので、
これがのちのち大いなる困難を招く原因になった。(不吉)
電車を間違えながらも、なんとか間に合って、成田に到着。(あせった。(^^ヾ)
案の定、空港は激混みだった。
我慢して並び、出発にも間に合った。これで一安心。。
じっと13時間のフライト。無事ロンドン到着か?と思ったのも束の間、
ロンドンを経由する便は、すべて、一度、ロンドンに強制的に入国させられるとのこと。
(あーあ、
ロンドンの入国審査が厳しくて面倒だから、わざわざダブリン入国にしたのに。。)
そして予想通り、長蛇の列。ロンドンに入る便は、日本からだけじゃないもの。
当然だよね。
長蛇の入国審査を通り、広い空港内を移動して、国内線出発ロビーまで、荷物を持って走り、
またチェックインで並び、再び荷物を持って、搭乗口まで走って、なんとか出発時間に間に合った。
しかし、ダブリン行きの便はなかなか出発せず、
予定より一時間遅れで出発。
こんなことなら、ロンドンから入国にしておけばよかった。
ダブリン空港から市内まではバスで20分くらい。 バスセンターからホテルまでは歩いて行けると踏んでいたのだけど、 隣のカップルに聞いたところ、タクシーで行った方がいいと言われたので、 そうした。もうすでに暗いし、長旅で(しかも走りまくり)疲れていたので、 ホテルを歩いて探す気力もなかったし。
部屋に落ち着いたら、出発からすでに24時間経っていた。疲れた。
バスから見たダブリンの町は夜だというのに若者が歩いている。
アイルランドはパブが有名だから、みんな飲み歩いているのだろうか?
新しい町に初めてついたときは、いつも不安と期待で一杯だ。
さて、明日はどんな日になるだろう。
∇ 驚きの電車の旅 ∇
部屋をチェックアウトし、とりあえず、ダブリン城へ行く。
その後、しばらく街中をウロウロしていたけれど、
どうも人も車も多く、特に狭い道路をバスがビュンビュン通っていて、
落ち着かないので、早々に別の町に行くことにした。
どこにしようか?コノリー駅でしばらく出発ボードを眺めて。。
わりとすぐに電車があった、wexfordに行くことにした。
およそ3時間半の旅である。
しかし、電車でびっくり!IC
(InterCity。長距離国内電車。特急なので割といい電車が多い。)
なのに、禁煙車がない!
というか、もっと驚きなのは、
吸ったタバコを床に捨てている。。
アンビリーバブル。
電車はわりと混んでいるし、老いも若いも男も女も、
とにかくそこらじゅうでタバコを吸っている。
こ、これは忍耐の旅。(私、嫌煙家なので。)
arklowに着いた。残り一時間。ここで、みんなが降りていくので、やっと快適になるかー、
と思ったら。
everybody, get off. go to bus.
え??
私、wexfordまで行きたいんだけど。といったら。
バスに乗れと言われた。そんなこと切符買うとき言われなかったよ。なんで?
engineer working...なんじゃそりゃ?
駅には5台のバスが止まっていて、分乗してそれぞれ目的地に向かうらしい。
言われるままに、バスに乗りこんだ。
私以外は、みんな白髪のご老人。ちょっと場違いなバスツアーの気分だ。
不安を残しつつ一時間のドライブ。
唯一、バスは禁煙だったので、煙からは逃れられたけど。
到着予定時刻を30分オーバーして、wexfordに到着。
ツーリストインフォメーションが閉まってしまったら、
宿探しが困難になるので、ダッシュした。
ここのツーリストインフォメーションはめずらしく、6時までやっていた。
よかった、働き者で。
ここで紹介してもらったB&Bは、かわいくてGood。
ここのオーナーは、高校生くらいの娘さんを持った女性でした。
∇ ジョーンズタウン城への道連れ ∇
いつまでも朝食がこないので、待っていたら、
(こういうところが、B&Bの不便なところ。)
”コーヒーいかが?朝は彼女は忙しいのよ。”と同じB&Bの宿泊客に声をかけられた。
U.S.から来たそうだ。(ちょっとびっくりした。)
すぐに、西海岸だといわれたけど。
(アメリカも広い。)
年配夫婦とその妹というかんじだった。
これから、arklowの遺跡を見に行くそうだ。車だと移動も楽でいいなあ。。
今日は、ジョーンズタウン城へ行こう。
城行きのバスを待つ。
こういうのに参加するのは車が運転できない人だけ。
シーズンでもないし。
というわけで道連れは2組の老夫婦。
あなたも3時半のバスで帰るの?
というので、yesと言ったけど。
運転手が彼らに告げた帰りのバスの時間と私に言った時間が10分ほど違う。
城からバス停まではちょっと距離があるので、それを考慮したのかな。
彼らには、黙ってたけど。(^^;;
北アイルランドから来たそうで、写真も一緒に撮ってしまった。
しかし、この城、修復中で中がみれなかった。ショック。。。
もうシーズンオフらしく、人もまばらな園内を散策した。
寒さに凍え始めた頃、ようやく帰りのバスの時間になったので、バス停へ向かった。
あの老夫婦たちはいなかった。
園内にはいないようだったけど。
こんなとこでバスがこなかったら、どうやって帰ろうかなあ。
車はたくさん通るから、ヒッチハイクかなあ。
あの人たち、誰かに乗っけてもらったのかなあ。
一人で待つこと15分。
と、やっと、バスがきた。そして、あの老人たちがなぜか乗っていた。。
where did you go?
早くバス停に着過ぎて、行きのバスに乗って、kilmore(隣町)へ行って、
戻ってきたのよ。。
笑った。。
その後、もうお腹ぺこぺこよーという彼らと別れた。
たしかに。あそこは何もなかったもんなあ。
私は旅行中一日二食だから平気だけど。
∇ キルケニー ∇
キルケニーへ行くために早朝出発。本日の天気、スモッグ。
女主人が朝早くて、朝食の準備ができないからと、用意してくれた
クッキーとジュースをありがたくいただく。
このクッキーはとてもおいしかったので町に出たとき探したけどみつからなかった。
いろんな方面へ行くバスが駅前に集合していて、
どれが行くのか、よくわからなかったので、運転手に聞いてみる。
キルケニーへは、乗り換えれば行けるらしいので、乗ってみた。
まあー行き先は別に決まっているわけではないので、だめならだめでいいんだけどね。
電車は今日も動かないらしい。
waterford経由で2時間で到着。
キルケニーは一転して観光地だった。
キルケニー城は街中にあって、すぐに見ることができた。
城内の見学を終えた後、バラの匂いが漂う庭園で休憩した。
ささやかに贅沢な時間だった。
時間があるように思えた旅だけど、そろそろ次に行こう。