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 この歌はNHKラジオ歌謡で、古関の戦後復帰ヒット第1作で、広く若人に愛唱された。ラジオ歌謡としては「恋」という言葉を 最初に歌詞の中に取り入れた斬新なものであった。「戦後軍歌追放で詩人も作曲家も何を作れば分からない有様であった時、 NHKが力をれたのがラジオ歌謡であった。」(『歌暦五十年』)。 (「古関メロディー名曲解説」http://www7.plala.or.jp/edih/melodykaisetu.htmlによる)

三日月娘
作詞 薮田 義雄
作曲 古関 裕而
唄 藤山一郎ほか
1.幾夜重ねて 砂漠を越えて
   明日はあの娘(こ)の 居る町へ
  鈴が鳴る鳴る 駱駝(らくだ)の鈴が
  思い出させて 風に鳴る

2.恋は一目で 火花を散らし
  やがて真っ赤に 燃えるもの
  あの娘可愛いや 三日月娘
  宵の窓辺に チラと見た
3.急げキャラバン 夜道をかけて
  町へ一筋 遠明かり
  鈴が鳴る鳴る 駱駝(らくだ)の鈴が
  弾む心に 触れて鳴る





1946年(昭和21年)